夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

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11月の篆刻(てんこく)勉強会に行く

2020年11月15日 | 篆刻
今日は篆刻サークル「石門印会」の勉強会でした。
先生がいろいろな石を持ってきてくれました。
先生が持っている石を処分するという事で
私も買い求めました。格安です。

今日は10月の課題「白雁霜信」(はくがんそうしん)
白雁の飛来とともに霜が降りるようになり寒い季節が
やってくる。
印(石)の大きさ八分印(約2、5cm)
以下先生の講評です。

  
対角に朱白を配して変化十分の作。
「鳥」は一考したい。信「言」の上の
横画細すぎた。


  
「白」を圧縮した事で全体のバランスが
とれている。「雁」と「信」一部不安ありて
確認されたい。刻風なみごと。


上の2点の作品は「隹」(ふるとり)が「鳥」に
なっていて違和感を感じる。とみんな。
(「隹」は尾の短いずんぐりした小鳥の象形文字)
「篆書辞典には確か載っていた」と辞典で調べてみた。
こう↓出ていたので間違いではなかった。

やれやれよかった。

  
対角に朱白を配置し変化をねらったものか。
文字画数から逆の対角がよかったかも。
弱い線が目立つので。

  
借辺の技がみごとである。大らかな作。
「白」今少し一考の余地あるか。雅味の
追求にベテランの味を感じる。

  
左右で朱白を使い分けた技巧に感心。
「白」の朱の重み軽減が課題。点画変化
大きさを一考


  
「白」をやや圧縮し、左右の縦線を伸展
させて個性的である。漢印の風趣もあり
みごとな白文印なり。

  
「白」余白目立つ。「厂」(がんだれ)の
形これでよいか?左二字よく安定す。辺縁
もっと細太変化を欲する。


辞典で「厂」を調べてみたら、なるほど載っていた。


  
力のこもった刀法で大らかさが感じられる。
「霜」下半やや不安定か。辺縁も変化
やりすぎぬように。


  
中国の篆刻家、鄧石如の風味が思われて
面白い。細線をここまで正確に美しく
刻す技に感心する。

  
一見十字界線に見えるが一字のみ朱文である。
工夫次第で満白印も可能かもしれない。

  
一字目をあえて朱を重く見せる意図が
あったか?丁寧な刻はさすがである。
雅味今少々あらばと思う。


  
一字白文にして回文法を用い、多様の
技をみせる。借辺がうまくできた。


次回は12月1日、この日は篆刻サークルの作品を
展示する作業です。そろそろ作品作りをしなければ
なりません。

今日はお天気がよく公民館近くのナンキンハゼの紅葉が
綺麗でした。
 

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