おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

アイーダ

2010-10-07 23:41:42 | 音楽
 職場までの道すがら、コスモスが咲いている。

   

 そして、あちらこちらでキンモクセイの香り。まさに秋だ。

 数日前、いわき芸術文化交流館・アリオスにいる職場の同僚にメールした。11月にアリオスで、ヴェルディのオペラ「アイーダ」が上演される。ここんところオペラを観ていないので、オペラ浴をしたくなった。取り急ぎ、チケットの空きを確認。まだ空席はあるようだ。
 頼んだのが、4階席の1列目。ほぼ中央。上から眺めることとなる。

   

 オペラは、だいたい東京で観ている。新国立劇場か東京文化会館だ。座席はだいたいA席かB席。これで十分だ。ヨーロッパの著名どころでなければ、1万円から1万5千円程度で観ることができる。(メジャーは、S席5万円を超すようだ)

 さて、アイーダ。サッカーのワールドカップでさんざん流れたので、聴けば「あれか」と思うのではないか。

 TVやDVDでは観ていたのだが、アイーダを生で観るのは、新国立劇場以来だ。この日の夜は、行事を入れないこととした。

 来年3月、すみだトリフォニーホールでの公演、ダニエル・ハーディング指揮、新日本フィルのマーラーのシンフォニー第5番。このチケットが10月の末に発売となる。もう、新日本フィルオンラインチケットの会員登録を済ませ、発売を待つだけ。

 3月中旬にはお江戸へ旅に出る。

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磐城平城趾

2010-10-07 23:16:31 | 出来事
 昨日、産業創造館に行ったついでに、いわき総合図書館をのぞいてみた。今、企画展示「図書探訪 いわきの遺跡 平城~旧外堀跡編」が行われている。

   

 いわき総合図書館が入っている駅前再開発ビルの一部は、磐城平城の外堀があったところ。ビル建築の時に埋文調査が行われた。時代的には、江戸時代後期から明治初期まで。鉄道が引かれたときに、堀は埋められてしまった。

 発掘されたのは、陶器類、木製の荷札など。木製の荷札は、泥の中に保存されていた。これを保存するために、現在、水の中で保管しているそうだ。

 磐城平城は、1602年に入封した鳥居忠政公が、約12年の歳月をかけて築いた。大坂城をまねた城で、古地図を見る限り、北の伊達を意識した造りである。天守閣はなく、現在のいわき駅北側の高台に建っていた三階櫓が天守の役割を果たしていたといわれる。戊辰戦争の時、官軍の攻撃を受け、時の城代家老が城に火をつけて安藤信正公とともに西へ逃れた。その後、仙台在中に降伏した。

 そういったわけで、磐城平は明治政府の覚えはあまり良くなかったようだ。ただ、現在の安藤家の御当主にお話を伺う機会があったのだが、信正の養子・信勇は、戊辰戦争が始まったときに、飛び地の岐阜におり、早々に京に入り明治天皇に謁見したそうだ。こう見ると、親子で賊軍と官軍に分かれてしまったようだ。官軍の信勇公は、その後、学習院の書道の教授となっている。

 今、磐城平城の遺構は、内堀の丹後沢、白蛇堀、石垣が一部のみ。殆ど住宅地となっている。よく、お城が残っていれば、という話を聴くし、お城を何とかしなければという話も聴く。

 心のよりどころとするためには、もっと、地域の歴史を学ぶ必要がある。

コメント (1)
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