団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

マスク品切れを笑う不要論

2009-05-21 22:34:44 | Weblog
 マスクがほとんどの薬局で売り切れとなっている。東京でも新型インフルエンザの感染者が出て、マスクをしている人が首都圏でも目立ち始めている。
 ところが、マスクはほんとうに効力があるのか、という疑問視する声も出ている。ヨーロッパではあまりマスクをする習慣がなく、マスクをしている人は人にうつさないため、という理由とか。
 日本では、感染したくないという思いで、関西では一斉にマスクを着用している。殺菌用の石鹸やうがい薬も品切れで、歌手のライブも中止になっている。
 しかし、マスクはもちろん口と鼻をガードして、そこから入るウイルスを阻止する役目はあるだろうが、ではどうして手を洗うのか。外出して、いろいろなものを触り、手や腕にウイルスが付着している可能性があるからだ。それが鼻や口から侵入する恐れがある。
 という理屈なら、手や腕だけでなく服装にもついており、マスクで覆った以外の顔にもウイルスは付着していよう。となれば、やはりマスクをしても、完全にガードできない理屈になる。
 だからマスクが不要とはいわないが、マスクが万能ではないということを知るべきだろう。つまり外出すれば、なんらかの形でウイルスが侵入するケースの可能性が高くなり、マスクをしようがしまいが危険なのである。
 だから、万全を期すなら、人込みの中への外出は極力控えることだろう。それでも出なければならなければ、感染してもしかたがない、という覚悟をすべきだ。
 ただ症状は通常の風邪と同じようなもので、熱があり下痢や嘔吐があっても慌てることはないだろう。関係機関に連絡して、適切な処置をして、症状が治まるまでうちにいればいい。
 現在はほとんど過剰反応で、上から下まで大騒ぎだ。実態はもう感染はかなり広がっており、あとは収まるまでほっておくしかないのが、本当のところだろう。
 まあ、はじめての体験でみんながパニックになっているが、これをこれから来るだろう致死性の高いウイルスのシミュレーションにする知恵が必要だ。

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