とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

妊娠を希望される方と妊婦さんと子宮頸がんの関係(子宮頸がんその2)

2017年11月02日 | Weblog


皆様、こんにちは。



ラボスタッフのHN:あかねです。

前回に引き続き、

子宮頚がんについてお話しします。




☆妊娠を希望される方と妊婦さんと子宮頚がんの関係


妊娠中に早期の子宮頚がんと診断された場合は、

多くの場合は円錐切除術を行います。
(円錐切除術とは、

癌化した部分を含めた子宮頚部を、

レーザーメスや超音波メスを使用して切り取る手術です。)


この場合、妊娠を継続することは可能です。


しかし、子宮頚管が短くなるので、

流産や早産を引き起こしやすくなります。


そのため、頚管を閉じる子宮頚管縫縮術を

同時に行わなければならないこともあります。


この子宮頚管縫縮を受けた場合は、

経膣分娩(通常分娩)が可能な場合もありますが、

帝王切開になる場合があります。
(臨月になって抜糸しても締めた箇所が硬化し、

出産の際に胎児が出にくい、

頚管に裂傷ができるなどのリスクも出てくる為)


円錐切除術を行って、

切除した組織の切り口にがん細胞が認められた場合や、

がんが子宮の近くに発生している「腺がん」と診断されたケースなどでは、

子宮の摘出手術も視野に入れていかなくてはならない場合もあります。

※『コウノドリ』第2話で登場した妊婦さんは、まさにこの状態でした。

詳しくはここにはお書きしませんが、

自分自身の命と赤ちゃんの命、、、どちらを優先するべきなのか、、、という、

非常に辛い選択をしなくてはいけない状況になってしまいます。






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