第2日 2008年9月5日(金)
=名立から直江津へ=

昨日の曇り空と変わって好天となり、残暑が厳しそう。谷浜の
民宿で朝食を早めに出してくれたので、予定より1本早い電車
に乗る。昨日のゴール、名立(なだち)駅に戻り、7時38分にスタ
ートした。
昨日寄った名立寺の先の交差点から、自転車道に入る。自転
車道は名立大町の家並みの東側を通過するので、西側の海沿
いの、宿泊施設や地場産業館、健康ランドなどのある「うみてら
す名立」には寄らずに先へ進む。

名立小泊集落の宗龍寺の本堂に、「竜宮の鐘」と記された鐘
が下がっていた。

寛永4年(1627)の「名立崩れ」で土砂とともに海中に押し出
された鐘が、明治初年(1878)頃、異様な海鳴りに気づいた
猟師たちにより引き上げられたもので、安土桃山時代以前の作
と見られる古い鐘だという。
隣の日前神社境内には、カシやケヤキの古木が多く、社殿の
木彫もなかなか精巧なものだった。

集落のはずれで、自転車道は海沿いの国道8号横に下った。

紺碧の日本海を左に見ながら、再び少しずつ高みに上がり、
穏やかな日本海の絶好の展望地となる。
絶壁で突き出た岬が右に大きくカーブするあたりが鳥ヶ首岬。
下の写真は、岬を回ってふり返ったところ。

何の表示も出てないが、ここが、私も2年前から参加している、
やまさんの「国際ウオーキングトレイル」実踏ルートの出発地で
ある。
岬の先で短いトンネルと洞門を抜け、右手の山から急激に下
る斜面下を進む。

上の写真も、洞門の先からふり返ったもの。
日差しが次第に強まり汗が出るが、自転車道の中で一番、海
の眺めの良いところだった。

岬から1.5㎞ほどの乳母岳トンネル(463m)と青木坂トンネル
(321m)を通過、行く手に有間川の集落や漁港が見えてきた。
有間川集落の入口付近にあった有間川休憩所のベンチで小
休止。

簡易トイレと水飲み場、ベンチ、日差しをさえぎる藤棚などが
設けられていた。
すぐ先の自転車道の両側は、黄花コスモスが花盛り。

有間川駅の手前から国道8号沿いとなり、漁船の見える有間
川漁港の傍らに、海の展望場所らしい「有間川フィッシャリーナ」
と呼ぶ独特のデザインの建物があった。

集落の東で桑取川にかかる有間川橋を渡ると、屋根つきの
有間川駐輪場が設けられていた。
谷浜海水浴場の砂浜が近づき、自転車道最長の長浜トンネル
(467m)に入る。

トンネル内は皆涼しいが、長いだけにこのトンネル内は、特に
涼しく感じられた。
上越終点3.7㎞の表示があり、再び国道8号沿いへ。以後、
終点までずっと国道沿いで、日差しが強まり暑さが一層厳しい。
長浜集落に入り、昨夜泊まった谷浜駅付近まで、海水浴や
釣り客を対象の民宿が、国道に沿ってずっと並んでいる。

駅のそばに、大きな木造2階建ての越後酒蔵資料館があった
が、閉館していた。
昨夜の民衆の前を通過し、最後の岬、虫生岩戸に向かって緩
やかな上りとなる。のどが渇くのでコンビニ・ディリーでアイスを
買い、日差しを避けて店の影で、谷浜海水浴場や、有間川、鳥
ヶ首岬方面ををふり返りながら、休憩した。


虫生岩戸の岬も何となく過ぎ、緩やかに下って海に突き出た
釣り場、海洋フイッシングセンター(上)を通過し、11時15分に
久比岐自転車歩行車道の終点である、郷津交差点に着いた。

大きな表示はあるが休憩所もコース案内もない、ちょっと拍子
抜けのゴール。その先は、車の多い国道8号か左の海岸に下
る車道を勝手に進めといわんばかりで、不親切なゴールだった。
(続く)
=名立から直江津へ=
昨日の曇り空と変わって好天となり、残暑が厳しそう。谷浜の
民宿で朝食を早めに出してくれたので、予定より1本早い電車
に乗る。昨日のゴール、名立(なだち)駅に戻り、7時38分にスタ
ートした。
昨日寄った名立寺の先の交差点から、自転車道に入る。自転
車道は名立大町の家並みの東側を通過するので、西側の海沿
いの、宿泊施設や地場産業館、健康ランドなどのある「うみてら
す名立」には寄らずに先へ進む。

名立小泊集落の宗龍寺の本堂に、「竜宮の鐘」と記された鐘
が下がっていた。

寛永4年(1627)の「名立崩れ」で土砂とともに海中に押し出
された鐘が、明治初年(1878)頃、異様な海鳴りに気づいた
猟師たちにより引き上げられたもので、安土桃山時代以前の作
と見られる古い鐘だという。
隣の日前神社境内には、カシやケヤキの古木が多く、社殿の
木彫もなかなか精巧なものだった。

集落のはずれで、自転車道は海沿いの国道8号横に下った。

紺碧の日本海を左に見ながら、再び少しずつ高みに上がり、
穏やかな日本海の絶好の展望地となる。
絶壁で突き出た岬が右に大きくカーブするあたりが鳥ヶ首岬。
下の写真は、岬を回ってふり返ったところ。

何の表示も出てないが、ここが、私も2年前から参加している、
やまさんの「国際ウオーキングトレイル」実踏ルートの出発地で
ある。
岬の先で短いトンネルと洞門を抜け、右手の山から急激に下
る斜面下を進む。

上の写真も、洞門の先からふり返ったもの。
日差しが次第に強まり汗が出るが、自転車道の中で一番、海
の眺めの良いところだった。

岬から1.5㎞ほどの乳母岳トンネル(463m)と青木坂トンネル
(321m)を通過、行く手に有間川の集落や漁港が見えてきた。
有間川集落の入口付近にあった有間川休憩所のベンチで小
休止。

簡易トイレと水飲み場、ベンチ、日差しをさえぎる藤棚などが
設けられていた。
すぐ先の自転車道の両側は、黄花コスモスが花盛り。

有間川駅の手前から国道8号沿いとなり、漁船の見える有間
川漁港の傍らに、海の展望場所らしい「有間川フィッシャリーナ」
と呼ぶ独特のデザインの建物があった。

集落の東で桑取川にかかる有間川橋を渡ると、屋根つきの
有間川駐輪場が設けられていた。
谷浜海水浴場の砂浜が近づき、自転車道最長の長浜トンネル
(467m)に入る。

トンネル内は皆涼しいが、長いだけにこのトンネル内は、特に
涼しく感じられた。
上越終点3.7㎞の表示があり、再び国道8号沿いへ。以後、
終点までずっと国道沿いで、日差しが強まり暑さが一層厳しい。
長浜集落に入り、昨夜泊まった谷浜駅付近まで、海水浴や
釣り客を対象の民宿が、国道に沿ってずっと並んでいる。

駅のそばに、大きな木造2階建ての越後酒蔵資料館があった
が、閉館していた。
昨夜の民衆の前を通過し、最後の岬、虫生岩戸に向かって緩
やかな上りとなる。のどが渇くのでコンビニ・ディリーでアイスを
買い、日差しを避けて店の影で、谷浜海水浴場や、有間川、鳥
ヶ首岬方面ををふり返りながら、休憩した。


虫生岩戸の岬も何となく過ぎ、緩やかに下って海に突き出た
釣り場、海洋フイッシングセンター(上)を通過し、11時15分に
久比岐自転車歩行車道の終点である、郷津交差点に着いた。

大きな表示はあるが休憩所もコース案内もない、ちょっと拍子
抜けのゴール。その先は、車の多い国道8号か左の海岸に下
る車道を勝手に進めといわんばかりで、不親切なゴールだった。
(続く)