せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

外壁色の打合せ

2014年12月27日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事
先日は、屋根の色と外壁の色を現場で確認しました。

サンプルを日光に当てながら、模型を見比べます。

日陰と日なたでは、印象ががらりと変わります。

その辺りもいろいろと試しながら検討します。

また、目線では、屋根の色よりもむしろ、屋根先端の色、樋の部分だったり、破風だったりが、目立ちます。その辺りにも配慮しながら設計しています。

今回は、事前に選んだ外壁の色は大判をメーカーより取り寄せ、その質感を感じながら出来上がりを想像します。

建主さんも真剣です。

塗り替えをしない限りはほぼ毎日目にする我が家の色。

飽きがこず、更に心地よい、気に入った色にしたいですよね。

設計者もご希望のいくつか色の中から、屋根と外壁の色の組み合わせは、事前にプロの目で、選んであります。

今回は、思った通り、その色になりました。
良かった〜、好みを外していなくて、笑。

ご家族の雰囲気やご家族の関係性等も考慮しながらのセレクト。

今回、ご両親と2世帯住宅。派手すぎない明るさを求めました。

やや赤味のベージュが落ち着いた小豆色の和テイストに、赤味が少し混じる濃い茶の屋根色。

なかなかにシックです。

寒い中、現地での立ち会い確認をして頂いた、建主さんと施工者さんに感謝です。

工事は、捨てコンクリート(基礎の下に打つ均しのコンクリート)を施工後、基礎の型枠を準備中でした。


晴れ上がり、地鎮祭

2014年11月21日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事

本日は、滞りなく地鎮祭が行われました。

確認申請も無事におりました。これも関係者の方々のお陰です。
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今回は2世帯住宅。

1世帯だった元の敷地に2世帯分の住まいを作ります。

車も2台。

お庭の木も少し残しつつ。

玄関もちゃんと屋根かけてと、配置には苦心しました。

その縄張り(家の大きさだし)をみてもらいました。

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建主さんは、2家族の要望をまとめるのに苦心されました。

実は最後まで、ご家族で折合いがつかない部分があったのですが、

今日はそこも決まり、

昨夜の大雨もすっかり上がり、

「雨降って地固まる」とは、まさにこのことかと。

祝詞をあげて下さった神主さんに感謝しつつ、これからの工事の無事を祈ります。


解体完了。

2014年11月12日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事

今回は建替えなので、既存建物、解体しました。
地盤調査も終わり、いよいよ来週、地鎮祭の予定です。
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やや書類に振り回されている確認申請ですが、何とか着工までに許可が降りて欲しいものです。

建主さまがどんどん波に乗られているので、私もうまく流れに乗りつつ、工事監理に仕事をシフトします。設計打合せからファイルも監理用に以降。
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ひとつのプロジェクトで、設計打合せ、確認申請や諸手続き、現場監理、使用材料や設備のメーカー検討、見積書と、概ねファイルが4~5冊になります。

メールデータでのやり取りで幾分、ファイルの分厚さが減ってきた昨今ですが、やはり紙の上で、あーでもない、こーでもないと、描きいれながらの打合せ、プリントする図面の枚数も多いのです。

そこのところを楽しみながら、、産みの苦しみも味わいながら、、、
施工する工務店さんに段取りをバトンタッチしながら、引き続き3者で力を合わせて住まいづくりを進めます。

無事の着工を願つて


衛生機器は定番が一番

2014年10月17日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事

昨日は、建主さまと、ショールームにて衛生機器の確認でした。

トイレ浴槽の色や型番選びに水栓、コンロからレンジフードまで、展示があるものを一通り。

午後をまるまる使い、みっちりじっくり検討しました。

ショールームへは、いきなり行かない方がベターです。

アレコレあり迷うのと、

当然価格の良いものをメーカーさんは勧めたいからです。

1)出来れば、まずはカタログやWebである定度の金額の相場感を掴む。

2)最新機種、定番機種をざっとチェック後に実物を見に行く。

3)予約は入れる。のが良いでしょう。週末は特に。

設計者が入れば、まずは概ねの選定をお願いして予算の確認。

変更したいところがあれば、追加等、たたき台はあった方が良いです。

きらきらと輝くショールーム。当然お値段の良いものは、良くなります。
私の経験上、建主さまだけで行かれると、新商品の説明を受けて、ついついとそちらを選んでしまいがち。見積りをみて金額の高さにびっくりということも。

当然、家電等は最新が節電や節水タイプですが、以前のものがそれほどに劣るかと言うと、そんなことはないのです。

お財布と相談しながら、こだわるところは絞り、後は定番商品を。

というのが、私はベターだと考えます。

せっかくの新築や改築で新しくなるのなら、気に入るものが良いので、譲れないところ箇所を決め、選択。満足感も得やすくなります。

定番の良さは、飽きがこないことと、故障時の部品交換等もしやすいところ。

以前はもと種類があつた陶器。今は定番色が残りました。
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各メーカーで強みも少しづつ違うので、普段は、その辺りもご説明しながら、一緒に回ります。

実物を確認することを厭わず、妥協せず、良い物を選定したいですね。


構造計算大詰め

2014年10月09日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事

今回、補助金を受けることとなり

審査機関から長期優良住宅のお墨付き(申請して許可をもらうこと)が必要。

構造に関しては、耐震等級2を目指している。

スパンを飛ばし、なるべく広く感じさせる空間を目指す当方の設計に、いつもご協力頂く構造事務所は、黒木設計の黒木さん。

お互い勤めていた時に知り合い、彼が先に独立。

私が独立してからのお付き合い。

構造のパートナーとして信頼している。

何と私と誕生日が同じ!?という偶然は、もちろん独立してから知りました。

人に寄り添うところが共通するところでしょうか。非常に温かい方です。

現在は、依頼主の希望の間取りと無理のない木材の配置を検討中。
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実は、悩ましいところも数有り、知恵を絞るところ。

構造としては有利でも、私からの、

シックハウス基準クリアしても
構造用合板の接着剤ダメ!

壁内結露を招くボードの
透湿低抗値高いのダメ!

木との接触で腐食する
恐れある接続金物はダメ!

集成材は最小限に!

と他の機能を満たさないものを却下したりして

見えないところに、やたらとこだわる設計者におつき合い頂きありがとうございます。

悩ましいところ、、、、今晩も検討が続きます。