あるきメデス

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西武鉄道のウィークデーハイキングで狭山丘陵を歩く(埼玉・所沢)

2021-05-16 12:24:38 | ウオーキング
 2021年5月12日(水)

 わが所沢市には「まん延防止等重点措置」が今日まで適用中だが、さらに月末までの延
長が決まった。

 したがって、引き続き不要不急の外出自粛が要請されているが、ほとんどが市内南部の
狭山丘陵で3密にはなりそうにないので、西武鉄道のウィークデーハイキング「自然豊か
なみどりの里山散策!」に参加することにした。


 西武狭山線の終点、西武球場前駅に10時09分に着いた。参加者らしい人が予想以上
に多い。


 駅の間近にあるのが埼玉西武ライオンズの本拠、メットライフドーム



 駅前のテントで少しだけ並んで受付を済ませ、10時25分にスタートした。


     
 まずは県道55号・所沢武蔵村山立川線を東北に少しで、並行する緑陰の側道へ。そば
のキショウブが見ごろ。
          


 西武狭山線の高架下をくぐり、折り返すように南への急斜面を上がり、戸建て住宅地の
南側にある狭山湖畔霊園沿いの山道に入る。
     

 木々の間から見下ろせるこの墓地のどこかに、尾崎豊の墓があるという。東側には所沢
中心街のビル群も望まれた。


      墓地の南端になる最上部には、休憩所と思われる変形の建物がある。
     

          
 その横で墓地と分かれて南へ、すぐに「トトロの森19号地」があり、近くにウツギが
咲く。
     



     
      少し先から「菩提樹池里山保全地域」の遊歩道へ。
          

 林間の道は間もなく下りとなり、下りきると菩提樹池のほとり出た。



 池の南東側から林間を東進すると林が途切れ、「菩提樹田んぼ」と呼ぶ谷地田(やちだ)
が広がる。


 北側に管理用の小屋があり、その周辺でまずはひと休みする参加者が多い。



 所沢市内には田んぼが少なく、このような自然に囲まれた谷地田はほとんど見られず、
貴重な場所である。



 東側のあぜ道を南に進んで再び山道に入り、椎茸栽培用のほだ木の並ぶ横など通過する。
     

               
 山道は少しで谷間の畑のところに出て、北に向かう下り道となる。路傍に咲く花。




     
     穂の出たビール麦や、花の咲き出したジャガイモ畑の横などを進む。


 林が途切れて道は右折して東に向かう。コース外だが、すぐ北西側に見えた寺に寄り道
することにした。


 参道にツツジの刈り込みが並ぶ密厳院で、無住らしい境内にも幾つかの花が咲き、新し
い六地蔵が迎えてくれる。


     






 南側にある宝形造りのお堂の近くに、この寺や当地、旧菩提樹村の由来を示す標石も立
っていた。

 境内は豊富な新緑にあふれている。



 少し離れた東側の民家には庭先にたくさんの花が咲いていて、ウオーカー3人ほどが立
ち寄っているので私も回って撮らせてもらう。







 これだけたくさんの種類の花を咲かせている家は市内でも少ないと思われ、花好きで丁
寧な手入れをされていることがうかがえる。

     
 細い水路沿いの細道などを東北東に進み、南東へと折り返したところに「ねこぐるみ
Garden」の小さな看板を出した民家があった。
          
 屋根掛けの狭い棚や庭先や柱などに植物の鉢植えが並び、ポットで発芽させた苗もたく
さんある。

 さらに南側、古くからこの地にお住まいと分かる民家の玄関先には、郵便ポストや鉄道
の転轍機(てんてつき)、バス停の看板などが並んでいる。


 庭の東南側、小屋がけの下にはバスらしいのが見えた。


 南進して狭山丘陵近くまで進んで左折し、大塚地区の戸建て住宅の中を東に抜ける。

 住宅地の東端で市道の山口城址通りに出て南へと緩やかに上がり、西武山口線の西武園
ゆうえん地駅近くで多摩湖自転車歩行者道に入って南東へ。


 少し進むと東京都民の水源の一つ、多摩湖(下湖)堰堤(えんてい)の北東端周辺の広
場がある。多くのウオーカーが立ち寄り、昼食をする人も多いので私も入った。


 多摩湖を一望できそうな盛土の上にアーチのあるところに上がると、堰堤の全景や取水
塔、北側にはいまは休園中の西武園ゆうえん地の大観覧車などが望まれた。




     

 このアーチの下にあるのは、大正12(1923)年に堰堤を盛り立てる際、そこに流
れていた宅部川の水を堤の外に抜くために設置された、排水路トンネルの一部のよう。

 近年行われた堤体の補強工事の際ぶ掘り出されたので、当時の土木技術を後世に伝える
土木遺産として保存・展示しているという。

 
 そばの休憩舎の横に回ると多摩湖(下湖)が一望できるが、その先の奥多摩方面の山並
みは曇天のため霞んでいた。



 堰堤の北西端近くにある休憩所↑、ここや周辺の芝生地で昼食を始めたウオーカーも多い。




 ゴールの西武多摩湖線の多摩湖駅は、多摩湖自転車歩行者道を少し進んだところにある
が、ゴールの設定はないというので私はさらに自転車歩行者道を東進して、西武園駅まで
行くことにした。


 すぐ先に西武園ゆうえん地の入口があるが、現在はリニューアル工事で休園中。1週間
後の5月19日(水)にグランドオープンの予定のよう。



 西武ゆうえん地に沿って東進し、12時35分に西武 西武園線の西武園駅北口に着いた。


(天気 晴一時曇、距離 5㎞、地図 「西武鉄道ウィークデーハイキング 自然豊かな
 緑の里山散策!」用地図、歩行地 所沢市、東京・東大和市(わずか)、
 歩数 10,200)


 ここまででも、まだ普段の市内ウオーキングほど歩いていないので、さらに自宅まで歩
くことにした。

 駅の東側から南北に延びる市道を北へ、松が丘西交差点、光蔵寺、関地蔵尊、泉小、弁
天池の横などを通過し、約4㎞を歩いて13時50分に帰宅した。




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