きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

101日目、5時間だけ帰省

2017-12-31 13:23:23 | 脊髄内血管腫との邂逅
たまたまなのかもしれないが、リハの先生が「年末は?」と尋ねられたのが先週。一時的にでも家に帰るなどというのは難しいと思っていたが、確認がてら看護師さんにお聞きすると、主治医の先生がOKを出してくれた。特に制限もなく。
ただ、泊を伴うと、まだ身辺自立できていないから家人に迷惑がかかると思い、とりあえず外出扱いでお願いをした。
このときは家の段差の移動のこととか全然対応の方法を考えていなくて、家人がやきもきしていたが、ここからの数日のリハで車への乗り移りやスロープの設置や介助のポイント、段差がある場所の歩行器の使用方法など、みっちり行った。リハの先生も、主治医の先生も、車椅子の取り扱いや訓練の状況から、何とかなるだろう、みたいな見通しはあったようで、それをきいてちょっと嬉しかった。
で、昨日ともう1日、午後のみ帰省することに。

年末年始もリハがあるから、ストイックに病院で過ごすことも考えたが、ムスコやムスメも帰ってきているし、犬たちにも会いたいし。そして救急車で運ばれ救急病院からそのままK病院に移り、そしてM病院に転院していたから、いわば家は(仕事場も)9月のそのまんまの状態で、出しっぱなしのものとかいろいろ気掛かりなことがあったから、それを確認するためにも帰って良いなら帰るということで良いのではと思った。

で、スロープ2つと4点式(固定式ともいうらしい)歩行器を借り、カテーテルも使い捨てのを準備してムスメの運転で家へ。結果、ムスコもムスメも帰省していて、いわば「マンパワー」で何とか移動を乗り切った感じであった。車椅子は家の外も中も思いの外使えず、歩行器でほとんどのことをやった。段差は前日練習した要領で、いちにのさんで持ち上げ、トイレにもやったことのない横歩きを駆使して行った。立ち上がりに必要な手摺はなかったがこれも歩行器で代用した。それでも見守りは必要で、今回はムスコやムスメやヨメさんが代わる代わる近くにいたからできたというのはあるし、儂が用事で片付けしている間、3人はスロープや車椅子を操作して玄関までどういう形で車椅子を移動させるか「実験」していた。ヨメさんは勿論、ムスコやムスメも一緒になっていろいろと考えてくれているのが何より嬉しかった。

食事は儂のリクエストでジャンクフード。

そして夜もひたすら肉を食らう。完全に病院食で野菜が多い反動。ムスメの土産もつつきながら「これは酒よなあやっぱ」と会話もできた。

勿論、犬たちとも再開した。
夢のような5時間だった。迷ったのが嘘のような、良い時間だった。

次は外泊に向けて頑張らねば(※ここまでのイメージ図は「ハチ参る(遠藤淑子)」です)。

大晦日、昨日の余韻を想いつつ、今年最後のリハをしています。雨のため、久々のリハ庭ではなく病室待機。
いろいろあった、なあと。お通じは年を越しそうです。