頑固爺の言いたい放題

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国勢調査雑感

2020-10-01 16:09:04 | メモ帳

国勢調査の調査員が拙宅にやってきて、説明書・質問票などを置いていった。調査員にその場で質問に逐一答えるのかと思っていたが、そうではなかった。

そこで生じた疑問:

● 相手が不在だったら、調査員は書類を手渡しするまで、何回でも住居を訪れるのだろうか。郵送ではダメなのか。

● 調査員記入欄があり、ここには一戸建てか、共同住宅かなどを記入するようになっている。つまり、調査員は質問票を受け取ってから、また住居を訪れることになる。しかし、それでは二重の手間がかかるから、この欄も回答者に任せていいのではないか。

爺は米国の国勢調査に2回協力したが、受領も発送も全部郵送で済んだ記憶がある。もっとも、当時はネットが今ほど発達していなかったとい事情もあるが・・・。

ところで、外国人居住者が増えたことで、次のような問題点が考えられる。

● 外国人には英語だけでなく、スペイン語やアラビア語などの言語でそれぞれ説明書・質問票を用意する必要があるが、どう対応しているのか・

● それぞれの言語で案内書・質問票を用意しても、協力しない外国人は多いのではないだろうか。

さて、質問票を見ると、質問は16項目あるが、引退者が答えるのは11項目。一見して、回答には15分もあれば十分だろうと判断した。

仕事している人の場合、16項目に記入する必要があるが、それでも記入に要する時間はぜいぜい20分だろう。

さて、回答書は手書きで記入して郵送してもいいが、ネットでも回答できる。ネットで回答するには、案内書に書いてあるログインIDとアクセスキーを入力する必要があり、どう見ても手書きで記入し、郵送する方が簡単で早そうだ。

しかし、調査当局としてはネットによる回答の方が省力という観点でベターなのかもしれぬと考えてネットでの回答を試みた。しかし、ネットの入力要領を読むだけでもかなり時間がかかるので断念し、手書き回答を郵送することにした。結果として、実際の所要時間は約10分だった。

いずれにしても、ネットで回答する方が早いとは思えない。つまり、ネット回答を受け入れるためのシステム作りに多大の費用がかかったはずだが、それはムダではなかったか。

調査当局は調査の手法を練りに練った結果、今回のよう形になったと思う。しかし、費用と労力の節約と言う点で、まだ考える余地がありそうだ。次回は今回の結果を踏まえて、さらに練って頂くよう期待する。

もっとも次は10年先だろうから、当局の担当者は代わっているだろう。国勢調査のノウハウ引き継ぎは難しい面がある。

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