この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

死者を鞭打つ。

2023-07-13 22:09:44 | 戯言
 タレントのりゅうちぇるが東京都内にある事務所で自殺しました。
 享年27歳だそうです。
 ネットでは彼の早すぎる死を悼む声が多く聞かれます。
 彼は(彼女?)多くの人に愛されていたんだな、と思います。

 こんな時にこんなことを言うのもなんですが、自分は彼が嫌いでした。
 なぜ彼が嫌いだったのか?
 それは彼がジェンダーレスだったからです。
 というのはどうでもいいことです。
 彼がジェンダーレスだろうが、女装癖があろうが、性転換をしようが、そんなことは自分にとってどうでもいいことです。
 興味がない、と言ってもいいです。
 ついでに言っておくとぺこと結婚し、子どもが生まれた後に離婚、その後カミングアウトしたこともどうでもいいことです。
 パートナーであるぺこがそれで納得したのであれば、他人がとやかく言うことじゃない、と思います。

 じゃあなぜ彼のことが嫌いなのか?
 それはやっぱりあれですね、飲み会の場で彼の女性マネージャーを気に入った大物司会者に「どうぞどうぞ(気に入ったのなら持ち帰って下さい)」と言った件ですね(こちら)。

 芸能界ではよくあることなのかもしれません。
 女性マネージャーもそういったセクハラには慣れているのかもしれません。
 りゅうちぇる自身その場を和ませようとジョークを言っただけなのかもしれません。

 でも、ダメですね。
 どういった理由があったとしても、自分のマネージャーを大物司会者に差し出す卑屈さ、そしてそのことを笑い話にする下卑た感性、ゴメンなさい、どうしても受け入れられません。
 控えめに言って人間のクズだと思いました。

 まぁでも彼の死を悼んでいる多くの人はこのことが気にならないんでしょうね。
 自分にはそのことが信じられないのですが、なるほど、世の中はそういうものか、とも思います。

 そんなわけで自分は彼の死を悼む気にはなれません。
 でもこれだけ多くの人に愛され、その死を惜しまれている彼ですから、一人ぐらい死を悼む気になれない人間がいたとしてもたぶん気にしないでしょう。
 
 間違ったことを言ったつもりはないですし、考えを改めることもおそらくはないと思いますが、死者を鞭打つのはあまり気持ちの良いものではないですね。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ミオ)
2023-07-14 13:40:52
ツイトレでは「死体蹴り」でトレンド入りしてましたよ。
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やっぱり、、、 (せぷ)
2023-07-16 11:56:00
やっぱり日本人は死者に鞭打つことを厭うのでしょうね。
でも死者に言うべきではないことは生者にも言うべきではない、そこに違いはないと思うのですが…。
自分にはよくわからないことです。
返信する

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