あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道から見える川④

2011-09-04 18:54:44 | 四国遍路あれこれ
 のろのろ台風12号が日本海に抜けても、まだ今日9月4日(日)は所沢市内でも時折り、短
時ながらの激しい雨が何度も降っては止んでいましたが、夕方には青空が見えてきました。

 昨日台風が通過した四国中央部の河川は、かなりの雨で増水したようですが、道路や田畑、
山林などとともに、遍路道の被害の少ないことを祈ります。

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 3月2日(水)午前中に通過した、今治市内の56番泰山寺から57番栄福寺への遍路道の
中ほど、ヘンロ小屋今治日高41号の先で出る蒼社川。手前の枯れアシの部分が堤外(流れ
のあるべきところ)ですが、冬枯れで水がありません。


 少し先で橋を渡って対岸に回り、57番栄福寺に近づいたところで、田んぼのそばを流れる
川ともいえないような、細い流れに沿った気持ちよいあぜ道を進みます。


 翌日、今治湯ノ浦の温泉街を出て、隣の西条市に入りました。番外霊場の臼井御来迎(う
すいごらいこう)を過ぎ、三好の家並みに入り、「出張橋」の由来の記された、お大師さんの川
または真手川と呼ぶ小さい流れのそばを通過します。


 遍路道の傍らにある、出張橋の由来の説明板。


 このあと、別格10番興隆寺と、次の別格11番生木地蔵に参拝後、61番香園寺に向かい
ました。生木地蔵から1.5㎞ほどで中山川沿いに出て、この先(左手)で石鎚橋を渡ります。
流れは、橋の名の通り石鎚山が源流のようです。石鎚山は、向こうに見える山並みの奥です。


 3月4日(金)は、60番横峰寺(標高745m)に往復した後、64番前神寺にお参りして、西条
駅前のビジネスホテル泊でした。西条の市街地に入る手前で渡る、加茂川橋からの水の無い
加茂川。きのうの台風12号では、この流れもいっぱいになったのではないでしょうか…。

 向こうに見えるのは水道橋です。

 快晴になった翌朝、JR予讃線の西条駅前を出て、国道11号に入るまでに通過する、西条の
市街地の外れにある流れ。川の名前は分かりません。もしかすると田んぼへの潅漑用の用水
かも知れません。


 この日は、西条市から新居浜市に入り、国道に平行する旧街道を進みます。アーケードがある
がシャッターの閉まった店の多い喜光地商店街を抜けて、その先で渡る国領橋からの足谷川。


 3月6日(日)、65番三角寺から別格13番仙龍寺に向かいます。標高450mの堀切峠を越
えて国道319号に合し、南に下って行くと、新宮ダムとなっている銅山川が見えてきました。

 銅山川の源は、名前の通り旧別子銅山の近くからのようです。

 ダムの水位が下がった、この銅山川の左岸沿いに出れば、仙龍寺はすぐ近くです。


 次の日、徳島県三好市の民宿岡田から、別格15番箸蔵寺(はしくらじ)に向かいました。国道
192号に沿って流れる川の、吉野川との合流地、白地(はくち)に近い白地トンネル手前の流れ。


 白地で、池田湖となっている吉野川沿いに進みます。徳島自動車道の高いアーチ橋の下流
の眺め。箸蔵寺へは、左手湖岸沿いの県道267号を進んで行きます。 


 4㎞足らずで池田湖のダムサイトを通過しました。その下流の吉野川。ダムサイトの南側に三好
市役所があり、一帯が旧池田町の中心街です。


 吉野川をまたぐ四国中央橋からの車道と合して箸蔵の町並みに入り、箸蔵寺への往路は腰痛
を考慮して、箸蔵ロープウェイを利用して、標高500mの箸蔵寺に上がりました。ロープウェイから
見下ろす吉野川四国中央橋付近の吉野川。右手が、ダムサイトのある上流。


 箸蔵寺に参拝して昼食後、帰路は遍路道を下りました。箸蔵の中心部にある箸蔵小の東側には、
吉野川に流れ込む細い支流がありました。中央上部の建物は、箸蔵小の体育館でしょうか。


 往路を戻ってダムサイトの下流から見る池田ダムの堰堤(えんてい)。

 この日は民宿岡田に連泊し、翌日、四国霊場中の最高所にある66番雲辺寺(うんぺんじ)に
上がりました。   (続く) 

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