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先週末は、久しぶりの母校へ。
近代的な高層建物の中の煉瓦の建物がレトロ。
H28年熊本地震の被害に遭った
国指定重要文化財の「資料館」は、まだ、修復工事中。
緑も多い中での工事。
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工程の進捗が、張り出されていて、
まさに生の現場が学べますね。
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熊本県建築士会のヘリテージ・マネージャーの講習会が、
先日の水害で、使えなくなった
建築士会の地下会議室から会場が変わり、
熊本大学の製図室にて開催。
以前のむさ苦しか〜った場所が、
改修されていて、
少し垢抜けた印象になっていました。
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窓からの眺めも、北側キャンパス越しに
立田山の緑が見えて
こんなに眺めが良かったんだな〜
と、しみじみ。
本日は、30年以上前の女学生時代を
振り返ってみたいと思います。(当時の写真は、掲載なし)
当時の女子の処遇は、厳し目だったというお話。
地震前にも母校を訪ねた際には、
女子トイレが綺麗になっていたのが、
嬉しかったっけ。
当時、院生女子は、4人だけ。
他大学からの新山者の私でも、
研究室の垣根を超えて、仲良くしてもらっていました。
本当に有り難かったですね。
そして、たまたま、ひとつ下の学部生には、
珍しく、3分の1くらいの女子がいて、某教授が
「女子が多いと、男子が集中して授業を聞かん!」
と、困るのを女子学生のせいにされてたのを、思い出しました。
今はそう言うことはないと、信じたいですね。
まぁ、高校の進学相談でも、建築学科希望と話したら、
「女子が行くとこじゃなか!」と理系の先生にすら
反対された時代でした。
(そんな反対には聞く耳持ちませんでしたが)
これも、今はないでしょうね?
他県への受験時は、駅から遠い
工学部系大学の会場へ行くことを
タクシーのドライバーさんに伝えると
「女子でも、受験出来るんですか?!」
って、驚かれたなぁ。。。
(オイ、オイ、地元の人でも知らないの〜と心の中で突っ込みつつ)
そんな時代でしたね。
建築系女子は、一匹狼的な女子学生でしたが、
いざとなるとタッグ組んでました、笑。
あ、、、、懐かしか〜〜〜〜。
建築に進学して、どうだったかって?
親にも、高校の先生にも反対されても
進んで良かったなと思っています。
面白いし、楽しいし、しんどいし。
クラスの男女で、建築を見て回ったり、
製図の課題の締め切り時には、夜中まで学校にいて、
ワイワイ、ガヤガヤ過ごしていましたし
研究室では、論文書きで徹夜したことも。
そして、メンバーが個性的で。
(人のことは言えません、笑)
しんどいこともありましたが
面白さがそれを上回ったのでしょうね。
今でも、全然、後悔していません。
おかげで、まぁ、大概のことには
へこたれない精神力も養えましたし。
締め切りがある人生っていうのも、、
なんだかんだ、上手く乗りこなせるように
なったでしょうか。
最近は、無理しない方法も含めて。
どんなことでも、全てが、繋がっていますものね。
同窓会で、卒業後、建築ではない仕事に就いた友人が、
学生時に、教授から
「建築の学びは、オールマイティだから、
どんな仕事でもつけるぞ」
と、励まされたと、暴露していました。
(私の記憶にはない)
そんなこと言われてたのねぇ。
あまりにも、履修科目が多くて
途中で、脱落しそうになりますものね。
私の場合、趣味とか、遊びとか、脇に置いて
時間があったら、とにかくバイトと、
建築のコンペのことばかりでしたからねぇ。
(時々、コンパもありましたが)
以外とシンプルな学生時代だった
のではないでしょうか。
これからも、建築という視点から広がっていく
様々な活動を、いろいろと楽しみながら、
生きていくのだと思います。
建築系の女子は、普段は大抵単独行動、
何かやるときは、男女関係なく盛り上がる
という建築学生の
人間関係の距離の取り方が、好き
でしたね。
現在の女子学生さんにも、
「女子は、うんぬん」と言われずに
頑張ってもらいたいですね!
心の中で、エールを送りながら
母校を後にしました。