団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

総裁選を井戸端会議風に

2008-09-08 08:11:08 | Weblog
 福田首相が政権を投げ出して、自民党の新しい総裁候補が出揃ってきた。麻生さんが講演会でいっていたが、次の内閣は選挙内閣で民主党に勝つ使命がある、と指摘していた。
 その通りで、福田さんも本当は、自分の内閣で選挙に負けて下野するのを避けた、とも辞任理由を分析できる。
 どちらにしても、自民党の総裁を選ぶ選挙で、直接的には国民に関係はないが、役者がそろったので、その個人的な人物評を井戸端会議風に記すと。
 麻生さんは安倍さん、福田さんと同じで、やはりお坊ちゃん。プリンスである。ならばまた政権を放り出すか可能性は高いが、その血筋の割りに線の細さはない。だみ声で口の曲がった人相に凄みがあって、怖いイメージが強いから、最近は表情を柔和に保っている。総裁選に4回出て落選。こんどは5度目の正直となりそうで、民主党に勝てるのは国民的な人気の高い麻生さんであろう。
 次に与謝野さん。堅実な政治家というイメージだが、ガンを患って病み上がりの感じで無理をしているような表情がよくない。それと中曽根さんの影がちらつくのが印象を暗くしている。消費税上げを公約にする、と伝わったが、これでは選挙でもっと自民党は惨めな負け方をする。
 小池百合子さんは、政界渡り鳥で風を見るのに敏で、まだ腰が据わっていない印象を受ける。いつものたれ目をさらに下げて媚を売っている表情が政治家としてはマイナスだ。
 石原さんもお坊ちゃんで、親父の石原都知事のような豪胆さが必要であろう。道路のときの手腕が疑問視されている声がある。
 石破さんは相変わらず無表情で理路整然と話すだけに、政治家としての信頼度は高いのだが、それが逆に面白みがなく人気を低下させている。守屋スキャンダルがまだ尾を引いていよう。
 山本、棚橋両氏は、とにかく名乗りを上げた、という程度で、政策で自分をアピールしよう、というのが魂胆だろう。
 いろいろと政策論争があって、これから綱引きがはじまるが、忘れてならないことは前述の通り、次の総裁が作る内閣は、選挙対策内閣であることで、民主党にどうやって勝つことができるのか、が党員から課せられた使命だ。となれば、にぎやかに総裁選を盛り上げ、そのときの空気を読みながら解散の時機をうかがうことになろう。
 せっかく自民党の受け皿になれそうだった民主党も、離党問題が発生し、さらに小沢さんひとりの代表選では、小沢独裁といわれてもしかたがない。ここに来てイメージが悪くなっている。それを少しでも挽回したいなら、もう少し時間がほしいところか。衆院選になって、ようやく我々の出番ということになる。さて…。
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