せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

川崎市T邸新築工事の中間検査が無事に終了しました。

2015年03月12日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


おかげさまで、川崎市T邸新築工事の中間検査が無事に終了しました。
今回、川崎市の検査タイミングは屋根工事完了時。

実際の確認ポイントは、構造の金物検査でもあるので、
構造設計担当にも検査の立会いをお願いしました。

HPにも記事写真をアップしました。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2015/03/t.html

現場の大工さん、監督さん、そして立ちあっていただいた関係者のみなさま
誠にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

現在、毎週の定例会議には、熊本よりFacetimeで参加中です。
ipad をパートナーに持ってもらい、撮影しながら現場を確認。

重要ポイントも、そこにいるかのように監理させていただいております。

釘の音も、構造の様子もよくわかるのですが、、、唯一感じないのが
木の匂い。
あ〜、早く現場に行きたいものです。

大工さんには、設計図では表現しきれないところや細かいところ、
本当によく、フォロー頂いています。

どんどん、進んでいます。ありがたいです。

またパートナーには、現場から質問が出た部分の回答を
相談しながら現場に伝えてもらっています。助かります。

これからも事故なく、順調に進みますように!

このような遠方からのわがままスタイル!?で、
仕事をさせていただくことに感謝して。

3月7日(土)14時〜川崎市T邸構造見学会のお知らせ

2015年03月06日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事
MKデザインスタジオ一級建築士事務所のHPでご案内していました
川崎市T邸の構造見学会を、いよいよ明日開催します。
http://www.mk-ds.jp/news/2015/02/201537.html

14時〜16時です。

寒い最中ですが、ぜひ神奈川県産木材の良さを感じに来てください。

詳しい場所は、ご連絡いただいた方のみへのご案内とさせていただいております。

今回、地域ブランド材を可能な限り採用しています。

全部神奈川県産木材で行ければ良いのですが、
まだまだ種類が揃わないため、他県産材にもお世話になつています。

現場をご覧になり、違いがわかるか?
というと、、、多分わかりません。


地域により、赤みの強い杉、木目が詰まつている杉など特徴はありますが、、

木それ自体がもう個性的ではあるわけですから、ひとつひとつが違います。

木の香り漂うまるで森林浴のような現場で、木の良さを感じていただけたら幸いです。

もし、明日は都合がつかないけど興味があると言う方は、お知らせください。

現場定例時にご案内できる場合がございます。

このような機会をいただきましたこと、
建主さまと現場の施工者の皆様に感謝して。




祝上棟!!

2015年02月02日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


関東地方に雪が舞い降りた次の日、
1月最後の大安に、川崎市T邸の現場にヒノキ土台が入りました。

そして、2月2日の良き日に上棟です。


今回は、構造材に神奈川の木を出来る限り採用。

地域の優良住宅として、かながわ200年の家の補助金も頂く予定です。

かながわの木と言えば、2009年に使いたいといろいろと調べた結果、
流通が整のつていないことが分かり、当時は採用出来ませんでした。

県の政策で、なんとか神奈川の木を製材出来る工場が出来、見学会に伺い、

勉強会で製材屋さんと知り合いました。

そのような流れで、希望してから5年越しとなりました。

しかし、『使いたい!』と言い続けなければ、つくり手とも出会えないのですから、
言い続け、行動することは大事ですね。

今回、使うかながわの木を使うチャンスに恵まれて本当に良かったです。

理解力があり、引き寄せ力抜群の建主様と、
チャンスを提供くださつた工務店さんのお陰です。

建主様にも多いに喜んで頂き、嬉しい限りです。

建物へのお清め(お酒とお米を蒔きます)に乾杯!


工務店の社長さんも、ご両親も参加してのお祝いの席。

私自身は木材を確認した後に熊本に戻り、お祝いの席には同席は出来ませんでしたが、
代理出席のパートナーから報告を受けました。

これからの工事の無事と、関係者皆様の益々の発展を祈念して!
おめでとうございます!!

仕事始めはスケッチから

2015年01月07日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


今週から、仕事始めの皆様も多いと思います。

今年もスムースに取り組めることを願いながら
MK design studioも設計監理の仕事を始めています。

まずは、施工図チェックです。

元旦過ぎてから少しだけ暖かくなり、指先も動きやすい今日この頃。
当方は、仕事始めの5日からスケッチ三昧です。



現場の進捗に合わせて、いよいよ細かな納めを決めて行きます。
1mm単位で描きます。



それでも、実際、図面やスケッチで描ききれないところも沢山あります。

こちらの細かい注文に対応下さる施工者の皆様には、本当に感謝ですね!


配筋検査かぶりに注意

2014年12月28日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


建物の基礎部分の鉄筋が間違いなく施工されているかの検査をします。

鉄筋の径、定着長さ、ピッチの確認。コンクリートのかぶり厚さ、鉄筋同士の結束などなど。

遠目で見ると、概ねきれいに配筋検査されています。

う〜む、しかし、、、、

かぶりが大きいところを発見!

更に、全体を確認すると、高さ不足が分かりました。

今回は、長期優良住宅とグレードが高い(長く住める家づくりのため、
維持管理の質が求められる)ため、基礎を標準より高く設定。

床下に人が潜れる十分な高さを確保するため、基礎高さが通常より50mm以上高いのです。

職人さんが間違いやすいところなので、ちゃんと基礎の図面に描いてあるのですが、、、

やはり、間違えてしまったか!

このままでは、打設後にコンクリートが割れる恐れがあります。

そこで、手間はかかりますが、全箇所修正の指示を出しました。

品質のことを説明して、施工者さんには理解をしてもらいます。

前回現場で図面を見ていた職人さんにお会いしたとき、間違いやすい箇所なので気になり、
「基礎の高さが高いからね!注意してね!」と伝えたのですが。

もっと、もっと、口酸っぱく言うべきでした。
職人さんの頑張りで手直しは、コンクリートの打設には間に合いました。


ほっ、これで年が越せます。現場の皆さん、ありがとうございます。