この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

八月はまだまだ忙しい。主に映画で。

2008-08-21 22:51:53 | 日常
 今月は8/20の時点ですでに五本劇場に映画を観に行っています。
 一ヶ月で五本、自分にしてはまぁまぁ多い方だと思います。
 でも残りの十日間で後四本観に行く予定なんですよね。
 我ながらよー観るわ、と思わずにはいられません。

 あさって8/23に観るつもりなのがウィル・スミス主演の『ハンコック』
 前評判はそれなりによくて、今から観るのが楽しみです。
 今週末はこの一本だけですけど、翌週が忙しい。

 まず8/30からこの夏一番楽しみにしていた『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!』 が九州でもよーやく公開されます。
 この映画が無事公開の運びとなるのは感慨深いものがあります。
 一時期は劇場公開どころかお蔵入りかとさえ言われていましたからね。
 劇場公開を求める署名活動に参加された方、ご苦労様でした(自分も一応その一人ですけどね)。

 それで『ホット・ファズ』はシネテリエ天神というミニシアターでの上映なんですけど(シネテリエ天神はミニシアターという言葉に恥じないほど小さいので、当日はよほど早く行って並ばないといけないだろうなぁ)、どーせはるばる遠く天神にまで出張るならもう一本観るかと思って前の週からKBCシネマで公開されている『シティ・オブ・メン』の前売り券も買っちゃいました。
 何といってもあの『シティ・オブ・ゴッド』の続編(?)とあらば観ないというわけにもいきません。

 さらに同じく8/30から九州で初お目見えとなる映画があります。
 それがこれ、『片腕マシンガール』
 ぶっちゃけいってそこまで惹かれるものがあるわけではないんですが、ただ、この映画を九州で一番最初に上映してやろうというシアター・シエマの心意気は買いたいなと思ったので観に行くことにしました。

 というわけで8/30は昼間天神で映画を二本観て、さらに夜になって佐賀でもう一本観る予定にしています。
 夏の最後の最後になって本当にハードな一日を送ることになりそうです。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

侵入者アリ。

2008-08-20 23:31:03 | 日常
 蟻が侵入したってオチではないですからね。まず最初に断っておきます。


 夕食後、二階の自分の部屋にあがって、電気をつけたとき、ササッと視界の隅を横切る黒い影がありました。

 え?な、何?と思って目で追いかけると、それは何と、、、

 さて、何でしょう、わかる人、いるかな?

 って勿体ぶるほどのことでもないんですが、イモリでした。


   


 毎年、浴室や台所の窓ガラスに外側からへばりついているのは見かけるのですが、二階の部屋にまで侵入されたのはこれが初めてだなぁ。

 基本的にイモリは嫌いではないので、外に逃がそうと思って捕まえようとしたら、その素早いことといったら!!あっという間に本棚と壁の隙間に逃げ込まれてしまいました。

 このままほっといたらいつか大掃除をしたときにでもイモリのミイラが見つかるのかなぁ、嫌だなぁ、って思っていたら、翌日には窓のアルミサッシのところにへばりついているのを発見、写真撮影後、無事外に逃がすことに成功しました。

 いつかイモリが恩返しに来てくれるかな?でもくれぐれもハエや蚊の死骸はいりませんから!!

 ps.本文では写真の生き物をイモリと書きましたが、すいません、ヤモリの間違いでした。
 イモリとヤモリの違いは充分知っているつもりだったのですが、、、いい恥をかいてしまいました。汗。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マツタケの土瓶蒸し。

2008-08-19 23:41:00 | 日常
 お盆休み、兄貴一家が帰省していたので、ちょっと贅沢して、久留米にある創作料理のお店に行ってきました。

 そこで何と!!まさか!!あの!!マツタケの土瓶蒸しが出たのです!!(「!」多すぎ。お前は羽鳥アナかっつーの。あと写真は撮り損ねました。舞い上がっていたので。)


 で、食べ終わっての感想。

 う~ん、、、永谷園はよくマツタケの味を再現してるなぁ。。。

 って実も蓋もないったりゃありゃしねぇ!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鵜呑みにするのもどうかと思われ・・・。

2008-08-18 23:59:11 | 戯言
 先日観た『闇の子供たち』はタイを舞台にした、幼児売春と臓器売買が題材の映画です。
 この映画を観ていて気になったのは幼児売春はともかく、本当に臓器売買も行なわれていることなのだろうかってことで、、、だってどこからか子供をさらってきて、心臓を取り出して移植するっていうんですから、それって殺人行為以外の何ものでもないじゃないですか。いくらタイでもそんなことはありえないんじゃないかと思って、帰って調べたら案外あっさり事実がわかりました。
 タイでは日本人への心臓移植自体行なわれたことがないそうです。
 このことは映画に取材協力をした医師自らが語っていることなので間違いないでしょう(詳しくはこちら。)
 つまり、タイで違法な臓器売買が行なわれているというエピソードは、単にお話を盛り上げるために作られた絵空事ってことですね。

 勘違いして欲しくないのは、何も映画の中で絵空事があってはいけない、っていいたいわけではないんです。そんなこといってたら映画なんて作れないですしね。
 でも昨日ざっと『闇の子供たち』のレビューが書いてあるブログを見回ったら、「タイでこんな残虐なことが行なわれていたなんて!生きたまま心臓を取り出される子供がかわいそう!!」みたいなことを書いてあるブログも結構見かけました。
 これはちょっと問題なのでは、と思いました。
 同じことがホラー映画でされていても問題はないんですよね。スロバキアのホステルでは会員制の殺人クラブがあって、そこでは夜な夜な旅行者が無惨に殺されているとか、そういうのは誰もまともには信じないから。
 でも『闇の子供たち』は如何にもこれは現実です、みたいな描かれ方をして、その演出がまた上手いものだから、鵜呑みにしちゃう人も出てくるわけです。

 結局これって作り手の良心の問題なのかも、って思いました。例え興が醒めることになったとしても、エンドロールの最後にでも「本作はいくつかの事実を基にして作られたフィクションです」とでもテロップが流されるべきなのではないでしょうか(一応館内が明るくなるまで席を立たなかったけれど、そういったテロップはなかったと思います。)。

 まぁ似たようなことは『崖の上のポニョ』を観た時も思いましたけどね。
 あの映画を観た子供が、飼っている魚に餌としてハムを与えちゃったら・・・。そしてそれが元で魚が死んじゃったとしたら・・・。(実際魚にハムを与えたらどうなるかは知りません。)
 そうなったときそのことを聞いた宮崎駿はどう思うだろうって意地悪なことを考えてしまうのです。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闇の子供たち。

2008-08-17 14:32:22 | 新作映画
 梁石日原作、阪本順治監督、『闇の子供たち』、8/16、KBCシネマにて鑑賞。2008年36本目。

 自分にとって映画はあくまで娯楽なので、鑑賞後気分が落ち込むであろう作品は、あまり好んで観るということがありません。
 でもなぜか、年に一本か二本は義務感めいたものに突き動かされて、そういった作品を、具体的には『ホテル・ルワンダ』や『誰も知らない』などですが、観てしまうのです。
 今年もまた『闇の子供たち』を観て、どよ~んと気分が落ち込んできましたよ。

 非常に重たい映画でした。
 まぁ重たいのも道理、題材として扱われているのがタイで実際に行われている(とされる)臓器売買と幼児売春なのですから。
 しかし、そういった重たい内容の映画にも関わらず、主要なキャストが江口洋介や宮崎あおい、それに妻夫木聡といったメジャーな俳優で固められています。
 社会派の作品は毎年少なからず公開されていますが、彼らのようなメジャーな俳優が出演している作品は今までなかったような気がします。
 興行的には間違いなくこのキャスティングはプラスへと働くかと思われますが、演出的には若干マイナスに働いているように思えました(それについては後述)。

 臓器売買といってもこの作品の中で行なわれるそれは我々が通常耳にするような脳死による臓器移植といった穏便なものではなく、心臓の生体間移植のことなんです。つまりは殺人行為に他なりません。さすがにこれは作品の中だけのフィクションではないかと思いますが、定かなことはわかりません。
 フィクションであれ、ノンフィクションであれ、どうなのでしょう、もし愛する我が子の命が残り半年しかなくて、他人の子供を犠牲にすれば我が子が生き延びられるかもしれないというとき、一人の親として、どのような行動を取るのでしょうか?その行動は一人の人間としてのそれと同じなのでしょうか。
 映画『闇の子供たち』は私たちに様々な問いかけをしてきます。

 この作品の中で幼児性愛者は嫌悪すべき怪物として描かれています。
 幼児性愛者=怪物という図は非常にわかりやすいのですが、作品は最後の最後に怪物はあなたのそばにもいるかもしれませんよ、もしかしたらあなた自身なのかもしれませんよ、という形で幕を閉じます。
 この結末自体は秀逸だと思いましたが、その演出が正直手ぬるいと感じました。
 (ここから先ネタバレ)
 他ならぬ主人公の南部自身が幼児性愛者だった、というのが物語のオチなのですが、それが最初にわかるのが彼の、少年の手を引っ張って闇の中に消えていくという回想シーンなんですよね。
 これだけだと南部がなぜ自ら死を選んだか、正直理由が弱い。
 自分が監督であれば、同じ回想シーンであっても、例えば性行為の最中少年が変死してしまった、そして南部はそのホテルから逃げ出した、というふうによりショッキングなものにしていたと思います。
 単に幼児性愛者だったという過去があるだけなら、南部の贖罪は充分だったのではないか、と自分は思うからです。
 というか、少年がその後どうなったのかがはっきりしないと、物語として落ち着かないんですよね。少年はその後別の場所で幸せに暮らしました、ではそもそも南部が贖罪する必要すらないんだし。
 南部と少年の性行為のシーンがないのは、南部を演じる俳優が江口洋介だったからなのではないか、と邪推してしまいます。
 こういった作品に出演すること自体英断だとは思うのですが、であればもう一歩踏み出して、鬼畜の役を演じて欲しかったです。


 映画『闇の子供たち』は決して観て楽しい、というような作品ではありません。努々宮崎あおいや妻夫木聡を目的に観に行ってはいけません。
 しかし私たちが普段目にすることがない、社会の闇、心の闇を知るためのよい切っ掛けになると思います(あくまで切っ掛け)。

 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)といったところです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おそらく、「ちん○こ」という単語が最も頻出する刑事小説。

2008-08-16 22:39:07 | 読書
 まずはネガティブコメントの続きから。そういうのが苦手って人は読まない方が賢明です。
事情があって(やましいモノじゃないですよ。笑。)ある人と密に連絡を取る必要を感じて、それにはチャットがいいだろうと思って、その人をmsnメッセンジャーに誘ったんですよね。
 その人とは電話ではフツーに話すし、携帯でのメールのやり取りもしてたんですけど、なぜだかチャットをすることは拒絶されてしまいました。
 自分としては理由があってチャットに誘ったんですけれど(自分は誰彼構わずチャットに誘ったりはしません)、チャットをすることの、何かデメリットってあるんでしょうか?
 それとも単に自分の誘い方に問題があっただけなのかなぁ。
 このことについては記事にするかどうか随分迷ったんですけれど、今後、同様の場合にどうすればいいのかがわからなかったので、記事に書くことにしました。


 現在刊行されているリンカーン・ライムシリーズを読み終わって、さて何を読もうかと思案していたところ、読書の神様も粋なことをされるものです、R・D・ウィングフィールドの『フロスト気質』が発売されました。

 タイトルに「フロスト」とありますが、心理学精神医学その他、なーんも関係ありません。主人公の警部の名前がフロストってだけです。
 このフロスト、おそらく刑事小説史上、もっとも品行下劣なオッサンで、およそどんな凶悪な犯罪に対する時もまた陰惨な犯行現場においても下品なジョークを忘れません。
 例えば廃棄された石炭貯蔵庫で腐敗著しい死体が発見された時の台詞。
「あのおっさんを運び出す役目だけはご免こうむりたい。言っておくが、腕をつかんで引っ張りあげるだなんて無精ったらしい真似はするなよ。腕だけもげちまうからな。同じ理由でちんぽこだけつかんで持ち上げるのも厳禁とする」
 読んでて、思わず吹いてしまいましたよ。笑。
 一事が万事この調子で、フロストの言動が一々笑えるんです。とにかく、おっかしーの。

 そして単に笑えるだけでなく、時折りフロストが不意に見せる優しさがこの作品のもう一つの魅力でもあります。キャシディ警部代行の娘の死亡事件の真相が明かされるシーンは読んでてジーンと来ましたよ。

 本書は本当に超のつくお薦めなんですが、唯一難を挙げるとすると長い、ってことでしょうか。作中で流れる時間は三日程度なんですが、それなのに上下巻合わせて900ページ以上あるんですよね。読書を趣味としない人にはこの厚さは厳しいものがあるかもしれません。
 でもとにかくめっちゃめっちゃ面白いですから。特にデヴォン山岡さんにはお薦めします(名指しで薦められても困るかな?)。

 お気に入り度、お薦め度、ともに★★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンフー・パンダ。

2008-08-15 17:51:46 | 新作映画
 ドリーム・ワークス提供、『カンフー・パンダ』、8/14、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2008年35本目。

 う~ん、、、いつにもましてコメントが少ないなぁ。
 ただでさえ友人が少ないというのに最近立て続けにブログ仲間が二人更新停止宣言をしちゃって、そんなことばかりだと誰も彼もから見捨てれるんじゃないかって自分みたいな人間不信な人間は思っちゃうよ。
 はい、本日のネガティブ発言はこれにて終了。
 続きはまた明日!お楽しみに♪(楽しくねーよ!!)

 昨日は『崖の下のポニョ』に引き続いて『カンフー・パンダ』を観ました。
 正直『ポニョ』が個人的にイマイチだったので(『ポニョ』を楽しめる人はたくさんいると思いますよ。あくまでイマイチだったのは個人的に、です。)、『カンフー・パンダ』もダメだったらどーしよと思っていたのですが、、、いやぁ、面白いよ、『カンフー・パンダ』!
 観る前は正直北京オリンピックに当て込んだ便乗映画ぐらいに思っていなかったのですが、そんなことは全然なくて、非常によく出来たカンフー映画でしたね。
 自分はジャッキー・チェンがことさら好きってわけでもないですし、カンフー映画にも詳しくないのですが、そんな自分の目から見ても、うわぁ、懐かしいな~と思えるシーンが目白押し。カンフー映画好きの方であればもっと楽しめるんじゃないかと思います。
 『ポニョ』が子供向けに作られた割には案外子供が楽しめない作品だったのに比べ、『カンフー・パンダ』はしっかりと子供のことも考えて作られた作品でした。
 動物達の一体一体が動きがユーモラスでしたし、会話がコミカルなんです。
 特に笑えたのが主人公のパンダの父親がアヒル(!)なんですけれど、彼が父親に向かってこういうんですよ。
ボク、ときどき父さんの子供じゃないんじゃないかって思うことがあるんだ・・・
 今思い出しても笑えます。
 ストーリーもきちんとしていて、パンダがあまりにも短期間で強くなりすぎじゃねぇの?とツッコミたくはなりますが、でも物語的にはきちんとツボを押さえた展開でした。
 パンダの兄弟子たち、マスター・ファイブにも見せ場はちゃんとあるし、平和の谷を襲う凶暴なタイ・ランの過去にも泣かされるものがありました。
 
 今年の夏は家族向けの映画としてはまず何といっても『崖の上のポニョ』でしょうけれど、『ポニョ』以外で何かお子さんたちと映画を観に行こうと思われている方がいたら、是非『カンフー・パンダ』を観に行かれて下さい。

 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

崖の上のポニョ。

2008-08-14 23:37:44 | 新作映画
 宮崎駿監督、『崖の上のポニョ』、8/14、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2008年35本目。

 お盆休み期間中にも関わらず、TOHOシネマズトリアス久山が映画料金¥1000というサービスディを設けてくれたので映画のハシゴをしてきました。よっ、TOHOシネマズトリアス久山の太っ腹!!

 どーでもいいことなんですが、以前TOHOシネマズトリアス久山(これまたどーでもいいけど名前が長いよね・・・。)に行ったとき、完全にカーナビに頼りっきりだったのですが、そのとき福岡市内を突っ切るよーなルートを指示され、自宅から一時間半もかかっちゃいました。
 いくら何でもそりゃかかりすぎだろーと思って今回はある程度自分の勘を信じて行ったら四十分ほどで着いちゃいました。下手したら佐賀市内のシネコンより近いよ。あんまりカーナビに頼りすぎるのも考え物ですね。

 さて、本日一本目に観たのが宮崎御大の『崖の上のポニョ』。千円なら観てもいいかなと思って。話題にもなってるしね(つまり作品そのものにはあまり惹かれるものがないってこと)。
 まぁ何ていうか、いろいろわかんない映画でしたね。
 中でも一番わかんないのが主人公宗介の母リサの行動。
 ポニョが滅びの水って奴を解放したものだから、宗介たちの住む町を大洪水が襲います。止められたにも関わらず、猛烈な嵐が吹きすさぶ中、宗介を連れて働いている老人ホームから強行に家に帰ろうとするリサ。
 なんで???
 この後の展開を見ても危険を冒してまでどうしても家に帰らなければ理由って特に感じられないのだけれど?
 どうにか家に帰り着いて(途中ポニョと合流)、安堵する三人。ここまではわかるよ。でも夫の安否が知れないというのに(というかフツーに考えれば夫は死んでいる)のんびりお茶を飲んだり、ラーメン食ったりする(リサが食べた描写はない)、その神経がわからない。さて、お茶しよっか?じゃねーよ!!
 さらにわからないのが働いている老人ホームの様子が気になるという理由で幼い子供たち二人を残して出かけるリサ。
 待て待て待て。
 老人ホームが気になるっていう気持ちはわからないでもないよ?でもさ、今そばにいてあげなきゃいけないのは子供たちの方じゃないの?老人ホームの方には他に付き添いの職員がいないってワケじゃなし。
 必ず戻ってくるから、などというテキトー極まる約束をして出かけちゃうリサ。もちろんこの約束が果たされるわけはない。
 一連のリサの行動は、自分が物語の登場人物で、物語の結末がどーなるかを知っている人間のそれだよね。
 まぁ確かにリサがそういうふうに不自然な行動を取らなければ物語は進まないわけなんだけれど、そういった不自然さを少しでもなくすのがストーリーテラーとしての務めではないだろーか。

 宮崎御大はこの映画を主人公たちと同じ、幼い子供たちのために作ったと聞きます。
 でもたまたま隣りに座っていた五、六歳の女の子が保護者と思しき男性にエンドロールが流れ始めてこう言いましたよ。
「やっと終わったねー」って。
 この一言に本作の存在意義は要約されていると思います。

 お気に入り度は★★、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)といったところです。

 ps.この映画を観た子供が海水魚を真水で飼おうとしたり、魚の餌にハムとか与えたりしなければいいんですけどねぇ。子供って影響受けやすいから。。。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリミナル。

2008-08-13 23:14:00 | 旧作映画
 グレゴリー・ジェイコブズ監督、『クリミナル』、DVDにて鑑賞。

 本作を見てみる気になったのは、先日『ダーク・ナイト』を鑑賞した時ヒロイン役のマギー・ギレンホールがあまりにキルスティン・ダンストにそっくりだ(と思)ったので、他の作品でのギレンホールはどーなのだろうと確めてみたかったからです。
 というような、ほとんど不純といっていい鑑賞動機で見たのですが、『クリミナル』、思いがけず面白かったです。
 コン・ゲーム(騙しあい)が題材の作品なので詳しくは語りませんが、コン・ゲーム映画の御手本みたいな作品でしたね。
 借りてみるまでその存在すら知らなかったので、よく書けた脚本だなぁと感心していたら、それも道理、オリジナルは『NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち』というアルゼンチン映画でした。
 リメイクでこれだけ楽しめたのですから、オリジナルはもっと自分の好みなんじゃないかと思います。
 でもオリジナルを見るのは至難の業でしょうね。ハリウッドでリメイクされたとはいえ、無名の監督のアルゼンチン映画を置いているレンタルショップはなかなかないでしょうから。少なくとも地元のツタヤには在庫はありませんでした(面白そうだという理由だけでDVDを購入するほど自分は裕福ではないので)。

 あと作品自体は非常に面白かったんですけど、『クリミナル』っていうタイトルはどーにかならんかなぁって思いました。犯罪ものとしてはあまりにありがちなタイトルなので、検索してもなかなかヒットしないっつーの。といってもまぁ原題通りなんですけどね。

 あ、そういえばヒロイン役のマギー・ギレンホールですが、この映画を見てもあまりキルスティン・ダンストに似ているとは思いませんでした。よりブサイクでした。笑。
 いや、ブサイクというのはちょっといいすぎたかな、でも終始仏頂面で、でもそれがこの作品には合っていました。
 それにしても本作といい、『ダーク・ナイト』といい、マギー・ギレンホールってどうしてあんなに胸元を強調した服ばかり着るんでしょうね?少しでもブサイク顔から男たちの視線をそらすため、っていうのは自分の邪推に違いありません。笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金の味。

2008-08-12 21:54:59 | グルメ・おやつ
 えーっと、先に断っておきますけど、黄金の味といっても焼肉のタレのことではありませんから(わかっとるっつーの)。ましてやアレのことでも(アレって何だよ)。

 地元のあるアイスキャンデー屋さんには変り種のものがいくつかあるのですが、レアチーズやトマト、ブルーベリーetc、これもそのうちの一つです。


   

 ミルク金時ならぬミルク金箔だそーです。笑。
 自分も一口だけ食べさせてもらいましたが、はっきりいってミルクの味しかしませんでした(当たり前だ)。
 さて、この金箔を張ったアイスキャンデー、値段はいくらでしょう?
 ズバリ正解された方にはこの金箔を張ったアイスキャンデーを、、、食べた後に残った割り箸をプレゼント♪(いらねーよ!)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする