首都圏は真冬並みの寒さの続く2月19日(月)~22日(木)、『[60歳以上のご
参加限定]宮古諸島・八重山諸島まるごと10島めぐり4日間』という阪急交通社トラピ
ックス企画によるツアーに参加した。
第1日 2018年2月19日(月)
== 羽田空港から宮古空港に飛び池間島へ ==
自宅を6時55分に出て、隣の所沢駅東口から7時40分発の高速バスに乗り、車中で
西所沢駅構内の売店で買ってきたおにぎり弁当を食べる。ラッシュ時の道路渋滞で少し遅
れたが羽田空港第2ターミナルに9時50分頃に着いた。
第2ターミナル2階の全日空3番カウンターの阪急交通社受付カウンターで受付を済ま
せる。添乗員は現地宮古空港で待っているという。
11時40分発宮古空港行きANA87便のB867-300型機(270人乗り)は、
12時09分に離陸した。機内はほぼ満席である。
晴天だが真ん中の席だったので外の様子は見えない。羽田空港~宮古空港間の空路距離
は約1,830㎞あるよう。
予定より5分早い14時55分に宮古空港に着陸した。宮古地方は快晴で気温は24℃
とのこと。到着したロビーでは、貝殻でつくった2つのシーサーが並んで迎えてくれた。
出迎えてくれた添乗員の岩崎智(さとる)さんとともに、今日明日利用する黄色いボデ
ィの中央バスに参加者26人が乗り、15時38分に宮古空港を出発した。
ドライバーは宮里さんとのこと。すぐの交差点の向こうに、円形ドームの屋内競技場ら
しい建物が見えた。交差点を左折して県道243号に入り、最初の観光地池間島(いけま
じま)に向かう。
宮古諸島は北緯24~25度、東経125~126度に位置し、沖縄本島の那覇市から
南西に約300㎞、東京からは約2,000㎞にあり、宮古島を中心に大小8つの有人島
(宮古島、池間島(いけまじま)、来間島(くりまじま)、伊良部島(いらぶじま)、下
地島(しもじじま)、大神島(おおがみじま)、多良間島(たらまじま)、水納島(みん
なじま)から構成され、このうち宮古島と伊良部島、池間島、来間島の3島とは橋で結ば
れている。
宮古諸島の島々はおおむね平坦で低い台地状を呈し、一番高いところでも標高110m
余り、河川や池沼などはなく生活用水のほとんどは地下水に頼っているとか。琉球列島の
大きな島の中で宮古島は唯一ハブがいないとのこと。
これは、標高が低いので過去の海進の時に水没し、それ以来ほかの島と陸続きになる機
会がなかったためといわれているようだ。
宮古島の面積は約204.5㎢で大阪市よりやや小さく、沖縄県で4番目の大きさ。宮古
島市の人口は約5万4千人余りという。
宮古空港は島の中西部にあり、池間島は島の北部の細い半島の先端から池間大橋で結ば
れている。橋に渡る前に、すぐ手前にある雪塩(ゆきしお)工場を見学することになり、
16時10分頃バスを降りた。
建物の外で雪塩の製造工程の説明を受ける。それによれば、従来の製塩方法が海水を沸
かしたり天日干しなどで水分を蒸発させた後、にがりと塩の結晶を分離するのに対し、雪
塩では地下海水をくみ上げて琉球石灰岩と呼ぶ隆起サンゴ礁で濾過して濃縮装置で濃縮海
水と淡水とを分離し、濃縮海水を加熱して瞬時に水分を蒸発させるので、にがり成分も含
んだ粉末状の塩になり、まろやかで旨みのある味に仕上がるとのこと。
雪塩にはパウダータイプと顆粒(かりゅう)タイプの製品があり、料理により使い分け
が必要だが成分は同じだという。
その製造工程を見学するのかと思ったが、見学は無しで直売店に案内され、数々の製品
を購入するタイムだけだった。何点かの雪塩製品を購入後、外の売店で雪塩アイスクリー
ムを求めたが、滑らかでおいしかった。
16時45分に雪塩工場を後にして、すぐ先で海にかかる長い池間大橋を渡って北西側
にある池間島に向かう。
池間大橋は全長1,425mあり、総工費99億円をかけて1992年2月に開通した
とのこと。大型船の通過のために、中央部は少し高くなっている。
橋の上からは、幾重かに変化するエメラルドグリーンのサンゴ礁が望まれた。
池間島は、馬蹄形をした面積約2.83㎢、周囲10㎞ほどの小さな島で、人口は682
人、宮古島同様ハブはいないとのこと。島の周辺には干瀬(びじ)と呼ぶサンゴ礁群が散
在しているという。
橋を渡って左手(西側)から北へ、光量200万カンデラで沖縄県で最大という池間灯
台を見ながら右手へと時計回りに一周して、15分ほどで橋際まで戻ってバスを降りた。
そばの土産店の上にある展望台に上がり、池間大橋や東南東にある大神島。マリンブル
ーのサンゴ礁の海などを一望する。
宮古島の西北端の細い岬、西平安名崎にある、風力発電用風車。
大神島
橋際には「真栄城徳松氏像」と記された胸像がある。
真栄城氏は地元平良町西里の生まれで、町議、占領下の琉球立法院議員や平良市長など
を歴任し、宮古郡の先頭に立って産業や一周道路の推進、港湾・漁港の整備、上水道組合
の設立などに尽力され、中でも池間大橋構想実現の礎を築くなどして市郡発展に多大な尽
力をされたという。
胸像の横には、池間大橋の構造体の一部も展示されていた。
土産店をのぞいたりそれらを見たりして17時17分に島を後にした。再び池間大橋を
渡って宮古島に戻り、島の西側を南下して市街の中心部を抜け、島の南西部にある今日の
宿泊地、宮古島東急ホテル&リゾーツに18時ちょうどに到着した。
部屋は受付のあるロビーとは別棟の8階で、東シナ海を望む展望が素晴らしく、明日一
番で行く来間大橋や来間島が見える。
18時30分近くには、雲の切れ目から日没間近の夕日が望まれた。
(歩数 8,100)
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参加限定]宮古諸島・八重山諸島まるごと10島めぐり4日間』という阪急交通社トラピ
ックス企画によるツアーに参加した。
第1日 2018年2月19日(月)
== 羽田空港から宮古空港に飛び池間島へ ==
自宅を6時55分に出て、隣の所沢駅東口から7時40分発の高速バスに乗り、車中で
西所沢駅構内の売店で買ってきたおにぎり弁当を食べる。ラッシュ時の道路渋滞で少し遅
れたが羽田空港第2ターミナルに9時50分頃に着いた。
第2ターミナル2階の全日空3番カウンターの阪急交通社受付カウンターで受付を済ま
せる。添乗員は現地宮古空港で待っているという。
11時40分発宮古空港行きANA87便のB867-300型機(270人乗り)は、
12時09分に離陸した。機内はほぼ満席である。
晴天だが真ん中の席だったので外の様子は見えない。羽田空港~宮古空港間の空路距離
は約1,830㎞あるよう。
予定より5分早い14時55分に宮古空港に着陸した。宮古地方は快晴で気温は24℃
とのこと。到着したロビーでは、貝殻でつくった2つのシーサーが並んで迎えてくれた。
出迎えてくれた添乗員の岩崎智(さとる)さんとともに、今日明日利用する黄色いボデ
ィの中央バスに参加者26人が乗り、15時38分に宮古空港を出発した。
ドライバーは宮里さんとのこと。すぐの交差点の向こうに、円形ドームの屋内競技場ら
しい建物が見えた。交差点を左折して県道243号に入り、最初の観光地池間島(いけま
じま)に向かう。
宮古諸島は北緯24~25度、東経125~126度に位置し、沖縄本島の那覇市から
南西に約300㎞、東京からは約2,000㎞にあり、宮古島を中心に大小8つの有人島
(宮古島、池間島(いけまじま)、来間島(くりまじま)、伊良部島(いらぶじま)、下
地島(しもじじま)、大神島(おおがみじま)、多良間島(たらまじま)、水納島(みん
なじま)から構成され、このうち宮古島と伊良部島、池間島、来間島の3島とは橋で結ば
れている。
宮古諸島の島々はおおむね平坦で低い台地状を呈し、一番高いところでも標高110m
余り、河川や池沼などはなく生活用水のほとんどは地下水に頼っているとか。琉球列島の
大きな島の中で宮古島は唯一ハブがいないとのこと。
これは、標高が低いので過去の海進の時に水没し、それ以来ほかの島と陸続きになる機
会がなかったためといわれているようだ。
宮古島の面積は約204.5㎢で大阪市よりやや小さく、沖縄県で4番目の大きさ。宮古
島市の人口は約5万4千人余りという。
宮古空港は島の中西部にあり、池間島は島の北部の細い半島の先端から池間大橋で結ば
れている。橋に渡る前に、すぐ手前にある雪塩(ゆきしお)工場を見学することになり、
16時10分頃バスを降りた。
建物の外で雪塩の製造工程の説明を受ける。それによれば、従来の製塩方法が海水を沸
かしたり天日干しなどで水分を蒸発させた後、にがりと塩の結晶を分離するのに対し、雪
塩では地下海水をくみ上げて琉球石灰岩と呼ぶ隆起サンゴ礁で濾過して濃縮装置で濃縮海
水と淡水とを分離し、濃縮海水を加熱して瞬時に水分を蒸発させるので、にがり成分も含
んだ粉末状の塩になり、まろやかで旨みのある味に仕上がるとのこと。
雪塩にはパウダータイプと顆粒(かりゅう)タイプの製品があり、料理により使い分け
が必要だが成分は同じだという。
その製造工程を見学するのかと思ったが、見学は無しで直売店に案内され、数々の製品
を購入するタイムだけだった。何点かの雪塩製品を購入後、外の売店で雪塩アイスクリー
ムを求めたが、滑らかでおいしかった。
16時45分に雪塩工場を後にして、すぐ先で海にかかる長い池間大橋を渡って北西側
にある池間島に向かう。
池間大橋は全長1,425mあり、総工費99億円をかけて1992年2月に開通した
とのこと。大型船の通過のために、中央部は少し高くなっている。
橋の上からは、幾重かに変化するエメラルドグリーンのサンゴ礁が望まれた。
池間島は、馬蹄形をした面積約2.83㎢、周囲10㎞ほどの小さな島で、人口は682
人、宮古島同様ハブはいないとのこと。島の周辺には干瀬(びじ)と呼ぶサンゴ礁群が散
在しているという。
橋を渡って左手(西側)から北へ、光量200万カンデラで沖縄県で最大という池間灯
台を見ながら右手へと時計回りに一周して、15分ほどで橋際まで戻ってバスを降りた。
そばの土産店の上にある展望台に上がり、池間大橋や東南東にある大神島。マリンブル
ーのサンゴ礁の海などを一望する。
宮古島の西北端の細い岬、西平安名崎にある、風力発電用風車。
大神島
橋際には「真栄城徳松氏像」と記された胸像がある。
真栄城氏は地元平良町西里の生まれで、町議、占領下の琉球立法院議員や平良市長など
を歴任し、宮古郡の先頭に立って産業や一周道路の推進、港湾・漁港の整備、上水道組合
の設立などに尽力され、中でも池間大橋構想実現の礎を築くなどして市郡発展に多大な尽
力をされたという。
胸像の横には、池間大橋の構造体の一部も展示されていた。
土産店をのぞいたりそれらを見たりして17時17分に島を後にした。再び池間大橋を
渡って宮古島に戻り、島の西側を南下して市街の中心部を抜け、島の南西部にある今日の
宿泊地、宮古島東急ホテル&リゾーツに18時ちょうどに到着した。
部屋は受付のあるロビーとは別棟の8階で、東シナ海を望む展望が素晴らしく、明日一
番で行く来間大橋や来間島が見える。
18時30分近くには、雲の切れ目から日没間近の夕日が望まれた。
(歩数 8,100)
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