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4月の篆刻(てんこく)勉強会に行く

2023年04月16日 | 篆刻
今日は篆刻サークルの勉強会でした。
先月は怪我でお休みしてしまったので久々の勉強会です。

杖をついて歩く姿を見て皆さん心配してくれました。
怪我の顛末を話して、3月の篆刻の講評を聞きました。
3月の課題は「明則誠」(誠なれば即ち明らかなり
明らかなれば 即ち誠なり)「誠であればおのずから
善 をはっきり認識できるし、ほんとうの善をはっきり
認識していればまた誠実にもなれるものだ」
ネットより

以下先生の講評です。

  
一見して朱文の如き印であるが白文印である。
余程想を練らないとこの作は出来ぬ。周縁の
変化も十分で迫力の印となった。


  
鉄線小篆の如き風趣ありて楽しめる好印たり。
七分印の側面に刻した長寸の作なり。刀線が
よく活躍し明快な風趣が特徴的である。


  
右に二字、左に一字の配字で印面によく取り込んでいる。
「誠」の言偏が大きくみえ他部がやや萎縮している。
全体として平板さがみられるので個性を生かしたい。


  
金文を三角の形に配字し空間の朱を広く見せている。
周縁の界線もあり古風でありながらアカデミックさを
兼ねた好印たり。


  
右に二字に対して左は一字であり上下に余白を
とりながら右部にを上下に伸展してバランスを
とっている。金文だからこその好印配置である。
周縁回線安定せり。


  
この作は右下の空間をどう評価するかが第一義な
テーマになる。「月」の左斜線を右に屈曲させて
余白を寸断するのも一手か。一考あれ。


  
一見して「誠」の右部の点画が強すぎるのが
目立つと思うがいかがか。骨太の刀線の力感は
すばらしい。


  
朱文の文字配字が調和がとれ、二字一字の配字として
他の範と言える。周縁の太さ、変化も上等である。
「言偏」がやや右に傾いたか?


  
右二字と左一字の意図に一貫性が見られない。
「誠」の上下の朱の重みの個性がもったいなく
感じる。一考あれ。


先生の参考印「樫山之印」
  
朱文印、刻刀線は細太に変化あり、辺縁も参考になる。

昨日の雨で黄砂も洗い流され久々に気持ちの良い晴れの天気でした。
打瀬のバレンタイン道りのマロニエはまだ咲いていませんでした。


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