愉しむ漢詩

漢詩をあるテーマ、例えば、”お酒”で切って読んでいく。又は作るのに挑戦する。”愉しむ漢詩”を目指します。

からだの初期化を試みよう19 アローン操体法 余話-1 背伸び(1)

2015-11-15 16:29:24 | 健康
今年10月7日~12日の間、京都高島屋グランドホ-ルで、第62回日本伝統工芸展(京都展)が開かれ、いろいろな分野で入賞された伝統工芸品が展示された。中でも人形分野の桐塑作品の一つで、井上楊彩作の「目覚めの刻(とき)」と題した人形に魅せられ、惹かれて会場を訪ねた。

まず写真1をご覧頂きたい。可憐な乙女が、薄紫のタイツに身をつつんで、ウーンと、両手を挙げて“背伸び”をしている姿です。「目覚めの刻」と題されているところから、朝に目覚めた直後でしょう。

 写真1

しなやかな身体を、心地良さそうにのびのびと伸ばして、新鮮で、爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸っているようです。生の喜びが感じられます。

残念なのは、上の写真は、当日配られたポスターのコピーであるため、作品の良さが十分に伝えられているとは言えません。ただ姿・形を伝えるために、敢えて挙げたに過ぎません。

実際の像は、ほぼ二十数cm高の桐塑彩色作品ですが、肌や衣装の色使い、からだの線、顔の表情…..非常に印象に残る作品です。なおこの作品は、2015年第62回日本伝統工芸展の“会長賞”に輝いています。実物は一見の価値ありと言えます。

偶々、今10月のさる日、NHK TVニュースで該展覧会開催の件が、人形「目覚めの刻」の写真とともに報じられたのが目に入った。筆者は、常々“背伸び”の効用を考えていた矢先で、人形「目覚めの刻」の姿態が目に焼き付き、居たたまれず、実物を見るために急遽会場を訪れた次第である。

向後、“背伸び”について考えていきます。
コメント
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