子宝メッセージ 平成２６年１０月１６日

当院の体外受精・顕微授精を乗り越えられた方々からの『子宝アンケート』を着順に掲載させて頂きます。

今現在、子宝ご希望で頑張っておられる皆様の励ましになれば幸いです。

Ｑ１：不妊治療を続けていて辛かった事は何でしたか？

　　　・治療を続けても、必ずしも赤ちゃんを授かれる訳ではないという現実。
　　　・治療を優先したため、仕事に穴をあけてしまったこと。
　　　・初めての採卵の結果が悪かったこと。
　　　・２度目の採卵時、２回目の胚移植で無事に妊娠するも、８週で流産してしまったこと。
　　　

Ｑ２：辛さを乗り越える為に、どのように対処されましたか？

　　　もう起きてしまった辛いことをいくら考えても悩んでも結果が変わる訳ではないので、
　　　仕事に没頭したり、家族や友人と飲みに行くなどして、
　　　あまり考え込まないように努めました。

Ｑ３：子宝という結果を手にする為に、努力された事・工夫された事はありますか？

　　　・徳岡先生に「この日に来て下さい」と指定されたら、どんなに仕事が忙しくても治療を優先したこと。
　　　・採卵前は、グレープフルーツをよく食べました。
　　　・処方して頂いた漢方薬を飲む。
　　　・足湯
　　　・岩盤浴

Ｑ４：不妊治療中での気分転換はどのようにされましたか？

　　　・大好きなお酒を飲む。
　　　・ワイン教室や英会話教室に通う。
　　　・仕事に没頭する。
　　　・主人や親友・親に愚痴を聞いてもらう。←話すとスッキリしました。

Ｑ５：とくおかレディースクリニックを選んで良かったと思われる点は何でしょうか？

　　　・働いている皆さんが、それぞれの持ち場でプロ意識を高く持って仕事している点。
　　　・事務長に「治療に専念するため仕事を辞めようと思う」と話したところ、
　　　　事務長から「仕事と治療は両立出来るから続けた方が良い」と言って頂けたこと。
　　　　（今思うと、本当に辞めなくて良かったです。）
　　　・妊娠出来る最短コースを、誠意を持って示して頂けた点。

Ｑ６：不妊治療を頑張っておられる方々に向けて、励ましのメッセージをお願い致します。

、　　頻繁な通院、痛い注射、と、こんなに頑張っているのに、周囲の人にオープンに出来ず、
　　　そんなに誉められることもなく、、、不妊治療は試練の連続ですよね・・・。
　　　でも、結婚されて、ご主人との間にお子さんが欲しいと頑張られている事自体が、
　　　とても幸せだということを、たまーに思い出して下さい。
　　　十分頑張っていると思うので、ご自分をたくさん労わってあげて下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Ｑ７：お子様が授かった今現在のご様子をお知らせ頂けましたらお願い致します。

　　　娘は、生後４ヶ月になり、大きな病気もせずスクスク育っています。
　　　子供は想像をはるかに超える可愛さで、日々、愛しさが増します。
　　　娘を通じて知り合いも増えました。
　　　私をママ、主人をパパに、両親をジジ・ババにしてくれて有難う！という気持ちでいっぱいです。
　　　
　

励ましメッセージ、まことに有難うございました



ーｂｙ事務長ー





とくおかレディースクリニック

１０月のラボ便り

１０月のラボ便り


皆さんこんにちは。

今月のラボ便りは、
「多精子受精を防ぐ」ということについてお話し致します。

多精子受精とは、
1個の卵子の中に2個以上の精子が入り、受精してしまうことを言います。
これは異常な受精であり、受精しても途中で胚の成長が止まってしまいます。

この様な事態を防ぐための能力が、卵子には備わっています。

受精の流れは、
精子が卵子の透明帯（写真の赤い矢印）にくっついた後、
透明帯の一部を溶かし中に入り込みます。
その後、
精子は、卵子の細胞膜（写真の黒い矢印）とくっつき（膜融合）、
やがて卵細胞内に入っていきます。

まず、
精子が卵子の細胞膜にくっついた時点で、最初の反応が起こります。
この時、卵子の細胞膜の性質が変化し、
これ以上の精子の侵入を拒むようになります。

また、約40分後に卵子の細胞膜付近にあった表層粒という粒が飛び出します。
この表層粒によって、透明帯の性質が変化し硬くなります。
これにより、
透明帯でも、これ以上の精子の侵入を防ぐようになります。

このように卵子は、2重のブロックにより多精子受精を防いでいます。

しかしながら、この能力が不十分であったり、
本当に同時に精子が卵細胞の中に侵入したりした場合は
、多精子受精が起こってしまいます。

多精子受精したかどうかは、受精確認の時点で判別できるので、
通常、このような胚を胚移植することはございません。


とくおかLCラボスタッフより



とくおかレディースクリニック

台風一過

先週は台風１８号、
そして今週は台風１９号、
と、続けて台風が上陸しました。

最近、
天気予報に素直に耳を傾けております。
自然を侮ってはいけないのだと思うからです。

台風１９号の東京上陸に覚悟しておりましたが、
思った以上にサッと通り抜けて下さいました。

今朝は、台風一過の良いお天気となりました。

「風の中で育った木は根が強い」という諺があります。

「吹く風　枝を鳴らさず」のように、静かで平和な世界が有難いですが、
人というのは、
平和で楽ばかりの日々よりも、
困難な中で、逆境にめげずに苦しみや悲しみを耐える事で、
成長していけるのでしょうね。

根を強くして、土台を強くして、
生きていきたいものです・・・。

雨にも負けず、風にも負けず、、、ですね。


ーｂｙ事務長ー




とくおかレディースクリニック

夕焼け

昨日、
１０月１０日の夕焼けは、とても見事でした。
毎度の如く、クリニックから見える目黒通り側のお空になります。
こんなに綺麗な色をしめすのは、なかなかありません。

「夕焼け小焼け」という言葉を思い出しました。

「夕焼け」は、
太陽が西の空に沈む時に空が赤くなるのをいい、
「小焼け」は、
太陽が沈んで１０～１５分後辺りにもう一度空が赤くなるのをいうそうです。

または、
「小焼け」に関しては、
音を整えるための意味のない言葉なのだとも言われ、
「仲好しこよし」の「こよし」と同じく、
口調を良くする為の造語という説もあります。

１９１９年（大正８年）につくられた歌が「夕焼け小焼け」、
１９２１年（大正１０年）につくられた歌が「赤とんぼ」。

どちらにも、
「夕焼け小焼け」が出てきますね。


『夕焼け小焼け（夕焼小焼）』
作詞：中村雨紅、作曲：草川信

夕焼け 小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
おててつないで みなかえろう
からすと いっしょに かえりましょ

子供が かえった あとからは
まるい大きな お月さま
小鳥が夢を 見るころは
空には きらきら 金の星



『赤とんぼ（赤蜻蛉）』
作詞：三木露風、作曲：山田耕筰

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑の実を
小籠に摘んだは、まぼろしか

十五で姐やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿の先


今の時代の子供達は、
山のお寺の鐘がなったらお手て繋いで皆で帰ろう、
カラスも一緒に（カラスはカラスのおうちに）帰ろうね、
とか、
１５歳で嫁いでいき、里の便りも絶え果てる、
とか、
ないですものね。

時代は、すっかり変わってしまいましたね・・・・・。


ーｂｙ事務長ー



とくおかレディースクリニック

ホームページリニューアル

本日、
１０月１０日　午前１０時に、
当院のホームページをリニューアル致しました。

ご意見・ご感想、
またお気付きの点などございましたら、
何なりと仰って下さいませ。

皆様に分かりやすいホームページでありますよう！！


ーｂｙ事務長ー


とくおかレディースクリニック

最近「空」が面白い

最近「空」が面白い、、、
きちんと書けば、
最近、お空を見るのが面白い、、、です。

なぜなら見ていて飽きないからです。
夕方は夕方で、とても綺麗な夕焼けを見せてくれます。

夜であっても、
暗闇の中で雲が流れていくのが見えたりします。

「女心と秋の空」といいますが、
天候が変わりやすい秋空の面白さなのだろうと思います。
今回、移ろいやすい女心はどうでも良い話となります。


「空」とは、
無の面ばかり強調されがちですが、
無と有とあり、否定と肯定の両方の意味を持つそうです。

ボールは、
外面的に膨らんでいても内面的には空の状態。

数字のゼロも、
＋（プラス）、－（マイナス）両方になる可能性を持つ数字。

我々人間も、
肉体という形を持ちつつ、精神という見えないものも持っています。
その精神という見えないものを「うつろな、非現実的存在」というそうです。

実体的存在が無い事を「空」といい「無」と認知されますが、
その「空」であり「無」があるからこそ、
執着から解き放たれるのだというお話を耳にした事があります。

最近、私が面白いと思う「空」は「そら」であり、
ここでお話させて頂いた「空」は「くう」「から」と呼ぶのだと思いますが、
「空間」というものは、
何か世の中に安らぎを与えるものだと感じております。

とりとめのないお話となり、
本日のテーマは何だ！？という事になりますが、
時には「空（そら）」を眺めたりして、
心も頭も「空（から）」にしてあげる時間も必要だという事ですかね。
↑
こじ付けかも・・・。

本日、クリニックから見えた「空」の様子＝「雲」も、何だかとても面白い様相でした。

本日、１０月８日の夜は、”皆既月食”です。
皆様、お空を見上げて下さいね。


ーｂｙ事務長ー



とくおかレディースクリニック

１０月の受付便り

１０月の受付便り


こんにちは。
最近は、涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたね。

今回は、血流改善についてお話しします。

女性は、冷えを感じる方が多いですよね。
これから寒くなりますので、
さらに冷えを感じる事が多くなるのではないでしょうか？

冷え症だから妊娠できない！というわけではありませんが、
冷えを改善することで、
妊娠に関してはもちろん、日常生活にとてもいい影響を与えます。

子宮と卵巣にとって、血流は欠かせないものです。
血流が悪いと、どんどん機能が低下します。

排卵誘発剤などのお薬の成分は血流に乗って卵巣へ届きますから、
血流が良い方が、その分、卵巣へしっかり届き、
卵胞の発育が良くなる可能性があります。
毎回痛い注射を頑張って打たれているのですから、
少しでも良く効いて欲しいですよね。

改善方法ですが、
外からカイロ等を当てたり、靴下を重ね履きしたり、
表面だけ温めるだけでは充分とはいえません。

内側を温めることも大切です。

・適度な運動をすること
・ストレッチや体操をすること
・カフェインを摂りすぎないこと
・ストレスをためないこと
・体を温めてくれる食べ物を積極的に摂ること

など、改善策は色々あります。

良く耳にする内容ではありますが、
良いと分かっていてもなかなか行動に移せなかったりしますよね。

無理をして、それがかえってストレスになってしまうと逆効果となってしまいますので、
適度に、徐々に行なっていくのが良いでしょう。

病院で受けている治療に加えて、
ご自分で出来ることを積極的に行う事が大事だと思います。

当院では血流改善のために、
子宝エクササイズとリフレクソロジーを行なっております。

子宝エクササイズは隔週水曜日 １５時～１６時
リフレクソロジーは月曜日 午後外来中 です。

予約が埋まりやすいので、ご希望の方はお早めにご連絡下さい。
待ち時間の間、少し待合室を離れてリラックスして頂くのも良いと思います。

秋は、食欲の秋・スポーツの秋・・・などと言われるように、
活動しやすい季節です。

皆さんにとって実りの秋となるように、
これからもスタッフ一同頑張って参ります！


とくおかLC受付医療事務スタッフより



とくおかレディースクリニック

「過信」

「過信」はいけませんね。

健康と視力にだけは自信がありました。

その視力も、老眼と共に失われていき、
本当はメガネをかけないと物がよく見えなくなりました。
歳をとってから視力が悪くなったので、
コンタクトレンズなどは怖くて、とても使えたものではありません。

でも、
健康だけは取り柄と思い込んで生きてきましたが、
この週末、
その自信さえも失いました・・・。

健康というものは、「過信」していてはいけませんね。
きちんと管理をしていくものなのですね。

「健康の有難みを思い知れ！！」と神様からお叱りを受けたような思いです。

体調管理、健康管理、しっかりとしていきたいものですね。

そして、
「過信」のみならず、
「油断」も、断然、禁物です。



　　　自信と過信は紙一重。


　　　自信は過信に陥りやすい。
　　　その驕りが油断を生む。



まさにその通りですね。

　　　
本日のお写真は、
台風１８号が通り過ぎた直後の空です。
クリニックの目黒通りの窓から見えた空です。
空・・・というよりも、海にも見える色ですね。
パーシモンホール側の住宅街が、
何だか海を臨むリゾート地のようです。



ーｂｙ事務長ー


とくおかレディースクリニック

２０１４年・・・１０月・・・

２０１４年も１０月になりましたね。

今年も残すところ、３ヶ月弱・・・です。

本日、１０月３日はとても暑い一日となりました。
夏日のような暑さでした。

まだまだ気温の上下がありますね。



　　山から遠ざかれば

　　ますますその本当の姿を見ることができる。

　　友人にしてもこれと同じである。


デンマークの童話作家で詩人のアンデルセンの言葉です。

人とより良き関係を築くには、
あまりにも近づきすぎてはいけないという事ですね。
仲良しこよしにならなければその人を理解出来ないわけではなく、
ほど良い距離を保つ事で、より良く理解出来る事も多々あります。

相手をよく理解して、愛を持って接していきたいものです。

皆様、
より良き１０月をお過ごし下さい。


追伸　－　本日のクリニックから見えた、本日の雲の様子です。
　　　　　横に長くたなびいている雲でしたから、もっと横長く写ると素敵なのですが、
　　　　　真ん中のみ移すだけでは勿体ないくらい綺麗な雲でした。


ーｂｙ事務長ー


とくおかレディースクリニック

１０月の看護部・検査部便り

１０月の看護部・検査部便り


皆様 こんにちは。
すっかり涼しくなりましたね。
急な気温の変化は体に負担をかけます。
体調を崩さぬよう、お気をつけ下さいね。
また、
気温の低下と共に日照時間も減ってゆくこれからの季節は、
気分も落ち込みやすくなると言われています。

不妊治療をしていくうえでも、気分転換は非常に大切です。
治療期間が長くなってくると、どうしてもストレスが溜まったり、
焦りや憤りから気持ちが不安定になってしまうこともあります。
ゆえに、治療から離れてしまう方もいらっしゃいます。
当院をご卒業された方々のお声を集めた「子宝アンケート」を読んでおりますと、
ご妊娠された多くの方が、何かしら気分転換をして、
上手く治療と付き合っていらっしゃったようですね。
旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、映画を見たりと様々ですが、
治療以外にも気持ちを向けられる趣味を持つことで、よい気分転換ができます。

その中の一つとして、観葉植物の栽培もお奨めです。
近年、植物がもたらすヒーリング効果や健康効果が注目されています。
園芸療法といって医療に取り入れられることもあります。
植物からはフィトンチッドという成分が出ており、
自律神経を整えて精神をリラックスさせてくれる効果があります。
また、植物には有害物質を吸着、分解し新鮮な酸素を作り出す天然の空気清浄機のような働きがあります。
酸素とともに放出されるマイナスイオンは、心をリラックスさせ、
体の酸化を抑えて疲労を防ぎ免疫力をアップさせてくれます。
体の酸化は卵子の老化にも繋がりますから、
マイナスイオンを浴びることは卵子にとっても良いですね。
植物の多くは緑色ですが、
青色や緑色は目の疲れを和らげたり、
大脳皮質の働きを活性化すると言われています。

当院は一面が開放的な窓になっています。
ふとした時に、窓の外を見てみて下さい。
晴れた日は青空と緑のコントラストがとても美しく、すがすがしく穏やか気持ちになります。
都立大学は緑が豊かです。
通院時いつもと違う道を通って周りの草木に目をやってみるのもいいですね。

植物は毎日毎日心を込めて、一生懸命お世話をしていると、
必ず反応が反ってきます。
新芽が芽吹いた時は、えもいわれぬ喜びです。

不妊治療においても、なかなか結果が出なくて不安になることがあっても決して諦めず、
心を失わず取り組み続けることが、新しい命の誕生に繋がってゆくことでしょう。

これからの季節は紅葉も美しくなり、
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋 、多くの楽しみがありますね。
心身ともにリフレッシュし、治療にも明るく前向きな気持ちで取り組んでいきましょう。
皆様が一日も早くご妊娠なされますように・・・


とくおかLC看護部・検査部便り



とくおかレディースクリニック