12月のラボ便り
皆様、こんにちは。
12月のラボ便りは、
人工授精と体外受精についてです。
人工授精(AIH)では、
採取した精液を洗浄・濃縮し、子宮内へ注入します。
子宮内へと注入された精子は、自らの力で卵管へと進み、
卵管内で卵子と出会うことで受精をします。
こちらに対して、
体外受精とは、
その名の通り卵子を体の外に取り出して、
体の外(培養液中)で受精をさせます。
まず、採卵手術を行って卵巣から卵子を採り出します。
その後、体の外(培養液中)で受精をさせ、
数日間(2~5日)育てた後に、受精卵を子宮へと戻します。
(受精卵=胚、を子宮へ戻すことを「胚移植」といいます)
また、体外受精における受精方法には、2つの種類があります。
1つ目は、IVF(体外受精)という方法です。
シャーレの中に卵子と精子を入れ、
精子が自らの力で卵子まで辿り着き、受精をします。
精子自身の力で卵子の中へと入るため、より自然に近い方法です。
2つ目は、ICSI(顕微授精)という方法です。
1つの精子を細い針を使って、直接、卵子の中に入れることで受精をさせます。
精子の数が少ない場合や運動性が低い場合、
また、採れた卵子が少ない場合に適応となります。
人工授精で妊娠に至らない原因として、
卵子がきちんと排卵されていない、
排卵しても卵子が卵管の中へ入っていない、
卵子と精子が出会えていない、などが考えられます。
しかしながら、排卵や受精は全て女性の体内で行っているため見ることができません。
そのため、体外受精へとステップアップを行い、
卵子がしっかりと受精・成長したことを確認してから子宮に戻すことで、
より妊娠の可能性を高めます。
今年も残すところ1ヵ月となりました。
一段と寒さも増してきましたので、
お体を冷やされないようお気を付けください。
とくおかLCラボスタッフより
とくおかレディースクリニック
皆様、こんにちは。
12月のラボ便りは、
人工授精と体外受精についてです。
人工授精(AIH)では、
採取した精液を洗浄・濃縮し、子宮内へ注入します。
子宮内へと注入された精子は、自らの力で卵管へと進み、
卵管内で卵子と出会うことで受精をします。
こちらに対して、
体外受精とは、
その名の通り卵子を体の外に取り出して、
体の外(培養液中)で受精をさせます。
まず、採卵手術を行って卵巣から卵子を採り出します。
その後、体の外(培養液中)で受精をさせ、
数日間(2~5日)育てた後に、受精卵を子宮へと戻します。
(受精卵=胚、を子宮へ戻すことを「胚移植」といいます)
また、体外受精における受精方法には、2つの種類があります。
1つ目は、IVF(体外受精)という方法です。
シャーレの中に卵子と精子を入れ、
精子が自らの力で卵子まで辿り着き、受精をします。
精子自身の力で卵子の中へと入るため、より自然に近い方法です。
2つ目は、ICSI(顕微授精)という方法です。
1つの精子を細い針を使って、直接、卵子の中に入れることで受精をさせます。
精子の数が少ない場合や運動性が低い場合、
また、採れた卵子が少ない場合に適応となります。
人工授精で妊娠に至らない原因として、
卵子がきちんと排卵されていない、
排卵しても卵子が卵管の中へ入っていない、
卵子と精子が出会えていない、などが考えられます。
しかしながら、排卵や受精は全て女性の体内で行っているため見ることができません。
そのため、体外受精へとステップアップを行い、
卵子がしっかりと受精・成長したことを確認してから子宮に戻すことで、
より妊娠の可能性を高めます。
今年も残すところ1ヵ月となりました。
一段と寒さも増してきましたので、
お体を冷やされないようお気を付けください。
とくおかLCラボスタッフより
とくおかレディースクリニック