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篆刻(てんこく)2月の勉強会に行く

2025年02月17日 | 篆刻
昨日は篆刻サークルの勉強会でした。
大ちゃんのお父さんが打瀬の公民館まで送ってくれました。
全員の出席で1月の課題(新年にふさわしい吉語)の
講評を受けました。以下先生の講評です

福綏(ふくすい 幸福にして安泰である事)

辺縁は借縁及び太くした文字、小篆の伸びやかな作
中央斜めの刀線が印にアクセントを与えて好印たり
雅味も程良くさすがの好印


長楽萬年

印影が薄いせいか鮮明さが不足し、刀線の見極めに
苦労した。安定感ある刻で分間布白も良い。印影
二度推しの工夫も


嘉祥

二字朱文印で文字よく伸展して好印たり。
文字辺縁の表情申し分なきも「嘉」字やや間延び
より高みの練度を望む。


嘉祥

過不足なく文字の表現がみられ好印たるも初心者の
域を出ぬ作は不満。分間布白を原稿作成時に
熟考されたし。


平安是福

四字朱文の作にて配置もよい。印篆の重みを
生かし辺縁の強さも好感。周縁界線に大きな
欠けを入れ、4角をカットすること試考あれ


瀚墨遊戯(かんぼくゆうぎ 書画や詩を楽しむ)

四字共に画数の多い文字への刻に感嘆。
丁寧に運刀され白文印の重み十分たり。
字形選択もよい


新春来福

十字界線が印面を分割してアクセントとなって
好感。多文字が分割内でよく動きをみせる。
「示」辺やや小さかったか


慶雲興(けいうんおこる)

一見「雲」字小さく見え、他字とのバランスを欠く
辺縁は太く漢印の趣を感じて好印


慶雲興

「雲」を圧縮して布字全体の調和を図る。白文印
として安定力感あり一見満白印にせまるか、回りの
赤をのこす。

陽和近(ようわちかし 寒さの中にも春を感じる)

「陽」字下部の構成が大胆で個性が光る。その
風趣ウィお他字にも取り入れたかった


慨当以慷(がいしてまさにもってこうすべし)

字画がよく伸展し明解な朱文である「忄(りっしんべん)」
が二字あり印形を変化させる区分も良い


憂思難忘(ゆうしわすれがたし)

文字の画数、「心」字の配置を考慮して回文にしている
小篆よく伸展して流動感あり見事な好印である




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