現世は修行の場

瀬戸内寂聴さんのお言葉に、
「私たちはこの世での苦労に不平不満を吐いたりします。
しかし、この世の苦労は来世でよりよい生活をするための修行だと思えば、耐えることができるはずです。」
というお言葉がございます。

私も、まさにそう思います。
最近、「前世」「現世」「来世」ってあるのかな？と思うようになりました。

自分にとって辛い事、嫌な事、苦しい事、煩わしい事から逃げたくなる気持ちはよく分かります。
苦労なんかせずに済んだら、それに越した事はございませんし、
人生、お気楽にいけるのであれば、それに越した事もございません。

が、、、人生はそんなに甘いものではないのでしょう、、、。
それをどのように受け止めて、どのように乗り越えていけるかが、大きな鍵となります。

辛い事、苦しい事、悲しい事、悔しい事、理不尽な事etc、、、は、
我々の「魂」を鍛えてくれる修行そのものであって、
他所様が適当に与えるのではなく、神様がお与え下さっているのだと思います。
試練や修行から逃げずに、自分に負けずに、きちんと取り組んでいきたいものです。

言い訳を言って逃げる事は簡単です。
人のせいや、環境のせいにして逃げる事も簡単です。
逃げ癖だけは付けたくないと思います。
ひとつひとつの苦難を乗り越えて、自分の「魂」を成長させていきたいですね。

「十の修行を得てこの世に戻って来た魂は、十の成長を得て生まれています。
五の修行しか前世で得ていない魂は、五の成長の魂としてこの世に生まれてきます。
魂の成長によって、この世での苦しみの感じ方も違ってくるのです。」
というお言葉を聞いた事もございます。

私達は人間として生かされております。
この世に生を受けたことに感謝し、自分の周りにいる方々に感謝し、
自分自身の「魂」の成長のために、苦しみや辛い事などを乗り越えていきたいものです。

「”おかげさん”でないものは、この世に一つもありません」　相田みつをさんのお言葉。