急にまたお寒くなりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日、月曜日とブログもお休みをいただきましたが、その間にお客様がたが、私のお願いに応えてメールをお送りくださり、大変嬉しく拝読いたしましたので、いくつかご紹介させていただきます。
Yさんのコレクションは以前にもこのブログでご紹介をさせていただきました。
ご自宅の作品の掛け替えに、東山魁夷の小品とともに、幾つか作品をお飾りになられたそうで、その中の森本草介の「プルーン」について画像とお言葉をお寄せくださいました。
小品ですが、とても密度濃く描かれている作品で、まさにコレクター様向きの作品。確かに市場に出されることはなく、お客様からお客様にコレクションのバトンが受け継がれ続けています。
私の好きな作品です 。
佐橋さんは 写実でありながら油彩画の枠をでていない作品 と評しておられました 。
写真のような写実画が一時たくさん でましたが 油彩画の感覚を残しているところが気に入っており いつまでも眺めていたい作品の一つです。
「油彩画の枠を出ていない」というのは、油彩という手段がもつ独特の「趣き・手触り感」を失っていない という意味の言葉かなと思っています。
森本草介は、一見野暮ったくなりそうな写実画的題材を選びながら、その確かな技量で作品に画品を保ちつづけられた稀有な画家だったと感じています。
最後に
佐橋さんのお言葉を噛みしめながら眺めています
というお言葉をお添えいただきました。
今月23日で、佐橋が他界して一年半となります。
私もやっと一人に慣れて参りました。
そうですね、、決して、独りではありませんね。
皆様と共に。
心からそう感じます。
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