せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

働く女性の大交流会inくまもとに参加して

2016年09月06日 | ワーク・ライフ・バランス


先週の出来事です。

子どもの夏休みが終わり、
現場がひと段落し、
設計活動や住宅調査と相談の合間に
自分時間を確保。

出かけた先は、熊本市主催の「働く女性の大交流会in熊本」
200名の枠に、ほぼ満員の女性陣が集結。

愛用の手帳「アクションプランナー」の創設者でもある
佐々木かをり氏が来熊。最初に「女性が輝く5つの発想」と題して講演。

今年は、国際女性ビジネス会議への参加を見送ったので
会議でお会いできなかった佐々木氏に熊本でお会いできるなんて、
なんて幸せなこと!

熊本市に感謝!
応募掲載して下さった地域新聞にも感謝!

これまで、彼女の話を幾度か聴く機会もあり、
また運営されているwebで集うサイト「ewman」では
生い立ちや考え方、生き方を垣間みれてはいたものの
初めて聞くエピソードもあり。

ニュースステーションのレポーターとして海外派遣されていた時に
銃で撃たれた武勇談や、そのチャンスの活かし方、人生哲学など
面白いお話であると同時に、励みになる内容ばかり。

いろいろなことを調整して今回参加できて良かった!
その感動を忘れないように、ここに記しておきたいと思う。

まず、示された数字から驚きの内容。
男女格差がある日本の現状。

WEF(世界経済フォーラム)で示された
男女平等指数が日本は101位(2015年度)と低いことは知っていたが、

OECDが実施している子どもの国際学力テスト(PISA調査)に対して
大人の国際学力テストともいえる成人スキル調査(文科省の命名では国際成人力調査)で、
男女共日本は1位ということ。

佐々木氏曰く、大人度が1位の国が、格差101位というのはおかしい。
女性は、もっと能力を活かせるはずということだった。

次のテーマ、ダイバシーティとインクルージョン(含み入れる)では、
大事なのは「視点」、意見に多様性があるかということ。
多人種や男女同数の会議を開くということではないので、
誤解のないようにとおっしゃる。

形だけのダイバシーティ論はいらないと思っていたので、
的を得たりと私はクスリ。

身勝手さとは違うマナーを持って、チーム力が高まること
より良い意見が出ることそういったことに、尽力すべきとも。

そのとおりだなぁ。難しいことながら、本質を突く説明に感心する。

その他にも、
「先に自分が相手の役に立つ」
「常にアンテナを張っておく」
「俯瞰した視点から見てくれる仲間や友人をつくる」
などなど、ビジネスにも人生にも役立つアドバイスが続く。

最後の締めくくりは、
『自らプラスを生み出すところに行く!自分を持っていく』
そして、
『元気を安定させる』
気持ちや健康に波があると、社会的な信用は得られにくいということ。

私自身、住まいの設計では、依頼主の人生に寄り添い
常に元気で前向きに取り組みたい。
被災した方の不安を少しでも取り除きたいと、
元気をアップさせることを心がけており、

共感するとともに、『中庸である』ということを
さらに意識していこうと誓ったのでした。

余談1)流石に、時間管理のプロ。講演も時間きっかりに、終了。
たっぷりの質問時間を作ってくださったのは素晴らしかった。

自慢話や時間を延長する講演も少なくないのだが、、、
さっぱりと端的にテーマの具体的な内容が分かりやすく伝わる講演に脱帽。

余談2)この席で出会った熊本の働く女性陣、
医療関係者や海外で活躍されたされた方など、出会えたことにも大感謝!

今回のご縁を大事に、私も故郷くまもとで、
また頑張ろう!そう思えたのでした。

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