最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

医療事故

2005-07-27 17:32:56 | 医療と健康
6月30日に杏林大学病院脳神経外科手術で発生した医療事故について、
病院がネット上に詳しい経過を発表している。

「脳血管内手術中のくも膜下出血発症事故」について

これを読むと、この手術をしなければ、患者は症状が進んで
危険な状態だったようだ。
何とか状態を良くしようとしてもうまくいかず、
かえって悪い状態になることは、
人間が行うのであるから、あって当然だ。

脳血管内手術なんて足の付け根から
動脈にカテーテルという細い管を入れて
脳の血管内にまで通していくのだから、
血管を傷つけずに行うことができる方が不思議な気がする。
初めてそんなことができた時には、
拍手喝采だったことだろう。
それが、かなりポピュラーになってくると、
できて当たり前のようになる。
そして、ミスはこうして大きく発表される。

脳外科の手術など、器具や麻酔方法その他諸々進んでくると、
信じられないようなことが可能になる。
しかしそれだけ高度な技術が要求され、
それと同時にほんのちょっとしたミスが
重大な結果を招くようになってきている。
よくマア、脳神経外科医等という職業を選ぶものだ。

一昔前なら、到底無事に済まなかっただろう私が、
こうして、ブログを書いて楽しんでいる。
だから、私を助けてくれたDr.なんて私にとっては神様よ!

コメント (7)
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