団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

政治とカネ解決策示せ

2010-03-02 11:07:08 | Weblog
 小林千代美議員に絡んだ北海道教職員組合の献金問題で逮捕者が出る大ごとになっているが、小林議員本人のコメントが聞かれないのが残念だ。
 いずれ無傷では逃れられないだろうが、ここで民主党はなにをしなければならないか、が問われているわけだ。
 まず民主党というより、小林議員自身の進退であろう。これまでの多くの議員は、秘書のせいにして逃げてきた。党役員辞任、離党、議員辞職といった順序があるだろうが、まず本人自身の問題として捉えることだ。
 ここで、小林議員がこれまでの経緯を明らかにして、自らの関与も認め(関与がないはずがないと世間では思っている)、そして犯罪に関与していれば自首するか、議員辞職をするか、を明らかにすることが望まれている。
 小林議員だって、会計担当が逮捕されているのだから、言い訳もなにもあったものではない。それなら、進んでことの真相を天下に公表し、堂々と議員を辞職し裁判に向かい戦い、そして禊ぎを終えて、捲土重来を期す、とはっきりいえばいい。それなら、拍手喝采とまでいかないまでも、政治家として好印象は残る。
 そして、今回の事件を政治家の犯罪と位置付け、小林議員をスケープコードにすることにより、その解決策を民主党のモデルケースとして世間にアピールすることではないか。民主党がこうした毅然とした姿勢を示すことができる政党と思って、みんな民主党を支持したのである。
 いったん政治家の犯罪が発覚した場合は、もしそれに民主党議員が関与していたら、こうした責任の取り方をします、という形を作ることによって、政治とカネの問題を根本から解決する見本をみせることではないか。
 政治家が潔く自分の進退を決める、ということをいかに国民が熱望しているか。ただ小林議員が自身の意思でここまでやってくれればいいが、それが党の指令ならば、じゃあ、小沢さんは、鳩山さんは、という声が出てしまう。
 それは困る、となると、なにも進まなくなる。とにかく、こういう事件をひとつのチャンスとして捉え、小林議員も、民主党も、解決策のモデルケースを明確に提示することだろう。
 その解決策にしたがって、今後の対応も決めていく。それで、政治とカネの問題がなくなるわけではないが、そうした姿勢が現在の政治に求められているのだ。
 

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