この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直自分には合わないなと思った、『グランド・ブタペスト・ホテル』。

2014-06-08 21:08:39 | 新作映画
 ウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズ主演、『グランド・ブタペスト・ホテル』、6/8、TOHOシネマズ天神にて鑑賞。2014年23本目。


 世間的な評価は非常に高いけれど、個人的にはあまり好きになれない映画監督がいます。
 例えばスティーブン・スピルバーグなどがそうですね。
 スピルバーグの作品をすべて観たというわけではありませんが、彼が現代を代表する最も偉大な映画監督の一人だということはわかります。そのことを否定するつもりはまったくありません。
 でも彼の作品が好きかっていうとそれほどでもないんですよね。
 自分の100枚を超えるDVDコレクションの中にスピルバーグ監督作は1枚もありません。
 特に何がダメってことはないんです。
 合わないから合わないとしかいいようがない。

 同じようにウェス・アンダーソンもなぜだか好きになれません。
 彼のファンがなぜ彼の作品を好きなのかはおおよそわかるつもりです。
 愛すべきキャラクターたち、作り込まれた箱庭感、色使いは独特を極め芸術の域に達し、そこかしこにクスッと笑えるユーモアが散りばめられているetc。
 映画を構成する要素の一つ一つは別段嫌いじゃないんです。
 でもその集大成である作品そのものはなぜかそれほど好きになれなくて、、、自分でも不思議です。

 自分ではそんなに好きではない作品ですが、お薦めかどうかと聞かれたら、自信を持って「イエス!」って答えますね。
 矛盾しているようですが、本当にそうで、この作品を観に行って面白いと思う人、満足する人は多いんじゃないかな。
 人様には到底薦められないけれど、個人的には気に入っている作品があるのと真逆ですね。
 そういう作品もあるってことです。

 
 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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