ベラルーシという国

昨年のこと。
仕事の関係で、大学から依頼され、ベラルーシからの留学生さんに週１回応対することになった。留学生といっても、ろう学校の先生で、社会人の方である。名前をＯさんという。そんなに大したお世話はしてなかったが、とりあえずコミュニケーションには四苦八苦した。
手話なら大体のことはやりとりできるが、手話は国際語ではない。Ｏさんもベラルーシ手話はご存じらしいが。語の意味が結構違っていて、その度にお互い感動したりはしているが。
で、結局英語であった。ピジン英語どころではない。
子どもの話し始めに二語文、三語文という言い方がよくあるが、それ以前の二語連鎖、三語連鎖と云う感じ。文法もへったくれもない。兎に角英単語繋げて、コミュニケーションを図る。
こういうの聞いたことがあるなと思ったら、「長嶋さん英語」だわ（実は、日本語対応手話というのも同じ仕組みだったりするわけだが）。
初めは英単語すら出てこんかったが、３回目ぐらいになると、とりあえずそれらしい単語は出てくるようになった。発音はカタカナジャパニーズイングリッシュなので通じないから、筆談も加える。
気持ちが大事。
スマホも駆使する。やはり便利だ。音声認識も単語レベルならかなり正確にできる。
近い将来、ベラルーシという国に行ってみたいなと、当てもないのに考えてみたりしていたが、今年に入り、忙しくなったのか面倒になったのか、ぱたんと連絡がなくなり来なくなった。
これも国際感覚というのだろうか。随分アバウトではあるが、まあ仕方がないか。
依頼してこられたＴ教授も退官されたし、何だったんだと今考えれば思うが。

これ丁度１年ぐらい前のこの時期に書きかけでそのままにしていたようで、まあこんなコトもあったなとアップ。職場の方にしか分からないレアな話題である。
最近１年前のブログ記事というのをご丁寧にｇｏｏの編集部がメールで送ってくれるのだが、見事に昨日行きたかったこととか、考えていたこととかが１年前に被る。

今年は留学生は来ていないが最近神戸Ｍ君が渡航したようで、フェイスブックで楽しませてもらっている。
我が「村」一番のＰＣ少年だったＭ君がリアルタイムに近況報告してくれるのを見ながら、本当に変わったなあとしみじみ思う。
そして。
あのベラルーシは何だったんだとやはり思う。

ベラルーシの写真なんてないので、３匹ご出演。暑かったな。エアコンの設定は、２９度だが、それでもないよりマシだろう。

ベラルーシは２０℃前後ぐらいだって言っていたなＯさん。