おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

サイトウキネン

2010-10-16 08:52:38 | 音楽
 14日の呑み会の影響か、昨日の夜は早い時間に睡魔がやってきた。ちょうど、テレ東でミイラの番組をやっていたのだが、ところどころ、記憶が飛んでいる。

 その後、なにげに教育テレビを回したら、サイトウキイネンフェスティバル。小澤さんは、復帰したものの腰痛でチャイコの弦楽セレナーデ第1楽章のみ。完治した後に完全復帰して欲しい。
 代打は下野竜也さん。武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」とベルリオーズの「幻想」。

 武満の「ノヴェンバー・ステップス」は、ニューヨークフィルの創立記念に作曲されたもので、指揮者を真ん中に、上手側に尺八、下手側に琵琶。それをバックアップするように弦楽器が左右対称に配置されている。
 小生、勉強不足につき、武満の音楽を十分理解できていないが、衝撃を受けたのは、映画「東京裁判」である。戦後、戦争犯罪者を審理するため、極東国際軍事裁判所が設置され、その経過がドキュメントとして映画化されたものだ。小生もビデオを持っている。その背景に流れた音楽が武満のものだ。弦楽器が戦争の愚かさ、悲惨さ、平和を追い求めようとするもがきを表現しているようだった。

 「幻想」は、リハーサル風景も放映された。断頭台への行進では、ビオラに対して精神不安定になるようなハチャメチャな演奏を要求している、団員も笑いながら練習していた。

 何だかんだで、午前1時過ぎ。こんな時間に寝ても、早く目を覚ましてしまう今日この頃である。

コメント
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