今、本当に悔しい思いをしています。
熊本での5年前の悲劇が福岡で繰り返されているからです。
私が、「森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト」を始動したのは
5年前、ふるさと熊本の
阿蘇地方の土砂災害の爪痕現場を拝見したことでした。
橋が流され、家が流され、人が亡くなる、、、
その原因の一つが、伐採されていない沢近辺のスギにありました。
個人でも入れる場所には
たくさんのスギの流木が積み上げられていました。
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50センチだった沢の幅が5M以上となり、流木被害を起こしていました。
自衛隊が片づけた後、と伺いましたが、
被害を想像して、ゾッとしました。
人命救助に、ヘリを使う前に、
沢沿いのスギの伐採にヘリを使って欲しい。。。
私は、そんな想いをもって、取り組んできました。
それでも、個人や、数名の有志の活動では、
日本国土の広さから追いつきません。
2013年、東京ドームホールで一般の方に、発表した時、
このままでは、良くない未来を、
「手入れされないスギは立ち枯れ、土砂災害で流され
今ではわずかな緑と水を求める人たち」というセリフで表現しました。
警鐘として知って欲しかったからです。
まるでその時に、イメージした映像そのままが、
地震の阿蘇大橋での土砂災害と、
今回の福岡での災害。広島もしかり。。。
いずれも、スギが植えられている場所に見受けられます。
映像では、残された林のスギの幹の細いこと。。。
まず、沢沿いのスギは切り、まちで使わないとなりません!
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↑植林の根は、短く、育った木は自重にも耐えられない現状
使う、手入れする、保水力の高い山にしていく、、、
そういった好循環に持っていかなくては、今後もっと被害は増えます。
どうか、このブログを読んでくださっている皆様には、
日本の植林された根を張っていない
スギ、ヒノキを使ってのモノづくりに取り組んでいただき、
日本の水源涵養の保安林の環境の健全化を測り、
人の命を守る良き循環の一員になってもらいたい想いです。
私に山のことを教えてくださった
熊本の「エコシステム」平野さんのブログのリンク先です。
深く知りたい方は、こちらもお読みください。
「土砂災害を防ぐための山大学」の必要性を
ずっと、陳情されてきています。
http://ecosys-jp.net/toramarunikki.html
祈る気持ちで綴りました。
感情的なブログになりました。
お付き合いいただき、ありがとうございます。