この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

裸の球を持つ男。

2008-08-10 23:29:34 | 旧作映画
 デビッド・ザッカー監督、トレイ・パーカー、マット・ストーン出演、『ベースケットボール 裸の球を持つ男』、DVDにて鑑賞。

 ブログ仲間のshit_headさんから誕生日のプレゼントでもらったDVDのうちの一本。
 プレゼントでもらったDVDに、こんなことはいいたくないのですが、正直ひどかったです。
 何がひどいかというとまず日本語の吹き替えがないんですよね。
 基本的にDVDは字幕と吹き替え、両方オンにしてだらだら~と鑑賞する主義なので、日本語の吹き替えがないという時点でかなりのマイナスポイントでした(日本語の吹き替えはないのに、なぜかポルトガル語とスペイン語の吹き替えはありました。ラテンではよほどこの手のコメディに需要があるのだろーか。)。
 まぁそれはよしとしましょう。字幕がきちんとしたものならば。
 字幕がね、これがまたひどいの。
 字幕がひどいなんて思ったことはこれまでほとんどなかったんですが(なっちゃんの字幕でさえフツーに受け入れられるのに)、これは本当にひどかった。
 まず口の動きと台詞がまるで合ってない。見事にずれています。しかも同じ一行の中に平気で二人の人間の台詞が入ってたりして、わかりにくいったらありゃしない。
 でもまぁそれも大目に見ましょう。ストーリーさえまともなものであれば!!
 ストーリーがまたひどいんだ。
 お話の出発点は近ごろのスポーツはスポーツマンシップがなくなって嘆かわしい、ってことなんです。たぶんそう。確かそう。
 で、ありながらそこから生み出されたはずの「ベースケットボール」という球技が要は相手のシュートを(手段を選ばず)如何に邪魔するか、というスポーツマンシップがまるでないスポーツなんです。そんなスポーツの勝ち負けに興味なんて持てないっちゅーの。
 ギャグもほんと志村けんの『バカ殿』レヴェル。っていうかそれ以下。この映画のギャグで笑える人は心にゆとりがある人だと思います。自分はくすりとも笑えませんでした。
 もしかしたらスポーツマンシップがまるでない(架空の)スポーツをあえて採用することによってスポーツマンシップが失われている、もしくは失われつつある(現実社会の)スポーツを風刺しているのかもしれないですが、だとしたらその演出は高等すぎて自分にはついていけません。
 そんな感じで『裸の球を持つ男』、自分には受け入れられませんでした。
 ということをshit_headさんに恐る恐る報告したら(そういう報告したら怒る人もいるので)、
「あはは、やっぱりせぷっちには面白くなかったですか。自分もそうなんじゃないかと思ってました」っていわれました。
 ・・・・・。
 お願いですから、shit_headさん、DVDをプレゼントする時は相手に合った作品を贈りましょうよ・・・。
 まぁそれが如何にもshit_headさんらしいんですけどね。笑。
コメント (2)
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