2010年11月9日(火)
日本海から太平洋を結ぶ、外国の方にも歩いてもらえる国際的なトレイルをつくろ
うと、「やまさん」こと山浦正昭さんが10年がかりで計画している、「国際ウオーキン
グトレイル」、その8年目の後半になる16回目の実踏に参加した。
12時に、JR御殿場線の御殿場駅に集合する。冬型の気圧配置となり、快晴だが
風が強い。駅のコンコースからは、これから歩く乙女峠から金時山への稜線がよく見
える。
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今日の参加者は、やまさんのほかに、さいたま市の I さん、横浜のDさん、それに
私の4人。
予定では、御殿場駅からスタートすることにしていたが、日没が早いので、前泊して
いたやまさんが、午前中に乙女峠付近まで歩いており、その先からスタートすることに
した。
13時10分発の箱根桃源台行き高速バスで、乙女峠バス停まで上がる。お陰で、
約6㎞、標高差350mを省くことができた。
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バス停のそばには、ふじみ茶屋があり、観光バスやマイカーで来た人が休んでいた。
標高は約800m、気温は11℃を示す。すぐ上の、乙女トンネルへの右カーブ点から、
左への「金時山登山口」の標識に従い林道に入る。
5分ほどで、下から来た登山道に合し、乙女峠への山道へ。V字状の谷間やヒノキ
林の下、木の段の上り道などをジグザグに上って、標高1,005mの乙女峠に出た。
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周辺の広葉樹が色づき、展望台からは、富士山の大展望が得られる。
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記念撮影用のカメラを置く、木造の写真撮影台が珍しい。
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反対の南側は、仙石原(せんごくばら)や神山、大涌谷(おおわくだに)の白煙など
が一望できる。峠には、茶店だったらしい建物もあるが、閉鎖されていた。
展望を楽しんでから、金時山への稜線に向かう。いったん下ったあと、長尾山へ向か
って展望のない上り道へ。平日にもかかわらず、反対側から下りてくるグループと次々
に行き交い、中には山ガールの姿も見られる。
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長尾山頂は広葉樹に囲まれていて、南面のわずかな展望以外は得られなかった。
やや急な下りを過ぎると、歩きやすい柔らかな土道となり、次のピークに上がる。
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南には、ゴルフ場の向こうに芦ノ湖が見えてきた。
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仙石原のススキの原の上に、大涌谷や神山の展望が、眼下には、今日の宿のある
仙石原の家並みが見下ろせる↓。
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そして、金時山から伸びる明神ヶ岳方面への登山路も望まれた。
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山頂の二つの小屋が近づき、そのピークに向かって上がり、箱根外輪山の最高峰、
標高1212.5mの金時山頂に着いた。私が最初に足柄峠から上ったのは、昭和31
年(1956)4月15日だから、もう54年も前になる。
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山頂は360度の展望で、富士山は裾野まで望まれる。神山や大涌谷とそれを囲む
箱根外輪山も一望できるが、風が強く吹き荒れていて寒い。
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山頂には、金時娘で知られる小見山妙子さんの「金時娘の茶屋」と、金太郎茶屋の
二つがある。
金太郎茶屋には、登頂記録を記した木札が並び、最高は3,600回。松澤神奈川県
知事や、箱根町長と南足柄市長の、名誉登山者の札も中央に掲げられていた。
南側の仙石原に向かう下山路へ。
しばらくは急傾斜で石ころの多い道が続き、ストックを使い、ひざに負担のかからぬ
よう慎重に下る。斜面の紅葉が良い彩りを見せる。
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傾斜が緩み、右斜面の展望を楽しみながら進み、中ほどの矢倉沢峠に下った。うぐ
いす小屋の建物があるが今日は閉店している。ベンチもあるが、周囲は笹やぶに囲
まれていて展望はない。
さらにジグザグ道を30分ほど下って、仙石原の家並みの上部に出た。紅葉が見頃
で、傾いてきた夕日に映える。
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金時山登山口バス停で国道138号に入った。周辺の色づくモミジを眺めながら進み、
仙石原交差点を右折し、中心街の中ほどにあった仙石原温泉旅館直営案内所に寄る。
しかし、土産品の販売コーナーが主で、たいした情報は得られなかった。
今日の宿は夕食無しなので、元湯場の交差点際にあったローソンで弁当などを仕入
れる。
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ローソンのそばで、いま下りてきた金時山の残照を眺め、近くの箱根仙石原ユース
ホステルに16時40分に着いた。
【コースタイム】乙女峠バス停12・35ー乙女峠13・11~20ー長尾山13・40~49ー金時
山14・28~43ー矢倉沢峠15・25~28ー金時登山口BS15・57ー箱根登山ハイヤー
バス仙石原案内所16・15~20ー仙石原YH16・40
(天気 快晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 御殿場、関本、歩行地 静岡県御殿
場市、神奈川県南足柄市、箱根町、歩数 14,200、累積標高差 1,230m)
日本海から太平洋を結ぶ、外国の方にも歩いてもらえる国際的なトレイルをつくろ
うと、「やまさん」こと山浦正昭さんが10年がかりで計画している、「国際ウオーキン
グトレイル」、その8年目の後半になる16回目の実踏に参加した。
12時に、JR御殿場線の御殿場駅に集合する。冬型の気圧配置となり、快晴だが
風が強い。駅のコンコースからは、これから歩く乙女峠から金時山への稜線がよく見
える。
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今日の参加者は、やまさんのほかに、さいたま市の I さん、横浜のDさん、それに
私の4人。
予定では、御殿場駅からスタートすることにしていたが、日没が早いので、前泊して
いたやまさんが、午前中に乙女峠付近まで歩いており、その先からスタートすることに
した。
13時10分発の箱根桃源台行き高速バスで、乙女峠バス停まで上がる。お陰で、
約6㎞、標高差350mを省くことができた。
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バス停のそばには、ふじみ茶屋があり、観光バスやマイカーで来た人が休んでいた。
標高は約800m、気温は11℃を示す。すぐ上の、乙女トンネルへの右カーブ点から、
左への「金時山登山口」の標識に従い林道に入る。
5分ほどで、下から来た登山道に合し、乙女峠への山道へ。V字状の谷間やヒノキ
林の下、木の段の上り道などをジグザグに上って、標高1,005mの乙女峠に出た。
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周辺の広葉樹が色づき、展望台からは、富士山の大展望が得られる。
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記念撮影用のカメラを置く、木造の写真撮影台が珍しい。
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反対の南側は、仙石原(せんごくばら)や神山、大涌谷(おおわくだに)の白煙など
が一望できる。峠には、茶店だったらしい建物もあるが、閉鎖されていた。
展望を楽しんでから、金時山への稜線に向かう。いったん下ったあと、長尾山へ向か
って展望のない上り道へ。平日にもかかわらず、反対側から下りてくるグループと次々
に行き交い、中には山ガールの姿も見られる。
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長尾山頂は広葉樹に囲まれていて、南面のわずかな展望以外は得られなかった。
やや急な下りを過ぎると、歩きやすい柔らかな土道となり、次のピークに上がる。
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南には、ゴルフ場の向こうに芦ノ湖が見えてきた。
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仙石原のススキの原の上に、大涌谷や神山の展望が、眼下には、今日の宿のある
仙石原の家並みが見下ろせる↓。
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そして、金時山から伸びる明神ヶ岳方面への登山路も望まれた。
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山頂の二つの小屋が近づき、そのピークに向かって上がり、箱根外輪山の最高峰、
標高1212.5mの金時山頂に着いた。私が最初に足柄峠から上ったのは、昭和31
年(1956)4月15日だから、もう54年も前になる。
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山頂は360度の展望で、富士山は裾野まで望まれる。神山や大涌谷とそれを囲む
箱根外輪山も一望できるが、風が強く吹き荒れていて寒い。
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山頂には、金時娘で知られる小見山妙子さんの「金時娘の茶屋」と、金太郎茶屋の
二つがある。
金太郎茶屋には、登頂記録を記した木札が並び、最高は3,600回。松澤神奈川県
知事や、箱根町長と南足柄市長の、名誉登山者の札も中央に掲げられていた。
南側の仙石原に向かう下山路へ。
しばらくは急傾斜で石ころの多い道が続き、ストックを使い、ひざに負担のかからぬ
よう慎重に下る。斜面の紅葉が良い彩りを見せる。
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傾斜が緩み、右斜面の展望を楽しみながら進み、中ほどの矢倉沢峠に下った。うぐ
いす小屋の建物があるが今日は閉店している。ベンチもあるが、周囲は笹やぶに囲
まれていて展望はない。
さらにジグザグ道を30分ほど下って、仙石原の家並みの上部に出た。紅葉が見頃
で、傾いてきた夕日に映える。
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金時山登山口バス停で国道138号に入った。周辺の色づくモミジを眺めながら進み、
仙石原交差点を右折し、中心街の中ほどにあった仙石原温泉旅館直営案内所に寄る。
しかし、土産品の販売コーナーが主で、たいした情報は得られなかった。
今日の宿は夕食無しなので、元湯場の交差点際にあったローソンで弁当などを仕入
れる。
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ローソンのそばで、いま下りてきた金時山の残照を眺め、近くの箱根仙石原ユース
ホステルに16時40分に着いた。
【コースタイム】乙女峠バス停12・35ー乙女峠13・11~20ー長尾山13・40~49ー金時
山14・28~43ー矢倉沢峠15・25~28ー金時登山口BS15・57ー箱根登山ハイヤー
バス仙石原案内所16・15~20ー仙石原YH16・40
(天気 快晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 御殿場、関本、歩行地 静岡県御殿
場市、神奈川県南足柄市、箱根町、歩数 14,200、累積標高差 1,230m)