この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

お一人様二十本まで無料。

2008-08-04 22:11:08 | 旧作映画
 久しぶりに隣り町にあるレンタルビデオ屋に行ったら店内に次のような張り紙が張られていました。
「長い間ご愛顧のほどありがとうございました。突然ですが当店は8/20を持って閉店することとなりました。つきましては、DVDをレンタルされたお客様に限り、店内にあるビデオをお一人様二十本まで無料にて進呈させていただきます。」
 う~む、、、やっぱりろくに駐車場もない、いわゆる町のレンタルビデオ屋さんじゃあ昨今は営業していくのも難しいものがあるのかなぁ。そりゃまぁツタヤのような大型店舗には到底太刀打ち出来ないか。

 といった感慨はともかく、目を向けるべきは二十本まで無料進呈の方ですよ。
 最近はDVDがレンタルの主流となってきましたが、その店は営業年数が長いので比較的まだ店内にはビデオが置いてあるんですよね(だからこそ営業が立ち行かなくなったといえるのかもしれませんが)。
 
 店内は早くも争奪戦と化していました。結構目ぼしい商品もあったと思います。『攻殻機動隊』テレビシリーズとか、『Xファイル』とか、『ドイツ・チェーンソー何ちゃら』とか。
 でも自分は部屋の広さのことも考え、端からシリーズものを手にするのは止めにして、またまったく情報のないものも手にするのは止めにして、店内の片隅にうず高く積まれているビデオテープの山から鑑賞済みで面白かった記憶があるものと誰かがどこかで薦めていたものだけをカゴに入れて行きました。
 以下が収穫。


   
 
 鑑賞済みの作品が『ギャラクシー・クエスト』、『キャンディマン』、『ハドソン・ホーク』の三本、未鑑賞の作品が『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』、『リード・マイ・リップス』、『死刑台のエレベーター』の三本、爆笑問題も好きなので一本、合わせて七本もらうことにしました。
 本当はまだまだ探せば何かあるような気がしたのですが、映画の上映時刻は迫ってきているし(このあと『インクレディブル・ハルク』と『ダーク・ナイト』を観るつもりでした。)、何より三十段近く積まれたビデオの山(それがいくつもある)の下の段を漁る気力がなかったのです。
 七本のビデオをカウンターに持っていって、「このビデオをもらえますか?」って言ったら、店員さんに「DVDは何を借りられますか?」って返されました。
 これには参りました。何故って、もらいたいビデオはあっても借りたいDVDはなかったので(正確には借りられていた)。
 仕方なく未見だった『ユナイテッド93』を借りることにしました。ポール・グリーングラスの手腕は誰よりも高く評価する自分ですが、だからこそ『ユナイテッド93』は見る気がしないのです。
 で、借りる際、レンタルチケットで借りたのですが、チケット、まだ六枚か、七枚ありましたよ。涙。
 レンタルチケットのセールのとき、安いからって買いだめしたんだった。あのときはまさか廃業するなんて思いもしなかったからなぁ・・・。
 果たして、残りのチケットを使いきることは出来るのでしょうか。甚だ疑問です。無理だな。
コメント (7)
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