せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

手を動かして考える、自然観察の大切さを教えてくれるダビンチ

2017年09月11日 | アート・文化



この週末は、ちょっとだけ芸術の秋体験。

子どもの部活が急遽休みとなり、夏休みに行けなかった
横浜そごうで開催中の「レオナルド・ダビンチ」展、
前期に駆け込み、鑑賞してきました!

レオナルドの「手稿」=スケッチの模型を実物にし、
一部体験もできるというもの。素晴らしい展示です。

実は、私が20代で、バックパッカー貧乏旅行のイタリアで出会い
とても感動した展示。20年ほど前!?

今回も、全然色あせてない。むしろ、再発見もあったりします。
建設現場の重機を動かしやすくするなど、
彼の貢献の度合いが大きいなぁと自身の仕事と絡めて感じ入ったり。

学校から案内をもらった時は、
子どもにも是非、このダビンチの凄さと精密さに触れさせたいと考えていて、
開催中に行けて良かった。

本人も、後期の展示も、一人ででも行く!と、ハマった様子です。

イタリアで展示を見た後、建築関係も手がけたダビンチを、
恐れ多くも、私の隠れ師匠にと、崇めております。

「ダビンチになる!」という本も読んだし。。。
絵画の「スフマート」という概念を人生にどう生かすか書いてあったなぁ。

今回モナリザのレプリカに「スフマート」の解説が有るのを鑑て、
そうそう、人生にもスフマート(ぼやかしや曖昧さ)も必要と思い出しつつ、

手を動かすことの大事さ、
イメージの大切さを、改めて噛みしめました。

ダビンチは、没後500年ですが
車、自転車、飛行機、ヘリコプター、ロボット、など
ありとあらゆるイメージスケッチがあり、
現在の技術の元となっているのですから、すごいです。

それを自然観察から導き出しているところも。

イタリアでの展示時には、英語での解説しかなく
もちろん意味は、おおよそしかわかっていなかったけれど、

今回は、子ども向けに簡単な日本語での解説付きで、助かりました、笑。

ダビンチが水と空気の観察から、水力学や、
空を飛ぶ理論などを導き出したことがわかりやすく書かれており、
子どもに学んでもらおうと、目論んでいた大人の私が、学び直した次第です。

これからも、子どもをだしに使って!?
いろいろと展示会には足を運ぼうかな。

地震の後、ご無沙汰してしまっている趣味の一つ「美術館巡り」を
復活させようと誓う芸術の秋です!


追伸:先日はまた熊本で震度4、母に電話したら問題なかったようです。
ドキドキしますね。メキシコ地震の約30分後でしたから。

横浜にいるときは、熊本の災害情報メールに、どきっとし、現場や家族が心配になり
熊本にいれば、横浜の災害情報メールのたびに、家人に電話して、
「大げさな」と一生される始末。

ふぅ。見えない情報って、心配度が増しますね。
情報に慣れすぎないようにしないと、、、そんなことを思う今日この頃です。