2月があっという間に終わってしまいます。
経理ソフトの不都合でこのところパソコンと闘っていましたので、ブログの更新がなかなかできませんでした。
作品のご紹介など色々書かせていただきたいことばかりです。
まず・・
久しぶりに手拭いのご紹介を。
先日ご来店のお客様から、こんな素敵な手拭いを頂戴いたしました。
以前も書かせて頂いた結晶のお話をしてくださったお客様はずっと結晶柄のグッズもお集めになっていて
最近その一部をカフェギャラリーで展示されました。
あいにく私は伺うことができなかったのですが、エルメスのスカーフや手拭いなどを写真で見せて頂くと大変美しくびっくりいたしました。
結晶の図案を描くとき、縦軸と横軸、どちらを中心にするか?という興味深いお話もお聞きしました。
西洋ではほとんどが横軸を中心に描き、日本では多くが縦軸を中心に描くということです。
なるほど、この手拭いも縦軸を中心に結晶が描かれていますね。
私の大変個人的な印象ですが・・
そう考えると同じ油絵でも、西洋画は筆を横に多く使い・・小磯や金山など日本の油絵画家は縦の線を日本刀を使うようにスパッと描くような気が致します。
筆さばきひとつにも、国民性や文化の違いがでるのかもしれませんね。
お客様お一人お一人に、その方の過ごしていらした時間があることをこの頃よく実感し、また感動致します。
収集という一つのご趣味にもそのかたの使われてきた時間が色濃く反映されています。
美術品に限らず、どんなに小さなものにもです。勿論、きっと私の手拭いにも。。
桜が咲くまでに、もし雪が降るような一日があれば、この手拭いをもって出かけようと思います。