2010年11月14日(日)
埼玉県内を中心に歩く、カントリーウオークグループの第178回例会に参加した。
集合は東武東上線・JR八高線の小川町駅。今回は、起伏の多い里道を回るので、
短距離コースと遠路を回るグループとに分かれる。遠路グループは、10時15分に
出発した。
=鬼ヶ谷津沼から輪禅寺を経て小川農産物直売所へ=
駅東側のガードをくぐり、小川高校の横に出る。兜川(かぶとがわ)を渡った三差路
で、北側の冨士山(ふじやま)(162.1m)に上る数人は東へ、残りは兜川に沿って
西に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b0/e9f234e35171c1eecaf2efc7d2aa0e1c.jpg)
池田集落の民家の庭先で、桜がよい彩りを見せる。兜川には10数羽のカモが泳ぎ、
近くの山際に、木曽街道の難所、桟(かけはし)のことを読んだ芭蕉句碑があった。
バス道路に突き当たり右へ、みどりが丘の住宅地に向かって上がる。アメリカハナ
ミズキの街路樹が、よい彩りで続いている。
みどりが丘二丁目から五丁目へ、住宅地の中の東側の道路を進む。どの家にも、よく
手入れれされた植木や盆栽などが見られ、ゆとりある暮らしが感じられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/78/ef723c96822c9dba34702ff611c0d60c.jpg)
住宅地の東北端から、広葉樹林下の遊歩道に入り、鬼ヶ谷津(おにがやつ)沼に下
った。谷間の静かな水辺に、落ち葉がたくさん浮かび、周辺の広葉樹も、きれいな彩
りを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2a/8712f5dbbe692ce2ee31a276c8e3c400.jpg)
沼の水を利用していた休耕田は、アシが伸びて雑草地に変わり、かたわらの何種類
かのユズの木が、大小たくさんの実をつけている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/23/bac9b8ae8b3c52b3576525bf16c7a6da.jpg)
目を足下に落とすと、季節外れのスミレが咲いていた。
国道254号バイパス近くまで進み、高谷(こうや)集落の能満寺の下へ。かなり時間
を経過していたので、寺には寄らずに先に向かう。県道とバイパスとの交差点近くの旧
道に、「聖徳皇太子」と刻まれた、大きな石碑が立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/9d/3911579f8103b73571597fa49821c61d.jpg)
県道を越えて東に回り、上横田(かみよこた)の輪禅寺(りんぜんじ)に行く。
江戸時代にこの地を治めた武田新十郎信俊が、父信実(のぶざね)(武田信玄の異
母弟)と一族の菩提寺として建立した寺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/1e/8e405d30dcfe6b008adb5673ddec6234.jpg)
本堂西側にある墓地の中心に、武田氏の墓域があり、一族52基余りの墓石が並
んでいる。
蛇足ながら、輪禅寺は私の父母の菩提寺でもある。父母の墓は、この武田一族の
墓地の裏手にある。
上横田集落の、民家と田んぼの間の町道を東へ。葉の落ちた柿の木に、たくさんの
実が色づき、休耕田のカヤのような草が、晩秋の彩りを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c3/e196cd8bd1998804d2384a79035f93a7.jpg)
国道254号バイパス際にある、小川農産物直売所に正午過ぎに着いた。そばの、
小川ゴルフ場の隅の芝生に腰を下ろして昼食にする。
Sさんが、Nさん世界一周航海土産の、ジャマイカのコーヒーを湧かしてくれた。
=里道を回り紅葉の西光寺から小川町駅へ=
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/09/4f60e0860eba5256fd737c86a525ba22.jpg)
農産物直売所をのぞき、買い物をしたりして、13時10分に午後のコースに向かう。
農産物直売所のすぐ東から、南側の林間を上がり、下横田(しもよこた)の百庚申へ。
林の下の斜面に庚申塔が100個並んでいた。ここで記念撮影をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/45/fa6e9cfc97d4381a37d45864fcc874f7.jpg)
中国の道教の信仰に基づくもので、平安時代から続く庶民信仰として、60日ごとに
巡ってくる庚申の日に、夜を眠らず過ごして長寿を願う「庚申待」という行事があり、
その供養ために講中や個人により、嘉永2年(1846)に建立されたものという。
国道バイパスに戻って歩道橋を渡る。橋際に、よく熟したアケビが幾つも実っていた
が、手の届かないところなのが残念だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/d8/109c4211e21da7472c751bb188a79146.jpg)
畑の横を下り、下横田の養昌寺へ背後から入る。境内は狭いが、趣ある鐘楼や古
い二十三夜塔などがあり、高台の静かなたたずまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b1/0edd8b4a22940fd4a6fef431c128cd18.jpg)
桑畑も残る集落を東へ。畑では手で麦まきをしていて、その向こうの斜面林がよい
彩り。関越自動車道嵐山小川ICからの道路をくぐって、中爪(ながつめ)の普光寺に
入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ba/020d436b76374568d9637f10b520446d.jpg)
鐘楼は朱塗りで色鮮やか。本堂の前には、小川七福神のうちの大黒天、毘沙門天
など、5つの福神が鎮座していた。
南に下って田んぼを横切る。西に少しで、七福神の残りの寿老尊と布袋尊の祭られ
ている聖観音堂下を通過し、東小川五丁目の小川東第10公園で小休止する。
東武東上線がSカーブする地点なので、鉄ちゃんにとっては絶好の撮影地点かと思
われるところだ。
国道バイパスと東上線の下を抜け、広葉樹が色づく菖蒲沢沼の横を通過する。午前
中の鬼ヶ谷津沼より大きいが、ここも同様に静かで晩秋のたたずまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/85/a7f97e7fd25110a026097eb50f1e4cc4.jpg)
沼の横の空き地に、太い丸太を一刀彫りした彫刻が、幾つも並んでいた。
線路に沿って500mほど進み、国道254号を横断する。下里(しもざと)集落に入る
と、南東の山の中腹に大聖寺が見えたが、ゴールへの予定時刻に遅れそうなので、
行くのは省略して、先に進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/1f/421eb1baaf73e6e9feda03164a9d39e1.jpg)
はさ掛けの残る田んぼの間を抜けて、槻川(つきがわ)左岸沿いに出る。対岸の大
きなケヤキがよい彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/50/9cd3c81aae6866acadea4e9903df859b.jpg)
短距離組が後ろから来たので合流し、埼玉伝統工芸会館には寄らず、川を渡って南
側の西光寺へ。
室町時代後期の開創とといわれ、慶安2年(1649)に10石の御朱印を受けている
という。山門の上が鐘楼になっていて、その奥に大本堂がどっしりと立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/69/c0d9588518166aae72a814b86830c67b.jpg)
境内のカエデとモミジが色鮮やかなので、その下でもう一度記念撮影を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3b/6358c00dd3a86688623f5dbac1c215f6.jpg)
カタクリとオオムラサキの林として知られる、仙元山(289m)の山ろくを進み、槻川
の北川橋を渡る。奥武蔵の笠山と堂平山の間に太陽が落ちて、夕焼けに染まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/14/42b842bf1f5e121cc8890f575123f39d.jpg)
槻川に合流する直前の、兜川右岸沿いを回って国道254号に出る。小川町の市街
地に入り、16時10分に小川町駅に戻った。
(天気 曇一時晴、参加 19人、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 武蔵小川、
歩行地 小川町、歩数 25,400)
埼玉県内を中心に歩く、カントリーウオークグループの第178回例会に参加した。
集合は東武東上線・JR八高線の小川町駅。今回は、起伏の多い里道を回るので、
短距離コースと遠路を回るグループとに分かれる。遠路グループは、10時15分に
出発した。
=鬼ヶ谷津沼から輪禅寺を経て小川農産物直売所へ=
駅東側のガードをくぐり、小川高校の横に出る。兜川(かぶとがわ)を渡った三差路
で、北側の冨士山(ふじやま)(162.1m)に上る数人は東へ、残りは兜川に沿って
西に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b0/e9f234e35171c1eecaf2efc7d2aa0e1c.jpg)
池田集落の民家の庭先で、桜がよい彩りを見せる。兜川には10数羽のカモが泳ぎ、
近くの山際に、木曽街道の難所、桟(かけはし)のことを読んだ芭蕉句碑があった。
バス道路に突き当たり右へ、みどりが丘の住宅地に向かって上がる。アメリカハナ
ミズキの街路樹が、よい彩りで続いている。
みどりが丘二丁目から五丁目へ、住宅地の中の東側の道路を進む。どの家にも、よく
手入れれされた植木や盆栽などが見られ、ゆとりある暮らしが感じられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/78/ef723c96822c9dba34702ff611c0d60c.jpg)
住宅地の東北端から、広葉樹林下の遊歩道に入り、鬼ヶ谷津(おにがやつ)沼に下
った。谷間の静かな水辺に、落ち葉がたくさん浮かび、周辺の広葉樹も、きれいな彩
りを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2a/8712f5dbbe692ce2ee31a276c8e3c400.jpg)
沼の水を利用していた休耕田は、アシが伸びて雑草地に変わり、かたわらの何種類
かのユズの木が、大小たくさんの実をつけている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/23/bac9b8ae8b3c52b3576525bf16c7a6da.jpg)
目を足下に落とすと、季節外れのスミレが咲いていた。
国道254号バイパス近くまで進み、高谷(こうや)集落の能満寺の下へ。かなり時間
を経過していたので、寺には寄らずに先に向かう。県道とバイパスとの交差点近くの旧
道に、「聖徳皇太子」と刻まれた、大きな石碑が立っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/9d/3911579f8103b73571597fa49821c61d.jpg)
県道を越えて東に回り、上横田(かみよこた)の輪禅寺(りんぜんじ)に行く。
江戸時代にこの地を治めた武田新十郎信俊が、父信実(のぶざね)(武田信玄の異
母弟)と一族の菩提寺として建立した寺。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/1e/8e405d30dcfe6b008adb5673ddec6234.jpg)
本堂西側にある墓地の中心に、武田氏の墓域があり、一族52基余りの墓石が並
んでいる。
蛇足ながら、輪禅寺は私の父母の菩提寺でもある。父母の墓は、この武田一族の
墓地の裏手にある。
上横田集落の、民家と田んぼの間の町道を東へ。葉の落ちた柿の木に、たくさんの
実が色づき、休耕田のカヤのような草が、晩秋の彩りを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c3/e196cd8bd1998804d2384a79035f93a7.jpg)
国道254号バイパス際にある、小川農産物直売所に正午過ぎに着いた。そばの、
小川ゴルフ場の隅の芝生に腰を下ろして昼食にする。
Sさんが、Nさん世界一周航海土産の、ジャマイカのコーヒーを湧かしてくれた。
=里道を回り紅葉の西光寺から小川町駅へ=
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/09/4f60e0860eba5256fd737c86a525ba22.jpg)
農産物直売所をのぞき、買い物をしたりして、13時10分に午後のコースに向かう。
農産物直売所のすぐ東から、南側の林間を上がり、下横田(しもよこた)の百庚申へ。
林の下の斜面に庚申塔が100個並んでいた。ここで記念撮影をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/45/fa6e9cfc97d4381a37d45864fcc874f7.jpg)
中国の道教の信仰に基づくもので、平安時代から続く庶民信仰として、60日ごとに
巡ってくる庚申の日に、夜を眠らず過ごして長寿を願う「庚申待」という行事があり、
その供養ために講中や個人により、嘉永2年(1846)に建立されたものという。
国道バイパスに戻って歩道橋を渡る。橋際に、よく熟したアケビが幾つも実っていた
が、手の届かないところなのが残念だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/d8/109c4211e21da7472c751bb188a79146.jpg)
畑の横を下り、下横田の養昌寺へ背後から入る。境内は狭いが、趣ある鐘楼や古
い二十三夜塔などがあり、高台の静かなたたずまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/b1/0edd8b4a22940fd4a6fef431c128cd18.jpg)
桑畑も残る集落を東へ。畑では手で麦まきをしていて、その向こうの斜面林がよい
彩り。関越自動車道嵐山小川ICからの道路をくぐって、中爪(ながつめ)の普光寺に
入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ba/020d436b76374568d9637f10b520446d.jpg)
鐘楼は朱塗りで色鮮やか。本堂の前には、小川七福神のうちの大黒天、毘沙門天
など、5つの福神が鎮座していた。
南に下って田んぼを横切る。西に少しで、七福神の残りの寿老尊と布袋尊の祭られ
ている聖観音堂下を通過し、東小川五丁目の小川東第10公園で小休止する。
東武東上線がSカーブする地点なので、鉄ちゃんにとっては絶好の撮影地点かと思
われるところだ。
国道バイパスと東上線の下を抜け、広葉樹が色づく菖蒲沢沼の横を通過する。午前
中の鬼ヶ谷津沼より大きいが、ここも同様に静かで晩秋のたたずまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/85/a7f97e7fd25110a026097eb50f1e4cc4.jpg)
沼の横の空き地に、太い丸太を一刀彫りした彫刻が、幾つも並んでいた。
線路に沿って500mほど進み、国道254号を横断する。下里(しもざと)集落に入る
と、南東の山の中腹に大聖寺が見えたが、ゴールへの予定時刻に遅れそうなので、
行くのは省略して、先に進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/1f/421eb1baaf73e6e9feda03164a9d39e1.jpg)
はさ掛けの残る田んぼの間を抜けて、槻川(つきがわ)左岸沿いに出る。対岸の大
きなケヤキがよい彩り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/50/9cd3c81aae6866acadea4e9903df859b.jpg)
短距離組が後ろから来たので合流し、埼玉伝統工芸会館には寄らず、川を渡って南
側の西光寺へ。
室町時代後期の開創とといわれ、慶安2年(1649)に10石の御朱印を受けている
という。山門の上が鐘楼になっていて、その奥に大本堂がどっしりと立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/69/c0d9588518166aae72a814b86830c67b.jpg)
境内のカエデとモミジが色鮮やかなので、その下でもう一度記念撮影を。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3b/6358c00dd3a86688623f5dbac1c215f6.jpg)
カタクリとオオムラサキの林として知られる、仙元山(289m)の山ろくを進み、槻川
の北川橋を渡る。奥武蔵の笠山と堂平山の間に太陽が落ちて、夕焼けに染まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/14/42b842bf1f5e121cc8890f575123f39d.jpg)
槻川に合流する直前の、兜川右岸沿いを回って国道254号に出る。小川町の市街
地に入り、16時10分に小川町駅に戻った。
(天気 曇一時晴、参加 19人、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 武蔵小川、
歩行地 小川町、歩数 25,400)