忍者回廊巡り 真っ最中! 再開 「大光寺」(伊賀市寺田)

2020-09-23 11:15:45 | 伊賀忍者回廊巡り
残るあと二つ!というところで真夏に突入のため、中断してました
やっと、来たよ、丘(山!?)登りのできる季節が…

伊賀市内西の方からこんな2連の山を見たことありませんか?
左が「南宮山」(敢國神社裏手の山)、右が「岡山」、服部川渡ってすぐ寺田の田園地帯からの眺めです。
その岡山の麓にある【毘沙門寺】さんの駐車場に車を停めて…山道を歩きます。
  
忍者回廊巡りののぼり、岡山辺り絵図(遊園地という言葉はちょっと語弊がありそう…(笑))
 「第8番大光寺」への登り口
では、久々の小山登り…

大光寺】(伊賀市寺田)
≪戦国時代までは伊賀地方の有力寺院であり、低いとはいえ山中の要害にあったことから、
天正伊賀の乱では忍者をはじめ武将たちの拠点の一つとなったようで、
伊賀惣国一揆の評定所であった≫とのことです。

歩き始めて、早々に「行者堂」
  お目にかかれて嬉しい行者さま

 お地蔵様2体
すぐ近くに
  鎌倉時代作「北向地蔵」さま
≪大きな岩の正面を長方形に枠取りし中に三体の地蔵が彫られています、
三体地蔵は、三悪道(地獄・餓鬼・畜生)に落ちた衆生を救済するとも、
三界(過去・現在・未来)の衆生を救済するともいわれる≫とのこと、
無事に山登りできますように…お祈りしました。
  
横から生えている木、イノシシの足跡、ここは「中間点 あと10分」と、とても親切です。

  
どんどん登ります、右手にお墓群!?
辿り着いた気配がします…(約20分ほどでしょうか)

 
山からの湧き水で適度にぬかるんでいるので、
ココはイノシシたちの遊び場?水飲み場?かもしれませんねぇ…
石段を登ると
   「大光寺」
ここでご朱印を、、、と思ったらご朱印帳は車の中だった
慌ててカバンの中を探してなんとか紙を見つけ、
そこにセルフご朱印(設置してあるご朱印を自分で押印)
300円もちろん、お賽銭箱に入れます。(帰宅して調べたら200円でした)
気を取り直して、ぐるり見渡すと
  
立派な銀杏の木、去年の残り物のギンナンか?
そして、岡山ぐるり一回りもできるし、お隣の「南宮山」にも行ける!という案内図(とても親切)。

せっかくだから挑戦してみましょう!!
お寺の本堂のある境内を後にして、左に進むと
   
かなり大きなお寺だったのではないかと、鐘楼堂もあるし、鬼瓦も大事そうに残ってます。
周りは、
  
土塁があって、その反対側は険しい杉林、
岡山頂上辺りをぐるり一周するように「西国三十三観音巡り」の石像が祠に囲まれています。
 
こんな道を歩いていると、突然視界が明るくなります
   伊賀の北西の山々
樹木の隙間から見えるのは
 お隣「南宮山」のNHK電波塔
ホッと一息入れて、後半へ
 このまま尾根伝いに「南宮山」へ
ここを進むと「敢國神社」に着いてしまうので、ワタシは行かない(笑)。
  
一回りして無事大光寺に着いたら、同じ道を下って帰ります。
 陽を浴びたシダが綺麗

麓に戻ると「毘沙門寺」が見えます、池とともに…


   ここにも大きな銀杏や高野槙
この「毘沙門寺」で、ご朱印の件をお話すると「どうぞご朱印帳に押してください」とのことで一安心(笑)。
もちろん、セルフでやり直しご朱印!です。
 この観音様は「大光寺」…

山中の遺構や佇まいを見ていると、まさに『夏草や 兵どもが 夢のあと』(芭蕉)かもしれません。
現代語に言い換えれば
「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて奮戦した跡地である。
昔のことはひと時の夢となってしまったなあ」、武士達=忍者達に言い換えていただくとして…

久しぶりの忍者回廊巡りは、お天気も良し、風景も良し、気持ちよく帰路に着きました、とさ。
コメント
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