最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

偲ぶ会

2005-12-04 18:55:38 | Weblog
       

今日は、8月に膵臓ガンで亡くなった学生時代のサークル、
ワンゲル部のO先輩を偲ぶ会が新宿で行われた。
通夜の席で、ぜひ偲ぶ会を開いてあの頃の仲間で集まろうといっていたのを
先輩と同期の人たちが実現してくれたのだ。
先輩が在学していた時、一緒に活動した前後合わせて
7期の人たち四十名余が集まった。

もう定年を迎えた方、そろそろの方、そういう年代なので髪は白く薄くなり、
もうこんなに年月がたったのだとしみじみ思った。
京都から、足利からと遠くに住んで忙しい時期なのに多くの人が駆けつけた。
卒業以来初めて会った人も多く、O先輩が会わせてくれたのだと有り難く感じた。

くも膜下出血を乗り切った私の他、ガンを乗り越えた人、脳腫瘍を乗り越えた人、
いろいろな病気をしながら、無事現在元気で生活している人も多いのに、
先輩は、見つかった時はもう死を宣告されたとか…
膵臓ガンのように、症状が現れにくい病気は本当にたちが悪い。

我々が大学時代はあの学園紛争のまっただ中、
ずいぶん真面目に自分たちのあるべき姿について語り合ったなあと懐かしんだ。
真面目に語り合うことが、かっこよかった。
今は、真面目に語り合うことがかっこわるい時代。
若くて、考え方は未熟だったが、
熱く語ることって人とのつながりはできやすいと思う。
意見はぶつかり合っても、関係は却って深まることは多い。
関係が壊れることを恐れて、曖昧語を使って議論を避ける今の時代は、
人とのつながりができずに、孤独感を感じることが多いのでは…
そんなところに引きこもりになる一因もあるのかとも思う。

最後にみんなで部歌「砂山」と
スキーが好きだった先輩のために「シーハイルの歌」を歌った。
よく、山で歌を歌ったが、そんなこと今の若者はしないだろうな!
コメント (4)
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