つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

はちく

2022年05月10日 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日にお会いしたお客様からご自宅に育ったハチク、漢字では淡竹と書くそうですが、
をいただきました。

以前にもいただいと事があり、大変さっぱりと美味しかったので、今回も早速調理開始。

日曜日に淡竹を私どものために切ってくださったので、本当はその当日に
皮を剥けばよかったのですが、その元気がなく、翌日の作業となりました。

その一晩に、たけのこがさらにニョキニョキ大きくならないか?折角の新鮮味を台無しにしてしまわないか?
とハラハラでしたので、月曜日、昨日は朝早くから台所に立ちました。





以前もそうでしたが、「こんなに頂いてしまって食べ切れるかしら?」と思うのです。



が、

その皮を剥いても剥いても、なかなか美味しいところが出てきません。













そして、30分ほどかけて、20リットルのゴミ袋いっぱいの皮と、小さなボールにこれだけの
筍に分けることができました。

淡竹は孟宗竹の筍と違い、地上に出て30センチほど伸びたところが食べごろでアクもほとんどないので、軽く下茹でし、味付けをすればすぐ食卓に出すことができます。

私も早速、お米の研ぎ汁で軽く茹で、わかめと一緒に煮させていただきました。

写真を撮り忘れましたが、とっても柔らかく、美味しくいただきました。

それにしても、





この色の美しさ!!

この緑は、あの小野竹喬でもなかなか出せないだろう。

とか、

若緑、白、薄紫色のそれぞれの美しさ、その変化の妙に感じ入り、
私たち人間もこの淡竹一本と同じ命を持っているのなら、本当はとても美しく
生き生きとしている存在なのだろうなぁと思わず反省をしたりしておりました。







子供の日に飾った菖蒲も、お花屋さんに教えてもらった通り、2番花の成長中です。

グングン上へ上へと伸びる力。

季節は早くも初夏ですね。




菖蒲の2番ばなの育て方




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コレクション

2022年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム




ゴールデンウィークを皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
今年こそ!とお出かけになられた方々も多くいらっしゃると思います。


ブログにも少しお休みをいただいて、私はやっと仕事の事から解放された気分でいます。
というところで、明日からお仕事〜となるのですけれどねぇ。




佐橋に運転の許可を頂けたので、少し前から車を使えて便利になりましたが、しばらくは
リハビリ通院と仕事以外はあまり遠出をせずにいようと思っています。

ですからその分、おうちの片付けに頑張っています。

寒暖差が激しく、まだ暖房器を仕舞えずに、、衣替えは済ませるという矛盾に満ちたお片づけ。
温暖化と加齢現象で段々これが当たり前になるのだろうとも思えます。


さて、帽子。






今では、帽子はすっかり佐橋のトレードマークになっていますが、もともとは私が
好きで集めていました。


マスクとメガネだけでも鬱陶しく、この頃はほとんど被らずにいますが
それでも、季節の変わり目には帽子の衣替えをしています。



この画像のほかにも色々持っていますが、買ってから一度も被っていない帽子もあります。

例えば、左列2番目の帽子は、バーゲン品を良いことに、カシニヨールのご婦人をきどって買ったものですが、結局恥ずかしくて被って行くところがありません。2年以上押し入れに仕舞っておく間に、ツバがよれてしまいました😭

帽子のコレクションと絵画のコレクションを比較するのもおかしなお話ですが、
結局、物を集めるときは、成功と失敗の比率は7対3くらいのところのように感じます。いや、6対4かな?

その時は気に入って求めたものばかりでも、結局いつも使うのは高価なものばかりとは限らず
被り安いもの、飾りやすいもの。

持っているだけで幸せということもあるでしょうけれど、帽子の場合、被らなければ意味がない。絵画なら飾らなければ作品が可哀想。結局、使わなくなったものを処分することの反省と資金的に損をすることの覚悟を持って、次の新しいものを買い求めていくしかないのですね。

なんと、よく深い事だなぁ〜
と自分でも思い、お金を使い何かを買うという行為自体に少し飽きてくるお年頃が還暦なのか!
とこの頃では集めてきたものを整理しながら感じています。

そして、反省のほとぼりが冷める頃、、引き出しに少し余裕ができるとまた何か買っている。

この繰り返しのまま、人生は終わっていくのでしょうねぇ。

それなら、せめて、コレクションの質のグレードアップを目指していきたいと思っています。
帽子の場合、帽子の質のレベルアップには、被るモデルの美しさのレベルアップが必須、早道かもしれませんが〜ぁ〜あ。。











 






コメント (2)
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