きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

盆地の奥の盆地 ~かみすがい

2013-06-04 21:52:10 | 遠くへ~少しだけ非日常
先日所用でO市に行ったときのこと。

午前中で用件を終え、午後から隣のS市に行くつもりで福祉センターを出たら雨が上がっていた。
で予定変更。駅前のショッピングセンターのトイレで着替え、コインロッカーに荷物を預ける。
山を越えてY市の方へ行こうと思ったが、着いてからO市まで戻るのに時間がかかりそうなので、少しルートをずらし「上須戒」から「八多喜」を通って戻ることにする。約25キロ。

商店街を通り、川の方へ。

川を渡るとすぐに山への道。

いきなり急坂。息が切れる。

景色が目に入る。ほっと一息つく。

でもまだまだ山の中という感じがする。

だらだら坂くねくね坂を上る。

すると山の中にしては不似合いな広々とした耕作地が目に入る。この先から細かなアップダウンはあるものの、それほど勾配が急ではなくなる。ちょっと拍子抜けする。

で、集落に出る。方角を変える。

自販機があるので、水分を買う。まだ飲む予定ではなかったが念のため。ちなみに予想通りの賞味期限。

ほうかほうかと、ほんわかした気分になる。

曲がってからは、道はほとんど広く勾配も緩やかである。地図だけ見ればえらい山の中と思っていたところはそうでもなかったらしい。

と思っていたらところどころはやはり山道。

傍の川もそんなに川幅はない。

目指す肱川との合流付近に着く。走ってきた道を振り返る。

川を越えると、JRの駅がある。交通量の多い県道も見える。

で、川を越えずに川沿いに川の上流の方へ走る。

こちら側は、何度か走ったか初めてか。忘れたが、目新しく感じて和んだ。

まだ気分にゆとりがあったので、川からほんの少し離れて集落を走る。ここは大洲藩の殿様が関係している寺らしい。

で、ゴール。

着替えて麦を買い、駅に行く途中、以前S市に勤めていたときの教え子に偶然会う。不思議な気持ちで麦をいただく。

帰りは、海岸廻り。

贅沢させてもらった、なあと云う感じ。

山の上あり山の中あり川の傍あり海の傍あり。そして人がいる。どんよりとした雨上がりの道。

特別何があるわけではないのだろうが、それを確かめながら走ることができることを有り難いと思った。