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日本各地(北海道を除く)に植林されている杉。
スギの学術名は、クリプトメリアヤポニカ=日本の宝
その杉ですが、地域地域で特徴を持っています。
大きく木の種類で言えば、スギなのですが、、、
育つ環境によって、木目も違い、
手入れの仕方によって、節のあり方も変わってきます。
その杉の全国での違いを、知り尽くす(使い尽くす)のが
私の夢でもあります!
今年は、杉の本棚を手に入れようと、
年明けから調べておりました。
1月のWoodコレクションで、
出会いがあれば良いな~と思っていました。
出会いがあれば良いな~と思っていました。
残念ながら、出展を見つけ切らず、
回り切らず。。。
結局、ネットで調べた商品を、
販売店に、いくつか質問のやり取りを行って
注文しました。
もちろん、ただの本棚ではございません!
自分で組み立てるものになります。
そんなに難しくはなかったですよ~。DIY。
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ただし、杉が、柔らかく、傷つきやすい
という特徴は、理解していないと、上手くはいきません。
強く、作れば、割れてきます。
そう、握力40kgの女が力を込めすぎると、、、
多少、割れました。
(握力40kgとは、公益財団法人長寿科学振興財団によれば、
16歳男子の平均らしい。)
16歳男子の平均らしい。)
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商品名は、その名も「組手什」。
読みは、「くでじゅう」です。
伝統的な木の組み方を用いた什器(日用品の家具のことですね)
という意味です。
この商品が、良い点は大きく3つ。
1)ケミカルフリー(接着剤や塗料なし)
2)自由度、フレキシブル性
3)国産木材活用にて、森林環境保全に繋がる
完全無垢材で、(接着剤など不使用)
組み立て式で、パーツに分解すれば、再利用でき、
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細長いパーツを順にはめ込んでいきます。
今回は、奥行きが欲しかったので、一般サイズよりも
1枚パーツを追加しています。
SDGs的にも、パーツが軽いのと、小さいので配達がエコ。
良いとこだらけ。
大きな本棚が、配達されたものは、これだけ。
隣のメジャーとペンで、サイズ感を確認ください。
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開けると中身は、パーツの板がきっちりと並んでいます。
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デザイン的にはどうか?
これが一番、気にかかるところ。
欠き込み部分が、うるさいのではないか。
という懸念は、ないこともない。
気にならないと言えば、気にならない。
完成した姿
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グリーンなどは、確実に映えますね~。
理屈的なことを書きました。
体感でどうかというところが最も大事なのかなと
感想を綴ります。
1)組み立てている間、木目の違いや、色の違いを眺めるのが楽しかった。
2)木の香りがして、労働も苦にならなかった。
3)完成後も、杉の甘~い香りが部屋中に広がって、癒されております。
子どもみたいですね、笑。
何だかよくわからないけど、童心を揺さぶりますね~。
デジタルの世界とは違う、アナログの良さ。
買い物だけではない、達成感!?、心地良さ!?
ということで、大満足でした。
最後に、気になる点といえば、地震対策。
どうやって壁に固定するかという方法が
必要で、それは各自に任されている点かな。
販売、製作者にも質問もしました。
最上段を紐等でクロスに結び、壁に固定ということでした。
今回は、板を追加し見えないところで、天板に
固定し、それを壁と固定しました。
転倒防止。これだけは、この日本国で、必須なので、
もう少し、詳しく、解説があるとなお良いですね!
最後に、杉の産地を伺ったところ、三重県だそうです。
お~、三重県といえば、森林政策の先進県ではないですか。
まだ、使ったことがなかったので、嬉しいです。
初、三重のスギ!ブラボー!!
産地はお任せだったので、これはこれで良かった。
見てください。個性的な木目と色合いです。
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三重といえば、
林業を描いた映画、WOOD JOB!(ウッジョブ)の撮影地でもあり
美林の場所です。
余談ですが、映画は、
主演の染谷将太の演技力を引き出し、
伊藤英明が、海猿ならぬ、山猿にもなれることを証明し、
長澤まさみの、美しくて強い女子力を満喫できる
映画となっております。
まだ見てない方は、ぜひ、ご覧くださいませ。
これからも、いろいろな国産木材を試して参ります!