けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

クリスチアーノ・ロナウド、お披露目

2009-07-07 06:30:57 | football

「1、2、3、アラ・マドリー!」と観客に向けてコールをしたところ

ついにお披露目です、クリスチアーノ・ロナウド。ロナルド?(スペイン語音声ではロナルドと聞こえる)。それにしても、実に嬉しそうです。来たかった場所に来た、って感じで。



背番号は、既に報道されていたとおり、9番。マドリーにおける9番の系譜は、ディ・ステファノ、ウーゴ・サンチェス、サンティジャーナ、ロナウド……と書くマドリー公式。だいぶ飛ばしている気が…? (いいんですけど、別に)




お爺ちゃん2人

サンチアゴ・ベルナベウを満員にし、エウゼビオが保護者として(?)付き添うという、歴史的なお披露目となりました。



そんなわけで、感極まってしまった新9番でした。

地元紙

2009-07-06 23:56:44 | football
その名もsonseca.esというソンセカのニュースサイトから、今回のフットボールスクールのオープニングにモリエンテスが参加した、という記事。さすが地元紙。モリエンテスのコメントなど混ぜまして、ざっくりと。


---------------
モリエンテス:フットボール選手の新しい世代が、ソンセカの名前を世界へと伝え続けてくれることが願い

7月12日まで行われる第4回フットボールスクールのイベントの場で、モリエンテスは「僕の将来についてどんな決断もしていない」と断言した。

ソンセカで生まれたフェルナンド・モリエンテスは、昨日(5日)から、彼の名前を冠した第4回のフットボールスクールに出席、その公式行事で54人の若い参加者たちに話をした。
「最初の年と同じ夢を持って、そして今は、僕に代わってソンセカの名前をスポーツマンがいるべきあらゆる場所に伝える新たなフットボーラーたちをすぐにでも見たいという願いを持っているよ。」
そう述べたモリエンテスは、今週の木曜日まで、午前中のトレーニングにインストラクターとして活動に参加する予定である。

「インストラクターとして、フットボールが僕に与えてくれたもののすべてを伝えられるよう、100%の努力を尽くすつもりだよ。ソンセカを工業の街と見る多くの人がいるが、同時にスポーツの環境として、また多くの才能のスカウトのための場所として重要な場所と見てほしい。」

一方でモリエンテスは、自信の将来についての質問を避けることができなかった。モリエンテスが昨シーズンをもってバレンシアを去り、現在スペインフットボールおよび国外のクラブから、複数のオファーが来ていることを思い出す必要がある。モリエンテスは、スポーツ面で興味深いオファーを手にしているが個人的な面では納得するには至っていないこと、しかしまだ、来シーズンどのユニフォームを身に着けるかは決めていないことを説明した。

(後略)
---------------
後半は、お役所の人のコメントなどだったので、割愛。

ようやく記事になる場所に姿を現したモリエンテスでした。昨シーズン(08/09)中のインタビューでも時々思いましたけど、なんかやっぱりもうフットボールキャリアを、達観してしまったような雰囲気があるようなないような……。
とはいえ、次の行き先を吟味している様子があるので、まだやる気はあるんだろう、と思っています。スポーツ面で興味深いが個人的な面で……給料問題とか家族の環境の問題とか、その辺の話かな。どこのことだろう……。

ところでモリエンテスって、指導者ライセンス持ってるんだろうか。


消息

2009-07-05 19:26:42 | football
ここしばらく当ブログでは影の薄いモリエンテスですが、そういえばそろそろあの時期だなー、と思って探しに行ったら、ありました。


第4回フェルナンド・モリエンテスサッカースクール。まさに本日、20時30分よりオープニングのイベントがあって、明日から1週間みっちりとスケジュールが詰まっています。フットボールのトレーニングはもちろん、体育館、プールでの活動など。サンチアゴ・ベルナベウにも行きます(らしい)。
スクールそのものの責任者はモリエンテスではないのですが、スタッフにはモリエンテスの兄弟が入っているし、昨年も本人がちゃんと顔を出している。今年はどのタイミングで来るんでしょうか。といっても逐一このスクールの様子を追いかけられるわけではないのでわからないのですが、それよりもはるかに気になることが……


どこ?
どこに行くかです、来シーズン。バレンシアとの契約は6月30日を持って正式に終了し、今は正真正銘無所属、のはず。お役所書類とかに職業・勤務先を書かなければならないとしたらどう書くんだろう? と余計な心配までしてしまいます。プレシーズンを開始したリーグもあるのに、未だ将来不明。スペインのグーグルノティシアにもめぼしい情報はほとんど引っかかってきません。最近だと、7月1日に「現在リーガでフリーとなった選手リスト」に名前が載ったりしたのと、エジミウソンが「ケイリソンはモリエンテスっぽい」とか言ったらしい、というニュースくらいでしょうか(ケイリソンはバルサが狙っているとされるブラジルの若手FW。ビジャを獲得するために、金銭+ケイリソンのレンタル、で交渉に来るとか何とか…)。
そんな状況ですが、検索をスペイン語ニュースからトルコ語に代えてみたりすると…

フェネル?

2日ほど前から、フェネルバフチェとモリエンテスの名前とがニュースになっているのです。トルコ語はさっぱりわからず(翻訳機かけてもわからない)お手上げなのですが、フェネルの新監督クリストフ・ダウムの名前が出てくるので、ドイツ語のニュースも探してみると、たとえばこんな記事が出てくる。が、これがもっとよくわからない。
こちらの記事、言語の意味としてはなんとなくわかるのですが、「バレンシアが経済的に困窮しているので、モリエンテスがクラブを出られる」とかいう感じで…ちょっとおかしいですよね。すでにバレンシアとは契約が切れてフリーなわけで、バレンシアのクラブ状況は関係ないはずなのに。記事には「スペインでの報道によると」みたいなことも書いてあるのですが、何か関連するような記事があっただろうか? 検索にひっかかっていないだけかもしれませんが。
実際フェネルに行くかまではわかりません(だいたいグイサはどうなる?)が、スペイン国内クラブのうわさもなく。この先いったいどうなるのか……。


ニハト??
そもそもなぜトルコ語グーグルを検索することになったのかというと、そのきっかけはMARCAに出ていたこちらのニュースに「は?」となったから。

------------------
ニハトはトルコで兵役を開始、将来は不明のまま

ニハト・カフベチ、元レアル・ソシエダの選手であり未だビジャレアルの選手であるニハトは、トルコで兵役を開始した。ただ、来シーズンベシクタシュでプレイするかどうかをはっきりさせないままである。
「ニハトはまだビジャレアルの選手だ。兵役の後で何が起こるかはっきりしていない。われわれは落ち着いて話し合うことだろう。」とニハトの代理人であるMurat Kus氏は述べた。
トルコメディアの報道によれば、ニハトはトルコのBurdur地域にある歩兵部隊に入隊した。
ニハトは、国外で働くトルコ国民は兵役は21日間で良く、残りの兵役期間は外国通貨で割り当てを支払うことで済むという特別な法制度の恩恵を受けるだろう。

ニハトのコメント
「僕はここに自分の兵役のために来た。とても満足して誇らしく感じている」
------------------

って。もうすぐ30歳なのに今から兵役っていうのも大変だけど、まだビジャレアルの選手です、というところに驚いたわけです。どうなってるんだ? どちらも公式で発表になったのに。

息抜き

2009-07-04 20:14:44 | football
いろいろなニュースがあった1週間でした。ウィークエンドなんだし、今日明日は何も大きな動きがない…と思いたい。息抜きのためにも、本日は緩めで。

フェリスクンプレアニョス
ディステファノ爺ちゃん、本日、83回目の生誕記念祭。




こんな日が来ると思わなかった
マンチェスター・ユナイテッド、降格したニューカッスルよりマイケル・オーウェン獲得。




太陽を浴びて
イニエスタもちゃんと太陽の下に出るんだよ、という証拠写真。




以下、大人向け。


わおー。

アルビオル、お披露目

2009-07-03 07:02:25 | football

無事に、つつがなく終わりました。観客は6000人で(公式のどこかに書いてあったので6000としましたが、記事によって9000人くらいまで幅がありました。スペインだから。)、それはカカとは比べ物にはならないかもしれませんが、ずいぶん盛り上がっていた感じでした。
アルビオルも(さすがに泣き出すこともなく)、ちゃんと「アラ・マドリー」って言っていたし、エンブレムにキスも。つい、そこまでしなくてもいいよ、とか思っちゃったりしましたが。フロレンティーノ・ペレスの演説など意に介さず、しきりにアルビオルに話しかけ続けていたディ・ステファノ爺ちゃんが印象的。


背番号はデラレの18(昨シーズンの後半はフォベールがつけてましたが)。オフィシャルでは、アルビオルはデラレの回復を望んで、この番号をつけるのは短い期間であることを願う、というようなことが書かれています。

「ルベンとはとても仲が良い。代表でも、下のカテゴリーの代表でも一緒だった。彼が回復したら、回復するはずだけど、喜んでこの番号を彼に返すよ。これは彼のものだ。今シーズンは、僕のベストを尽くしてこの番号を守る。」





後から追加
カカのお披露目の後、日本語ユニがあるという噂を聞いていて、何かの冗談だろうと思っていたのですが、



本当だった(公式ビデオより)。やめようよ。売れないよ絶対。

公式:デラレのこと

2009-07-03 00:20:07 | football
やはりカカの時のように「どーん」と派手にはならず、ただ粛々と(?)アルビオルのメディカルチェック、ベルナベウ&マドリーのオフィス訪問(ベルナベウにある)などが続いているマドリー公式ですが、デラレの件で公式発表が出ました。手回しよく日本語にもなっていたので、日本語をそのままコピペ。


オフィシャルリリース
レアル・マドリードC.F.は、ここ数ヶ月間実施してきた精密検査の後、選手ルベン・デ・ラ・レーがトップチームに復帰しないことを伝える。医療レポートは選手のスポーツ競技実践を勧めないものであり、レアル・マドリードC.F.は解決策を追求し続け、選手へ個人的及びプロフェッショナルとしての助力を提供する。
-------------------

数日前にいっせいに報道に出ていたものの公式発表だと思います。気になるのは、「今シーズン」とかそういった期限を限る言葉がないことで、読みようによっては、暗にもう復帰できないことを意味しているようにも取れます。
ただ、スペイン語のニュアンスはよくわからないので「こうだ」と断言できませんが、それでも報道の様子やMARCA等の読者コメントから見るに、先日決まったこと、つまり今シーズンのトップチームへの登録はしない、という以上の意味はなさそうです。先日のニュースでも、この先またデラレは検査が必要になるということでしたが、それがこのオフィシャルリリース内の「解決策を追求し続け」という表現につながるのかな、と。

9ヶ月検査をし続けてきて、でも未だに原因は特定できていない。おそらく「○○が原因ではないだろう」を積み重ねているのだろうと思います。原因が特定できなくても、日常生活を送ることも、おそらくプロとして生活することもできる。ですが、原因が特定できていなくて、根本的な治療ができていない今、「大丈夫だよ、復帰しても良いよ」と言うこと、それに責任を持てる人など、いるわけがないと思う。そんなことできない。デラレがどんなにプレイしたがっているか、それがよくわかっているクラブの人間であっても、現状では誰もGoサインは出せない。デラレの命も、彼の家族の運命もかかっている。プエルタのこともあるし、プエルタ以外にも何人の選手が心臓の問題で試合中に倒れ、二度と帰ってこなかった。たとえ、デラレが行くところどこにでも専属の医師が付いていってピッチ脇に待機しているなんて措置をしても、「万が一」の時に「大丈夫」である保証はどこにもない。
今は、仕方ないと思うしかない。

1シーズン、デラレにとってはまだ苦しく長い時間が待っています。でもまったく復帰の道が絶たれているわけではない。一日も早く、原因が特定できて治療が済むように。そして来期は戻って来られるように。

公式:ベンゼマ獲得

2009-07-02 06:56:49 | football

レアル・マドリーCFとオリンピック・リヨンは、カリム・ベンゼマの移籍の件で合意に至った。ベンゼマは近日中にメディカルチェックを行い、その後問うクラブとの契約にサインを行う。
ベンゼマは、フランス代表のFWで現在21歳、レアル・マドリーとは6年間の契約を結ぶ。
-----------------
ということで、カカのお披露目の後でフロレンティーノ・ペレスが「1両日中に新たな移籍が決まる」のは、ベンゼマでした。これでビジャのマドリーへの移籍はなくなりましたね。たぶん。(たぶんなのは、ペレスだからです)。


リヨン公式
オランピック・リヨネは、代表FWカリム・ベンゼマの移籍の方法について、レアル・マドリーと合意に至った。移籍金は最低3500万ユーロであり、ベンゼマのパフォーマンス次第で、最大で4100万ユーロになる。
数日前、カリム・ベンゼマはジャン・ミシェル・オーラス会長に対し、常にOL(リヨンの略称)の後に加わりたいと思っていたマドリーに、できるだけ速く加わりたいという希望を伝えた。
ベンゼマは、複数の世界的に有名な選手たちを伴ったレアル・マドリーの新たな野望のなかの1人となるために、レアル・マドリーがオファーしたこのチャンスをつかみたいと願っていた。
オランピック・リヨネは、カリム・ベンゼマの決断を受け入れ、関係各所が満足できる移籍条件について交渉を行った。
クラブは、フランスのプロフェッショナルフットボールでは比較にならない法制上の特典(特にオンラインカジノのBwinがスポンサーであること)や税制上の特典(国外籍のスポーツ選手やスタジアムの土地評価について)から、スポーツプロジェクトの野望を推し進めて利益を得るレアル・マドリーでの、カリムの最大の成功を望んでいる。
-----------------
うまく訳せていない部分もあるかもしれませんが、こんな感じのリヨン公式。移籍の内容を包み隠さず書いたあげく、スペインの税制上の特典にまで言及し、フランスクラブの不利を暗に主張するリヨンでした。わりとリヨンとマドリーは友好な関係にあるので、これでマドリーに嫌味を言っているわけではないと思います。むしろフランスの法制への不満かな。たしかフランスでは、オンラインカジノなど賭博に関わる企業は、少なくともユニフォームの胸スポンサーにはなれないなどの制限があります(スポンサー自体になれないのかも。数年前のモナコはこの規定にひっかかり、シーズンの途中から胸スポンサーが消えた)。



アルビオル、マドリーに到着

カカほど派手にはならないと思いますが(むしろしないほうが良いと思う…)、本日木曜日、アルビオルのメディカルチェックとお披露目が行われます。

9時より、サニタス・ラ・モラレハ病院でメディカルチェック開始
21時より、サンチアゴ・ベルナベウにてお披露目

水曜の夜、バラハス空港に着いたところから既に追いかけられていますが……がんばれよ。泣くなよ。

悲しそうな瞳で見ているよ

2009-07-01 20:20:26 | football
las provinciasより、アルビオルのインタビュー。

-----------------
Q:先週南アフリカで話をしましたね。その時は、ちょうどバレンシアからの移籍が公式に発表された時で、あなたはとても動揺しているように見えた。それから良くなりましたか?
A:そうだね、日にちが過ぎて落ち着きを取り戻している。

Q:プロフェッショナルとして、レアル・マドリーへ行くことは大きなステップになります。しかし、個人的なプランとして、人生の全てをバレンシアに残って過ごすことを願っていたのも確かだった。違いますか?
A:そう、常に言ってきたように、僕はバレンシアで続けていくことを望んでいた。しかしクラブが僕を移籍させると決めた。バレンシアはマドリーと合意し、僕にチームを出るよう連絡してきた。でも僕は、僕の獲得に努力を尽くしてくれた偉大なチームに行くのだし、とても長い間僕に興味を持ってくれていたことにすごく感謝している。僕は大きな志と希望を持って、良い結果を出し、自分のキャリアを前に進み続けていくために行くんだ。バレンシアから離れることは、僕にとっては簡単なことではない。でもこうして続けていくことで、僕の将来を見ていかなければならない。

Q:移籍が決まってから、考える時間がたくさんあったのではないですか?
A:そうだね、バレンシアから遠く離れて新しい生活を始めることになるんだと、受け入れながら日々を過ごしている。いつでもここでやっていくだろうと考えていたけど、そうはならないんだ。今は、前に進んでいくことを見て、自分に何が起きるのかを見なければならない。つまり別のクラブにおいて、個人として成長し続けるために、自分の中にある自信を持って仕事に戻れるように挑戦するという新しいチャレンジと責任を持つことだ。レアル・マドリーが大きなものを手にできるよう、仕事をし助けていくために、最大の夢と志を持っていかなければならない。

Q:どこまでもラウル・アルビオルはバレンシアニスタである、ということに疑いはない。違いますか?
A:そう、既に言っているように、僕はバレンシア人でありバレンシアニスタだ。これから僕は別のユニフォームを守らなければならない。でも僕は常にバレンシアを心に置いているだろう。ここはいつでも僕の家だ。

Q:いつかバレンシアに戻ることを願っていますか?
A:そんな話をするのは早すぎるよ。でもこの先いつでも、戻れたらという希望を持つだろう。それでも今は、これから僕に訪れることについて考えなければならない。楽しむこともそうだし、バレンシアにいたときと同じように、マドリーで幸せになるということだ。

Q:マドリー、首都では、いろいろと魅力的なものがあるでしょう。でもこの土地を離れるということで、多くのものを失う……
A:当然だよ、いつも住んでいた街を離れるんだから。人々、この4シーズン僕に良くしてくれたファンのひとたち……。ここを出て行くことは僕にとっての悲しみだけど、フットボールでは、出て行かなければならない選手がいて、そしてやって来る選手がいる……。今ここを離れるのは、僕にとって辛いことだ。

Q:バレンシアがあなたを売ったことを理解しますか?
A:クラブが僕を売るというのなら、それは経済的に良い選択肢であったということ、僕に代わりとなる選手がいるということだろう。クラブにとって良いオファーがあったのだろうし、だからこそクラブはそれを受け入れたのだと考えている。

Q:彼らがあなたの意見を聞いてくれたほうが良かったですか?
A:それはもう! 当然だろう……。このチームも別のケースでは、そうしてきた。おそらくそれは、そういった選手たちが代えの効かない存在だったからだと思う。僕の場合は、そうはならなかった。クラブは僕に、別の場所のことを考えるように、僕自身をより強くしてくれるチームに行くことを考えるように、と伝えてきた。僕は、自分の道に従わなければならない。

Q:メディアの寵児であるカカやクリスチアーノ・ロナウドのような選手たちとロッカールームをシェアするという事実は、あなたの何かを変えるものでしょうか?
A:いや。僕が新しい経験をするということだ。でも僕は、変わらない、昔ながらの素朴な少年であり続けるよ。マドリーでは、僕は学び、成長し、新たなものを手に入れるだろう。

Q:あなたがクラブを移らなければならなかったということに興味が持たれていなかった、ということを反映する事実があります。あなたが、レアル・マドリーとの間に結ぶ契約の年数がわかったのと同じ朝に、合意したことがプレスを通じて公にされた。
A:そのとおりだよ。あらゆる混乱の中で、契約年数も何も僕は知らなかった。こんなふうに、頭は別のところにありながらバレンシアを離れなければならないというのは、僕にとって簡単なことではない。ノーマルなことではないよ。でも、こうなったんだ。

Q:金がすべてではないというのははっきりしている、そうですか?
A:僕は金なんて、レアル・マドリーで勝利を手にできるということ以上のものを求めていない。でも僕が、選手として試される新たなステージだということでもある。あるプロジェクトを持ったビッグクラブで、僕自身のベストを最大限尽くせるように自分自身に要求していき、そしてそういったもの全てを併せて成長していくつもりだ。 (よくわからなかったので一文割愛)。

Q:フロレンティーノ・ペレスには、あなたと一緒にビジャを連れて行かないようにと望んでいるのですが、どうでしょうか?
A:僕もだよ。僕は、バレンシアのファンたちがダビドに残ってほしいと望んでいることを知っているし、そうできればと願っている。いつでも彼は、彼の興味にとってベストのことを考えているだろう。もしそうなったら(ビジャが残ったら)、僕もとても嬉しいだろう。彼はこれまで見せてきたようにクラックであり、バレンシアにとってとても重要な選手だからだ。
-----------------

という内容のインタでした。が……今からでも移籍、やめた方が良いんじゃないか、と思ってしまった。

移籍の話では、よくクラブAが選手BをクラブCに売り飛ばすとか、クラブAとクラブCが選手Bを取引したとか、クラブ同士の意思で移籍が成り立っているように話をすることがあります。でも、基本的に選手Bも合わせて、3者が合意しなければ移籍は成立しません。「俺は動かない」と言う選手を、無理に売り飛ばすことはできません(無理に残ったらホされるとかどうとかはまた別の話)。
ですが、それは「基本的に」。アルビオル、事後承諾だったんですか。バレンシアは話をまとめてから、アルビオルに「移籍決まったからよろしく」と連絡したと、そういうふうに読めるんですが…そういうことなんですよね。「基本的に」なら、アルビオルが「嫌だ」とも言えるわけですが、なにしろバレンシアは1銭でも金が欲しい状態。ここがカンテラ出身の悲しさというか、クラブのためになることなら受け入れてしまうという……この辺りは、移籍のコマにされるマドリーのカンテラ出身選手たちと同じ気がする。
というかバレンシア、いくらカンテラ出身選手とはいえ、第2カピタンでありスペイン代表でもある選手に、きちんと意見も聞かずに移籍をまとめるなんて…この扱いはあんまりじゃないのか。

移籍が公に発表された後、いくつか見たアルビオルのコメントは、このインタビューもそうですが、

○本当はバレンシアでずっとやっていきたかった
○でもクラブにとって良い移籍なんだから受け入れねばならない
○自分は新しい場所で成長していかなければならない
○でも本当はバレンシアにずっといたかった

バレンシアについては残りたい、マドリーについては「しなければならない」という義務感あるコメントの繰り返し。本当はマドリーになんて来たくなかったんだなと、そんなに嫌なら合意しなければ良かったのに、と思わないでもありませんでした。でも、こうして本人の口から、自分の意見をほとんど挟む余裕もなく移籍が決まった経緯、アルビオル自身にはほとんど選択肢がなかったことが語られると、さすがに憐れで……といっても、どうしようもないんですけど。メディカルチェックもお披露目もまだだし、今から「やっぱりやめます!」と言えなくもない。でも、そんなことしたら前代未聞、マドリーはまだいいとしてバレンシアは大混乱になるだろうから、もうポイント・オブ・ノー・リターンなわけで……。
このままメディカルチェックにプレゼンテーションとかやったら、ベルナベウでディステファノじいちゃんの横に立って、アルビオルが泣き出してしまうんではないかと心配です。けっこう本気で。


無職?
本日7月1日より、フェルナンド・モリエンテスさん無所属です。


そういえば
ルトヘルス・ヨハネス・マルティニウス・ファン・ニステルローイこと、ルート・ファン・ニステルローイさん、本日33回めの生誕記念祭。

カカ、お披露目

2009-07-01 07:05:28 | football

背番号は8かあ……8? ガゴ?!

という人のために、公式の背番号の記事は、ちゃんと太い字で「ガゴは来シーズン背番号5をつけるでしょう」と断り書きがありました。バルダーノ曰く「この番号は、常にあらゆるアルゼンチン人にとって特別な夢を作るものだ」とのこと。アルゼンチンでは、中盤の底といえば5番。確かにガゴにとっては、8よりも合った番号かもしれない。

ちなみにカカの8については「ミチェルやミヤトビッチなどのマドリディスモたちがこの番号をつけていた」て感じで書いてありますが、実はシーズンの半分だけモリエンテスがつけてたことなんて……公式は触れません(MARCAには書いてあった)。




のぞいてる


これも。


……大丈夫か、この子。

デラレの来シーズン

2009-07-01 02:21:19 | football

MARCAから
-----------------
バルダーノ、レアル・マドリーの医師らとの話し合いの後の決定
デラレは、来シーズン、プレイしないだろう

ここまでで得られている結果は、彼がプロフェッショナルスポーツに向き合うという点で、その安全についての疑いを払拭できるものではなく、このため、さらに2ヶ月にわたる検査を継続する必要があるだろう。

ルベン・デラレは、来シーズンプレイしないだろう。ラジオ・マルカのファン・イグナシオ・ガジャルドによると、デラレは今日の午前にホルヘ・バルダーノ、クラブの医師たちと共に、新シーズンにおける彼の状況についての分析を行った。ここで取られた決定は、デラレは新シーズンも失うだろうというもの。これは、検査にさらに2ヶ月を要するためで、ここまで得られている検査結果では、疑いを払拭できていない。デラレは、金曜日に正式に結婚する予定だが、ハネムーンに出かける前に、自身の近い将来について明らかにすることを望んでいた。

デラレはクラブに貢献することを望んでおり、下部組織のチームを監督する可能性もある
デラレは、代理人であるマヌエル・ガルシア・キロンに伴われ、クラブの手助けをすること、クラブの組織の中で何かの仕事をすることができるだろうという意思を表明した。また彼の身体の状態についての疑いをはっきりさせた。おそらく、デラレの仕事は何かのチームを指導することになるだろう。既にデラレは監督のコースを履修済みだからである。
-----------------

ちょっと書き方が違うASから。
-----------------
レアル・マドリーはデラレに対し、来シーズンは登録しないだろうということを伝えた
デラレの代理人であるマヌエルガルシア・キロンは、本日ホルヘ・バルダーノとミーティングを行った

ルベン・デラレは、来シーズン、レアル・マドリーの選手としての登録はされないだろう。これは、昨年10月以来の彼の心臓の問題に関する決定的な医療診断がないためである。
デラレの代理人であるマヌエル・ガルシア・キロンは、本日ホルヘ・バルダーノとミーティングを行い、ここでクラブ側は、ここまでで明らかになっている医学的検査が、彼の身体の状態についての疑いを払拭していないことから、新シーズンの選手登録をしない意向を示した。これはクラブ内の情報ソースからEFEに明らかにされたもの。
デラレは、2008年10月31日、国王杯のレアル・ウニオン・デ・イルン戦で、前半11分で意識を失ってピッチ内に倒れ、その後医療的なケアを受けた。ピッチからストレッチャーで運び出されて病院に搬送され、複数の検査を受けた。それ以来、デラレは複数の国でさまざまな医療検査を受け、自身の命を危険にさらすことなくピッチに戻れるか否かを知ることを望んできた。そして、現時点では、それを確実なものにできない。
レアル・マドリーはまた、デラレに対し、新たな検査を継続しなければならないこと、デラレがクラブと共に何かの仕事を続けていけるだろうということを伝えた。
-----------------

何かもう、言葉もないというか…ただ残念だとしか言えない。MARCAの記事では、デラレ、バルダーノ、医師の3者の話し合いで事態が決まったように読める一方で、ASではクラブ側がデラレ側に通達した、というふうにも読めて、その辺りのくい違いに違和感はありますが、それでも、デラレが来シーズン選手登録される可能性がほとんどないということに変わりはなさそう。たとえこの先することになる検査で、復帰のGOサインが出たとしても、1年間プロフェッショナルの試合から遠ざかっているわけで、戻るのには多くの時間が必要になるだろうし。
クラブとしては、ほんのわずかな可能性でも、何かの疑いを残しておけないんでしょう。命がかかっていることでもあるし、組織としても危険を冒せない。何もないことの証明は、本当に難しいんだ……。


ちなみに
マドリー公式は、「ここはカカ公式サイトか?」と思うくらいのカカ祭りです。