素人の強みを発揮せよ！

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【贈る言葉】

専門家ほど詳しい知識がないからこそ、自ら壁を作らず新しい技術に挑戦できる利点もある。

　　　　　　　　　　～栗田佳直～

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【本文】

■素人の強みを発揮せよ！■

専門知識を持ち、それをさらに極めることは大事だ。

しかし、専門バカになってしまい、やる前からできない理由を並べて反対する人も多い。

理論は条件が変わるとプロセスや結果が違ってしまうことはざらだ。

「柔軟性」なるコンピテンシーを磨いておくことが大切な所以である。

その点、専門知識に疎い人は「怖いもの知らず」だ。

むしろ素人ゆえに「好奇心」も旺盛だから直ぐに試したくなる。

試してみると案外うまくいくことが多い。

雪国まいたけの大平社長、革命的冷凍機を開発したアビーの大和田社長は技術に疎いから成功できたと述懐されている。

何とかしたいという執念で実験を繰り返して「モノ」にしている。

素人の強みを如何なく発揮した例だ。

　　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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経営者はプロ意識を持とう！

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【贈る言葉】

今の時代「お涙頂戴」の精神では商売は成り立たない。一般市場で競争して生き残っていくためにはみんなプロ意識を持たないと。

　　　　　　　　　　～西沢　心～

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【本文】

■経営者はプロ意識を持とう！■

輸入の食品と国産の食品では売価が２倍以上も違う例もある。

毒餃子事件やうなぎから使用禁止の薬物が検出されたりすると中国産は消費者にそっぽを向かれて業者は売れるはずもない在庫を抱える。

そのため産地偽装に走ることになる。

たとえばタケノコの卸業者である「たけ乃子屋」の産地偽装が発覚した時のことだった。

中国産では売れない。

だから国産と偽装し、しかもご丁寧に生産農家の人だと偽って写真まで表示した。

社長はお詫び記者会見で涙ながらにお詫びをし「経営不振を何とかして社員の雇用を守りたかった」と弁解した。

お涙頂戴で世間の同情を買いたいようだが、そうはいかない。

経営者はプロ意識に徹して正攻法で勝てるビジネスを展開しなければ社員の雇用を守るどころか自分まで失業してしまう。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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