今年10月7日~12日の間、京都高島屋グランドホ-ルで、第62回日本伝統工芸展(京都展)が開かれ、いろいろな分野で入賞された伝統工芸品が展示された。中でも人形分野の桐塑作品の一つで、井上楊彩作の「目覚めの刻(とき)」と題した人形に魅せられ、惹かれて会場を訪ねた。
まず写真1をご覧頂きたい。可憐な乙女が、薄紫のタイツに身をつつんで、ウーンと、両手を挙げて“背伸び”をしている姿です。「目覚めの刻」と題されているところから、朝に目覚めた直後でしょう。
写真1
しなやかな身体を、心地良さそうにのびのびと伸ばして、新鮮で、爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸っているようです。生の喜びが感じられます。
残念なのは、上の写真は、当日配られたポスターのコピーであるため、作品の良さが十分に伝えられているとは言えません。ただ姿・形を伝えるために、敢えて挙げたに過ぎません。
実際の像は、ほぼ二十数cm高の桐塑彩色作品ですが、肌や衣装の色使い、からだの線、顔の表情…..非常に印象に残る作品です。なおこの作品は、2015年第62回日本伝統工芸展の“会長賞”に輝いています。実物は一見の価値ありと言えます。
偶々、今10月のさる日、NHK TVニュースで該展覧会開催の件が、人形「目覚めの刻」の写真とともに報じられたのが目に入った。筆者は、常々“背伸び”の効用を考えていた矢先で、人形「目覚めの刻」の姿態が目に焼き付き、居たたまれず、実物を見るために急遽会場を訪れた次第である。
向後、“背伸び”について考えていきます。
まず写真1をご覧頂きたい。可憐な乙女が、薄紫のタイツに身をつつんで、ウーンと、両手を挙げて“背伸び”をしている姿です。「目覚めの刻」と題されているところから、朝に目覚めた直後でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8a/dd0c1dba8f6b986be62bc8985cf1922b.jpg)
しなやかな身体を、心地良さそうにのびのびと伸ばして、新鮮で、爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸っているようです。生の喜びが感じられます。
残念なのは、上の写真は、当日配られたポスターのコピーであるため、作品の良さが十分に伝えられているとは言えません。ただ姿・形を伝えるために、敢えて挙げたに過ぎません。
実際の像は、ほぼ二十数cm高の桐塑彩色作品ですが、肌や衣装の色使い、からだの線、顔の表情…..非常に印象に残る作品です。なおこの作品は、2015年第62回日本伝統工芸展の“会長賞”に輝いています。実物は一見の価値ありと言えます。
偶々、今10月のさる日、NHK TVニュースで該展覧会開催の件が、人形「目覚めの刻」の写真とともに報じられたのが目に入った。筆者は、常々“背伸び”の効用を考えていた矢先で、人形「目覚めの刻」の姿態が目に焼き付き、居たたまれず、実物を見るために急遽会場を訪れた次第である。
向後、“背伸び”について考えていきます。