あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ドイツ・アルテナ周辺の歩き旅①

2009-08-29 21:14:07 | ドイツのウオーキング
 2009年8月12日(水) 晴
 =東京国際空港(成田)からフランクフルトへ=

 東京国際空港に9時半までに集まった「やまさん」ほか参加者8人は、
全日空 NH209便に乗り、予定の11時30分より30分近く遅れて成田
を後にした。

 夏の旅行シーズンで機内に空席は見あたらない。乗客の大多数が日本
人らしい顔、我々は主翼より後部の座席だった。

 小樽からハバロフスク上空を経て、大半の時間はシベリア大陸を横断、
サンクトペテルブルグ北方を通過、日本より7時間遅い現地時刻16時半
ころ、ドイツの空の玄関口、フランクフルト国際空港に着く。

 地下にある空港駅から、市内と郊外とを結ぶSバーンと呼ぶ鉄道のS9
路線に乗る。フランクフルト中央駅(Hbf)の二つ先、ハウフトヴァッヘ
(Hauptwache)駅で下り、南東方のマイン川(Main)河畔にある宿に向かう。


 駅の周辺はフランクフルトの中心街、カタリーナ教会の横を通り、道路の
上をまたぐ回廊つきの建物の下を通過してレーマー広場へ。

 木組みの建物などがびっしりと並ぶ広場の中央には、ユスティツィアの
泉があり、中央に女性像が立つ。


 歴史博物館の横を進んで、マイン(Main)川河畔通りに出た。

 川岸には遊覧船が幾つか停泊していて、対岸には尖塔の目立つ教会
が見える。


 河畔を東に向かう。次の通の奥に、外壁を工事中の大きな建物が見え
た。高さ157m、1562~1792年にかけて10人の皇帝の戴冠式が行
われたという大聖堂である。



 レンガ造りのアルテ橋を渡りながら振り返ると、フランクフルト中心街の
高層ビル群がよく見える。


 南岸に回って18時ころ、初めての宿、フランクフルトユースホステルに
着いた。


 夏の旅行シーズンなので宿泊者は多い。既に夕食時間なので部屋に
荷物を置き、すぐに地下の食堂に行き、食事をする。中庭にもテーブルが
幾つもあり、たくさんの人が夕食を楽しんでいた。


 夕食を終えてシャワーをすると20時前後だが、外はまだ明るい。日本
時間では翌日深夜3時となり眠気が襲う。でも、20時半ころ貴重な訪問
客があるという。

 来られたのは、ユースホステル創立者リヒャルト・シルマン氏の末娘、
Gudrun Schirrmannnさん。今回の歩き旅はシルマンゆかりの地を訪ねる
のが目的であり、そのシルマン氏に一番身近な方にお会いできるとは…。

 右端が、来訪されたシルマンさん。

 やまさんと同年代というシルマンさんは、フランクフルトから列車で1時
間ほどのHessenにお住まいで、やはりユースホステルを運営されている
という。


 全員が、可愛い動物の縫いぐるみと小さな壺(つぼ)を記念に頂く。やま
さんには、ユースホステル100年史の分厚い図書(下)も贈呈された。


 答礼として、中庭で「シルマンとアルテナ」の紙芝居の上演をする。児玉
あい子さんのヴァイオリン伴奏つきで、山浦敬子さんがドイツ語により語る。



 ようやく薄暗くなった21時過ぎ、交歓のひとときを終え、シルマンさんは
自宅に向かわれた。

〈参考〉 
Hbf:Hauptbohnhofの略、鉄道の中央駅のこと。ドイツでは大きな都市に
   複数の駅がある場合、中央駅は Hbf と呼ぶ。

JH:Jugendherberge(ユーゲントヘルベルグ)の略、ユースホステルのこと。
  地図上には JH と記されている。
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