この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

考えてはいけない映画だった『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。

2020-06-10 21:17:50 | 旧作映画

 福岡の映画館が営業を再開して2週間が過ぎようとしています。

 けれど完全再開にはまだまだ時間がかかりそうです。

 どの映画館も上映されている作品の過半数がすでにDVD化されている旧作ですからね…。

 ただ、そのラインナップはかなり厳選されているな、とは思います。

 まぁ当然ですよね。

 自宅で安く見ることも出来るけど、あえて劇場の大スクリーンでも観てみたい、観て満足出来る、そんな作品ばかりを映画館側は選んでいることは想像に難くありません。

 ですから、現在映画館で上映されている邦画の旧作は無視出来ない、そう思っています。

 実際イオンシネマ筑紫野で上映中の『殺さない彼と死なない彼女』は劇場で観る価値のある映画だと思っています。

 出来ればDVDではなく、映画館のスクリーンで観て欲しいですね。

 同様にイオンシネマ筑紫野で上映されている『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』も無視しえなかったのです。

 ただ諸事情によりDVDでの鑑賞となってしまいましたが。汗。

 以下ネタバレ。

 時間の流れが異なる二人の恋愛ストーリーです。

 この映画にハマる人がいることは不思議だとは思いません。ハマる人は徹底的にハマるのだろうなとも思います。

 ただ、この映画にハマる人はあまり物事を深く考えることがないのではないか、とも思いました。

 などと書くとまるきり上から目線ですが、必ずしもそういうわけではないのです。

 物事を深く考えることは時に大切ですが、時に厄介です。

 素直に感動出来るシーンでも感動を邪魔しますからね。。。

 この映画を見ながらいろいろ考えてしまいました。

 例えば、主人公と彼女が24時間以上一緒にいようとしたらどうなるのか?

 タイムリミットが来たら彼女はパッと消えてしまうのか?

 消えた彼女はどこに現れるのか?

 彼女の家はどこなのか?

 この世界で彼女はどうやって暮らしているのか?etc。

 考えなくてもいいことをいろいろと考えてしまいました。

 そういったことを考えなくて済む人にとっては本作は珠玉のラブファンタジーなのだと思います。

 そうでない人には、、、そうでない作品なのでしょう。

 あぁ、考えなくても済む人間になりたい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 唐津に行くのを止めて下関に... | トップ | 唐津旅行のプランをほぼ立て... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旧作映画」カテゴリの最新記事