あるきメデス

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世界遺産登録が決まった青森・三内丸山遺跡と岩手・御所野遺跡

2021-05-27 22:48:22 | ウオーキング
 2021年5月27日(木)

 昨日、ユネスコの諮問機関「イコモス」から、「北海道・北東北の縄文遺跡群」につい
て、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめ、ことし7月の世界遺産委
員会で世界文化遺産に登録される見通しとなったことが報道されました。

 遺跡群は北海道、青森県、岩手県、秋田県にある17の遺跡から構成されています。

 こうれらの遺跡群は、人々が採集・漁労・狩猟で食料を得ながら定住を確立した過程を
示し、農耕文化以前の人類のあり方や精緻で複雑な精神文化を顕著に示す物証だとして、
政府がユネスコに推薦していたものです。

 私は、このうち2つの遺跡にJR東日本の「駅からハイキング」で近年訪れていたので、
その遺跡の模様を少しだけ紹介します。

 最初は、2014年6月28日(土)に訪ねた青森県の三内丸山(さんないまるやま)
遺跡で、駅からハイキングのタイトルは「三内丸山遺跡から縄文文化とその歴史を学ぶ」
でした。

 三内丸山遺跡は、17の遺跡群の中で「学術上の価値が特に高い」とされているよう
で、国の特別史跡です。
 
 駅からハイキングの出発地はJR新青森駅でした。駅構内に展示されていたねぶた。


 三内丸山遺跡の入口


 最初に「さんまるミュージアム」と呼ぶ博物館で、発掘された遺跡などを観覧します。












 観覧後、この場所から三内丸山遺跡に向かいます。


 三内丸山遺跡は、草原の広がる広いエリアです。




      三内丸山遺跡のシンボルともいえる大型掘立柱建物
     
 なお、この大型掘立柱建物は現在、長寿命化工事のため仮設足場に囲われていて、見学
できないようです。


 掘立柱建物が何棟も復元されています。










 竪穴式住居






 爽やかな晴天で、気持ち良く三内丸山遺跡内を一巡しました。

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 もう一つは、2018年6月26日(火)に訪れた、岩手県の北部、一戸町(いちのへ
まち)郊外にある御所野(ごしょの)遺跡です。

 出発地は、旧JR東北本線が岩手県内を第三セクター化した、いわて銀河鉄道の一戸駅。


 遺跡のある一帯は「御所野縄文公園」になっていて、縄文時代中期後半(4000~
4500年前)の大規模な集落跡です。

 御所野遺跡では、7万5千㎡に及ぶほぼ全面にわたり800棟以上の竪穴住居が見つか
っており、平成5(1993)年に国指定史跡になっています。

 御所野遺跡には、この御所野縄文博物館から入ります。




 遺跡の地図


 博物館で最初に、発掘された土器などを観覧しました。


     鼻曲がり土器
    

 愛称「縄文ぼいん」と呼ぶ土偶


 建物内から見えた近くの遺跡


      建物内の観覧を終えて、御所野遺跡に入りました。
     

 復元された幾つかの竪穴住居





 あちこちで、クリの花が咲き競っていました。


 ここにも掘立柱建物が。
















 この日は曇天でしたが、新緑がいっぱいの気持ち良い遺跡でした。




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