幼い子どもが殺される事件が続いている。
子供を持つ親は、皆自分の子どもがそんな目にあったらと思えば、
一人で外を歩かせることは、もう心配でたまらなくなることだろう。
昔から、こういう事件がなかったわけではない。
しかしこんなに頻繁に起こることはなかった。
少し前の事件になると、もうどんな事件だったか忘れてしまうほどだ。
こういう事件が起こるとご近所や地域の力で
子どもを見守っていこうという話になるが、
最近の地域社会の崩壊をみると
もう、それは無理なのではないかと思ってしまう。
昔は交番からお巡りさんがよく来て、
家族の構成や職業を頻繁に聞きにまわっていた。
しかし、最近は個人情報は、聞くことも話すことも
極端に慎重になっているせいか、全くなくなってしまった。
確かにそんな個人情報を調べて、全てを管理されているのかと
心配面もあるが、情報をつかんでいれば捜査もやりやすいし、
抑止力となり、事件が起きにくいといういい面もあると思う。
隣にどんな人が住んでいるか、家の前を通る子がどこの子かも
全く知らないような社会。
情報漏洩で起こる怖さより、
情報を全く秘密にする世の中の方がより怖いかも…
私のような、子ども大好きオバサンも声をかけたら
怖がって逃げられちゃうだろうな。
でもこれだけ事件が起きれば、
子どもに知らない人から声をかけられたら
逃げるように教えざるを得ないだろうし…
つまらない世の中!