団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

経済もウイルスも世界はひとつ

2009-05-01 08:26:39 | Weblog
 ちょっとブログの更新が遅れてしまった。その理由を考えていると、もうひとつの仕事であるウェブサイトの更新がほぼ毎日になっており、文章を書くことから少しでも遠ざかっていたい、という気持ちがあるのではないか、と推し量っている。あるいは次々と起こる事件に対して、整理のないまま、また新しい事件やニュースが起こってしまい、余裕がなくなっている気もする。それでも、やはり2~3日には更新をしていきたい。
 それにしても、経済とウイルスがこんなに似ているとは思わなかった。経済は昨年来の金融危機により、世界各国に波及して、世界がひとつの金融システムで回っていることを痛感した。
 そして今回の豚インフルエンザ。まさに世界がひとつであることを思い知った。メキシコで100人以上が死亡しているが、本当にこの新型インフルエンザが原因で死亡した人は少ない。風邪は万病の因というように、引き金になった可能性は高い。
 それでも、メキシコでの罹患が多い、というのはちょっと解せない。そもそも鳥インフルエンザの時のように、豚を殺している光景がない。殺すなら、食ってしまったのか。
 WHOは、フェーズ5に引き上げ事態は深刻化しているが、もっとメキシコの実態を調べたらどうか。メキシコの死亡人数が多い理由が分かれば、的確な対応が可能だろうと思う。
 そんな目で今朝の満員の通勤電車の中にいて、この中にひとりでも患者がいれば、全員がインフルエンザに罹り、全員が隔離になるだろう。確かに水際で食い止めなければ、どうなるか分からない。と、書いている途中で、日本にも感染者が出た、というニュースが飛び込んできた。
 それにしても、不幸中の幸いは感染力は強いが毒性が低いということだ。その結論ももっとメキシコの例を研究しなければ断定はできないことだが、今回の騒ぎは世界的に流行する伝染病の巨大なシミュレーションとしての価値があるだろう。
 北極。南極の氷が解けて、どんな未知のウイルスが飛び出してくるかも分からないし、突然変異で致死率の高いウイルスが誕生する可能性もある。人類の未来はばら色ではなく、貧困、核、ウイルスと戦うべき相手はこれからも減ることはない。

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