団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

裁判員なら下着泥棒は極刑

2009-09-15 11:17:08 | Weblog
 裁判員制度がスタートして、反対がありながらも、あちこちで公判が開かれている。最近、ちょっと興味を持ったのは、下着泥棒による強盗傷害か、窃盗と傷害か、という判断を迫られている裁判がある。
 下着を盗むために、ベランダからか庭に入ってか分からないが盗んだ。逃げるときに、見つかって抵抗。その時に傷害事件を起こしたわけだが、どう解釈するのだろうか。
 下着を盗むために、相手に怪我をさせたわけではないから、窃盗と傷害になるのだろうか。つまり犯罪の順序ということで、刑が決定するのだろうか。
 それより、下着泥棒についていえば、単純な窃盗だが当然、女性と男性では反応が違う。女性は見るのもけがわらしい変態野郎、と強い拒絶反応を示すだろう。男は、情けないやつ、困ったもんだ、というそれほど強い嫌悪感はない。
 この差を、どう裁判員は調整できるのだろうか。その意味で、女性は判例よりも重刑、男性は判例にしたがう、という傾向になるのではないか。
 今回のケースは、下着泥棒だけでなく強盗傷害が絡んでいるから、単純な判断は下させないとしても、女と男の差は出てこよう。
 先般の強姦事件は、やはり従来の判例よりも重い罪になった。たぶん女性の裁判員の感情に影響されたのだろうか。もしそうなら、それでいいのか、という問題がある。
 このように、女性と男性では、判断が分かれることが多い。そうした場で、誰もが納得できる判決が出るものかどうか。
 女性と男性で見方が分かれる犯罪については、裁判員の裁判を適用しないようにしたらどうだろうか。特に性犯罪は止めたほうがいい。痴漢で捕まって、裁判員の裁判なら、執行猶予はあきらめたほうがいい。
 世のジェンダーフリーを主張する方々は、女性に有利だけのジェンダーフリーではないことを知るべきだ。性差は、男も女も共有なものだ。
 裁判こそ、ジェンダーフリーにしてほしいもので、それが叶わなければ、裁判員程度なんか止めてしまえ、といいたい。
 
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