この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

予想していたよりかはずっと面白かった『REC レック4 ワールドエンド』。

2015-02-01 21:01:18 | 新作映画
 ジャウマ・バラゲロ監督、マニュエラ・ベラスコ主演、『REC レック4 ワールドエンド』、2/1、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2015年3本目。


 突然ですが、皆さんは最高一日に何本の映画を劇場で観たことがありますか?
 かなり前のことですが、自分は一日に5本、映画を観たことがあります。
 週末に映画の日(毎月1日)が重なると、一本でも多く観ないといけないような気になったんですよね。若気の至りというか、貧乏性というか。
 今でも映画の日には(5本は無理としても)映画のハシゴをしたくなります。
 今日もバリバリに映画のハシゴをするつもりでした。
 さて、何を観るか?
 メインにする映画は決まっていました。『REC レック4 ワールドエンド』です。正直そこまで期待してはいなかったのですが、シリーズ3作目まで劇場で観ているので、どうせだったら最後まで付き合うかと思ったのです。
 で、これをメインに据えるとして、もう一本は何にするか?
 本当はティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』を観たかったんですよね。しかし『ビッグ・アイズ』のTジョイ博多での上映スケジュールが思いっきり『REC レック4 ワールドエンド』と被っていて、二本を続けて観るということは出来そうにありませんでした。
 しかし、前日に『ビッグ・アイズ』がTOHOシネマズ天神でも上映されていることに気づいて、よし、キャナルで『REC レック4』を観てから、TOHOシネマズ天神で『ビッグ・アイズ』を観よう、もし早起き出来たらTジョイ博多で『エクソダス』も観よう、そんなふうに計画を立ててました。

 で、実際何本観れたのかというと『REC レック4』の一本のみ。早起きすることが出来ずに『エクソダス』を観逃し、さらに『REC レック4』を観終わった後にちょっときつくなって『ビッグ・アイズ』の鑑賞を諦めました。
 「計画というものは計画倒れするためにあるのだ」という格言を思い出しました。まぁ自分が勝手に言ってるだけですが。
 ともあれメインの『REC レック4』が観れただけよしとすることにします。

 肝心の『REC レック4』の感想ですが、予想していたよりかはずっと面白かったです。予告編を見て、もっとしょーもないものを見せられるかと思っていたのですが、そんなことはなかったです。

 さて、『REC レック』シリーズといえば、POV(方式)が売りじゃないですか。
 POVはカメラの視点でお話が進むため、観客の臨場感は非常に高いものがあります。しかし一方で、撮影者がどんな非常時になってもカメラを手放さないという不自然さが常につきまといます。
 『REC レック』シリーズ第一作はその不自然さが極力感じさせない作りになっていて、そこが傑作たるゆえんだったと思うのです。
 しかし続く第二作ではPOVは採用されてはいたものの、かなり不自然な感じで、それが第三作となると途中でPOVでなくなるという、限りなく中途半端な感じになっていました。
 この第四作ではどうかというと、何と最初からPOVではない!POVでないなら『REC レック』じゃないやん!と言いたくなりますが、まぁ第三作みたいに中途半端なものになるぐらいなら、その方が賢明と言えるでしょう。

 POVではないので、いわゆる『REC レック』っぽさはなく、ただ船上を舞台にしたゾンビものという感じですが、決して出来は悪くなかった、と思います。ツイストの効いた展開は自分の好みではありました。
 ただ、オチが何とも締まりがなく、救命ボートで大洋を漂っていた二人が次のシーンでは港町でタクシーに乗っていて、運転手に新婚のカップルと間違われるというのはいくらなんでも無理があると思いました。
 もうちょっとマシなオチはなかったんですかねぇ。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★☆は五つで満点、☆は★の半分)。


 ところで、2015年は1月末にこの『REC レック4 ワールドエンド』が公開され、続いて2月末には『死霊館』のスピンオフである『アナベル 死霊館の人形』が、さらに3月には『ジェザベル』というホラー映画まで公開されます。
 ホラー映画が劇場で公開されること自体は嬉しいのですが、こうも立て続けに公開されると全部は観れそうにないなぁと思っちゃいますね。
 まぁ全部観に行く必要はないのですが。笑。
コメント (5)
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